思い当たる人は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、貯蓄ができない自分はダメだと思ってしまうのはちょっと待って下さい。
実はこれは人間としては当たり前の行動で仕方ない部分があります。
目次
ついついお金を使ってしまうパーキンソンの法則とは
パーキンソンの法則という言葉は普段日常で耳にすることは少ないですが、実は貯蓄をするだけでなく普段の生活の上で非常に重要な法則ですのでぜひ知っていて欲しい法則です。
このパーキンソンの法則によれば
と言われています。
つまり、手に入れたお金はあるだけ使ってしまうという事です。
ですので何もしなければ人間はあるだけのお金を使ってしまうものなのです。
ただ、そうは言ってもそのままでは問題がありますので、この法則を知った上で上手に付き合っていく必要があります。
収入が上がった時に気を付けたいポイント

では収入が上がった場合、貯蓄が思うようにうまくいかない状態に陥ってしまうのには具体的にどんな時か3つご案内したいと思います。
(1) 大きな支出が増える
物を買う時に収入が上がる前に比べていいものを買いたいというのは当然の事だと思いますがなんでもかんでも高いものを買ってしまうとその購入費用に加えて、その後発生する維持費などのコストに目がいかなくなりがちです。
自動車の購入で言えば軽自動車から普通車に買い替える場合に購入価格も増える上に、税金やガソリン代、自動車保険料等も上がります。
大きな支出の前にはしっかりその後の維持費やコストも考えて購入するようにしましょう。
(2) 見栄を張る
収入があがって今よりちょっといい物件に引っ越すとした場合、今までよりも近隣の方のさまざまな水準も上がっている事が多いです。
例えば生活水準はもちろん教育水準も上がり子供の習い事や塾通いにお金を掛ける人も多いかもしれません。
あっちの家はこう、こっちの家はこうだからと身の丈に合わないのに見栄を張ってしまう事があります。
そうならない為にもそれが本当に必要なものなのかいったん立ち止まって考えてみる事が必要です。
(3) 節約に疎くなる
収入が上がる前にはあれだけ気を付けていたこまめな節約なども少しずつ鈍感になっていく傾向があります。
その証拠に年収の高い人程なにに使ったかわからない使途不明金が高い傾向にあるそうです。
収入が多いところはお金の出入りも多いので多少仕方ない部分もあるかもしれませんが、きちんと家計簿を付け振り返りをし家計管理をしていく必要があります。
さいごに

以上収入が上がった時に気を付けたい3つのポイントをご紹介しました。
大きな買い物はもちろん日々の買い物の時に先に紹介したパーキンソンの法則と合わせてこのポイントを思い出し将来に向けてしっかり貯蓄していってもらえればと思います。(執筆者:西田 凌)