うちの夫もあと数年で定年を迎えます。
「夫源病」という言葉があるように、夫が定年になってずっと家にいるようになると、心身ともに病んでしまう妻もいるとのこと…。
実際に、内科の開業医のもとで看護師として働いている友人に聞くと
と訴えて、毎日のように病院に通ってくる高齢女性がいるのだそうです。
また、先日も電車の中で
と、友人と思われる女性に延々と訴えている50代くらいの女性を見かけました。
そう、夫の定年後の生活は妻にとって、大問題なのです。
ですから、私はすでにそのためにいくつか対策法を考えています。
そこで、今回は夫の定年後に私が考えている「夫源病」対策についてご紹介します。
目次
まずは家事の分担から
妻が夫にいら立つ原因の最たるものは「夫が家事をしない」
これに尽きると思います。
うちの夫も亭主関白だった義父を見て育っているので、まったく家事をしません。
一方、私も在宅ワーカーはいえ、そんなに大きく仕事にウエイトを置いているわけではなく専業主婦的な側面が大きいので、それは大目に見てきました。
しかし、定年後はフィフティー・フィフティーです。
さらに、うちの夫は大変ストレスフルな仕事をしており「定年後はもうその仕事から離れたい」という強い希望を持っているので、働かない可能性大です。
となると、平和な家庭を維持するには、夫に家事を分担してもらうことから始めなければなりません。
そこで、私が考えているのが、
という方法です。
夫は料理自体、まったく作ったことがないので「料理」は私がやり、「食事後の後片付け」は夫にやらせる予定です。
また夫は「洗濯」もしたことがなく、夫に任せると大切な服がどんな状態になってしまうのか不安なので、これも私がやります。
そして「掃除」は夫に担当してもらう予定です。
夫が掃除機をかけている姿を見たことはいままでに10回もないくらいですが、やればできるでしょう。
また、たまの休日に私が外出している間に、なぜかピンポイントで茶渋がついて汚れていたティーカップの茶渋をきれいに落として洗ってくれていたり、油でギトギトになっていたやかんをピカピカに磨いてくれていたりします。
だから、掃除は何とかやれると踏んでいます。
ただ、ここで私が「あなたは○○をやってね」とこちらから提案してしまうのはNGです。
そうしてしまうと、夫側からすれば「妻に押し付けられた家事」となってしまいます。
そこで、私はある程度の結果はわかっていても
と、本人に選ばせるつもりです。
たぶん、夫は私の予想通り家事の中で「食事後の後片付け」と「掃除」を選んでくるはずです。
そして、家事の分担について納得さえしてくれれば、私は少々部屋が汚れていようが夫の担当分野にはあまり口出しせず、本人の裁量に任せようと思っています。
「男の料理教室」に行かせる
料理は私が担当するにしても、夫にはまず「男の料理教室」に行ってもらおうと考えています。
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その理由としては
2. 料理を作るということが、どのくらい大変なのかを身をもって知ってほしい。
そして、それによって、そんな大変な家事を担当している私をサポートするためにも、自分が担当している家事を頑張ろうという気になるのではないか。
3. 「男の料理教室」には、料理好きの男性も混じっているはずである。
世の中には料理ができる男性がいるという事実を目の当たりにしてほしい。
ちなみに、私が夫に行かせようともくろんでいるのは「ベターホーム」の「お料理入門コース・男性クラス」です。
月1回(全6回)で受講料は2万3,100円です。
(2018年現在はベターホーム55周年特別価格で1万9,800円。)
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月1回で上手になるとは思いませんが、とにかく料理の基本と大変さだけわかってくれたらいいと考えています。
なるべく一緒にいない
在宅ワーカーの私が家で仕事をしているときに、夫に周囲をうろうろされると私もちょっとイラッとするはずです。
ですから、働かないで家にいるならなるべく外に出てもらおうと思っています。
そして、そのための行き先としては「スポーツジム」と「図書館」を考えています。
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定年後の男性が最も多く集う場ですよね。
同じ仲間がいると思うと夫も心強いでしょうし、夫がいることで必要となる光熱費も節約できます。
また、スポーツジムはお金がかかりますが、たとえば、メガロスを例に挙げるとウィークデーのみの契約なら月額7,500円です。
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しかも、メガロスの場合、店舗によってはジャグジーバスやサウナも使えるので、そこでお風呂に入ってきてくれたら、さらに、光熱費が節約できます。
実際、退職後、スポーツジムに通っている人の場合、お風呂はスポーツジムで済ませてしまうという人が多いそうです。
だから、夫婦でスポーツジムに通っているおうちのお風呂はいつもきれいなのだとか…。
お風呂は光熱費がかなりかかるので、これもひとつの節約法ですね。
まとめ
これが、数年後定年を控えている夫に対して私がひそかに練っている計画です。
実際に、この通りに行くかどうかはわかりませんが、お互い健康に仲良く過ごしていくためにも賢さや知恵は必要です。
ぜひ、夫と相手に望むことを冷静に話し合い、仲良く老後を過ごしていきたいと思っています。(執筆者:桜田 園子)