人生で一度しかないかもしれない喪主の務め。
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大事な故人様の葬儀を後悔なく進めたいけれど、どの葬儀社にお願いしていいか分からないですよね。
2040年の死亡者数のピークに向けて、葬儀社の新規参入はあとを絶ちません。
インターネットを見ても多くの葬儀社が、
「わが社が一番まごころがこもっていますよ。」
と謳っています。
少しでも後悔のリスクを減らすにはどうしたらいいのか、葬儀社選びのポイントをまとめました。
目次
1. 葬儀の満足度は、立地や設備や費用よりも「人」で決まる
葬儀は、商品という実態のある「モノ」を買うのではなく、葬儀という儀式、つまり「コト」の手配や進行を依頼するものです。
だからこそ、葬儀の満足度は「人」で決まります。
もちろん、会館や祭壇や費用も大事な要素です。
しかし、おそらく葬儀を終えたほとんどの人は、祭壇や会館ではなく、葬儀で集まった人同士がどんな話をしたか、だれが来てくれたかなどの、「人」にまつわることを思い出します。
そして、その「人」の中には、もちろん葬儀社スタッフも含まれます。
とは、葬儀後に多くの喪主が口にする言葉です。
てきぱきと動いてくれて、何よりもこちらの気持ちに寄り添ってくれる誠実なスタッフ、あるいは葬儀社と出会えるかが大切です。
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2. 現地見学会や事前相談に参加しよう
葬儀はいつ起こるか分かりません。
もしもあなたに時間的余裕があれば、会館の現地見学会や、事前相談などに参加しましょう。
葬儀の流れや仕組みなどを事前に知っておくことで、いざ本番での精神的負担はかなり軽減されます。
また、その葬儀社の印象を事前に推し量ることができます。
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3. できれば3社程度を比較する
複数の葬儀社を比較検討しましょう。
葬儀社には、自社式場を保有している業者としていない業者があります。
自社式場はその葬儀社しか使用できませんが、誰でも使用できる貸し式場であれば、さらにエリアを広げて葬儀社探しができます。
(東京周辺だと1都3県をエリアにしている業者はたくさんあります。)
3社程度を比較するのであれば、タイプの違う葬儀社を選ぶことをおすすめします。
それぞれに一長一短があるからです。
●幹線道路沿いなどにある大手の葬儀社
●インターネットで気になった葬儀社
4. 相見積もりで費用を抑える交渉を
葬儀社からすれば、ライバルよりも早く顧客を囲い込みたいのが本音です。
事前相談の中で、もしも見積もりが出せるほどに詳細を決められるのであれば、相見積もりをすることで費用を抑える交渉に持ち込めるでしょう。
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不幸が起きてからでは時間的に余裕がないために、複数社を比較するのは困難です。
だからこそ、元気なうちに葬儀について考えておくのが賢明なのです。
5. 親戚や友人などの口コミ情報を入手しよう
あなたのまわりにすでに葬儀の喪主を務めたことがある人がいれば、その人に相談してみましょう。
ホームページにせよ、事前相談にせよ、見積もりにせよ、すべてはその葬儀社が自社を謳っているものばかりです。
すでに喪主を経験したことのある人の目線はとても貴重です。
もちろん、印象の受け取り方には個人差がありますが、判断基準のひとつにしてみてもよいでしょう。(執筆者:五十嵐 信博)