目次
進歩するがん治療

最近テレビでは芸能人の方ががんで亡くなるとい悲しいニュースが増えているように感じます。
ただ、その裏ではがんを経験されても元気に芸能活動をされている方も多くいらっしゃいます。
それはがんの治療が以前と比べて進歩している事を表しているのかもしれません。
当然のことながら、その治療の進歩に合わせてがん保険も次々と新しくなっています。
今回はそんな中でも自分にピッタリのがん保険を選ぶためのポイントを3つに絞ってお伝えしたいと思います。
1. がん診断給付金を重視して選ぶ
がん保険の常識としてだいぶ浸透してきていますが、がん診断給付金といってがんになったら〇〇万円という一時金が受け取れる保障があります。
がん3大治療と呼ばれる
・ 放射線
・ 抗がん剤の治療
はがん種類や進行状況によって選ばれる治療が異なります。
近年ではそれらのがん治療も以前と比べて入院が短くなり、通院が増えているという実態があります。
つまり、がん保険は入院や手術などの保障ではなく診断給付金でまとまった一時金を受け取り、必要な用途にそれぞれが自由に使えるというのがポイントとなっています。
治療費以外にもがんで働けなくなった時の収入減の補填にも使える上に、保険の手続きが1度でいいといったメリットがあります。
2. 何度も受け取れる給付金

ここで診断給付金の保障を選ぶ上で気を付けたい点があります。
この診断給付金は再発した場合でも2年に1度診断金を受け取れるようになっているものが多く保険会社や販売員もそれを売り文句にしています。
ですが、がんの再発の約8割は2年以内に発症すると言われているので実際使えるかどうかというと少し微妙な所があります。
保険会社によっては支払いが1年に1度だったりする所もあるので、数社から選ぶ際にはその点を注意して比較されてみてください。
ほとんどの保険会社では初めてがんになった時の1回きりですが、初回一時金といった名称で保障を何度も支払われる診断給付金に比べて比較的安い保険料で保障を上乗せし、再発や検査費用にあてる事ができます。
3. 保険料の払い込みは終身
保険料の払い込みは基本的には終身払いを選びましょう。
保障は一生涯だけど現役時代の60や65歳までに先払いして払い込みが終わる支払い方法もありますが
最初に説明したように、がんの治療と保険は日々進化しています。
最近ではノーベル医学・生理学賞を受賞された本庶氏も関係していて話題となっている免疫療法が先のがん3大治療に続く、がんの第4の治療として期待を集めています。
今はよくてもがん治療の進化に合わせて、今加入しているがん保険を将来見直すということも十分にありえます。
その時に先払いしていた保険料はもちろん戻ってきません。
がん保険の場合は見直しのやりやすい終身払いや、割り切って保険料の安い10年間だけの定期型なども検討するのもいいかもしれません。
見直しも考慮して「がん保険」に加入

将来見直しの可能性もありますが、現段階でさまざまな用途に活用できる診断給付金や初回一時金等の保障を選ぶことがシンプルかつ合理的ながん保険の選び方だと考えられます。
ご家庭の状況によって必要な保障額というのは違いますので、じっくりご自身の家計や家族状況などを考慮して、ぜひご自身にピッタリのがん保険を選ばれてください。(執筆者:西田 凌)