毎月の家計を、現金払いだけ、もしくはクレジットカード払いだけで管理していませんか?
家計をもっと効率的に、そして簡単に管理したいと感じていたら、どちらかの支払い方法だけにこだわる必要はありません。
現金払いとクレジットカードそれぞれのメリットを知ったうえで、家計に合わせて上手に使い分けてみましょう。
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目次
現金払いとクレジットカード払いを使い分けるメリットとは?
まず、現金払いとクレジットカード払いのメリットとデメリットを見てみましょう。
現金払い
現金払いでは、財布のなかの残金や口座残高を意識しながら、日々の支出を調整できます。
しかし、レシートなどを失くしてしまうと何にお金を使ったのか分からなくなってしまいます。
また高額な買い物を即決することが難しくなる一面もあります。
クレジットカード払い
クレジットカード払いでは、利用金額に応じたポイントを獲得できるだけでなく、計画的な利用であれば思いきって高額な買い物ができます。
利用明細書を確認すれば、いつ、何にお金を使ったのか把握できるのも大きなメリットです。
一方で、「お金を使っている」という意識が現金払いよりも薄くなってしまうため、つい買い過ぎてしまうリスクもあります。
現金払いとクレジットカード払いをうまく使い分けることができれば、お互いのデメリットをカバーしながら、同時にそれぞれのメリットを得られます。
双方のメリットをしっかり感じられるように支払方法にもメリハリをつけながら、上手に使い分けるよう心がけてみましょう。

あらためて確認! 現金払いの費用とクレジットカード払いの費用
(1) 流動費は現金払いがおすすめ
・ 食費
・ 日用品費
・ 医療費
・ 雑費
などの流動費は、現金払いがおすすめです。
毎月多少の変動はありますが、流動費は、家計のなかでも比較的現金で管理しやすい特徴があります。
使いすぎたときにすぐに気付くことができるので、支出の管理がしやすくなり、節約意識も高くなります。
(2) 固定費や高額な買い物はクレジットカード払いがおすすめ
・ 家賃
・ 保険料
・ 公共料金
などの固定費や高額な買い物は、クレジットカード払いにしておくとよいでしょう。
固定費は月々の金額が大きく変動することがないので、クレジットカード払いのほうが管理しやすくなり、クレジットカードのポイントも貯まりやすくなります。
また、高額の買い物をする時も、クレジットカード払いがおすすめです。
ただし、クレジットカードではつい気持ちが大きくなって、予算オーバーしてしまうこともあるので、事前に予算を決めて計画的に買い物をするようにしましょう。
上手に使い分けるポイントは、「管理しやすく、節約しやすく」
家計の支払で現金払いとクレジットカード払いを上手に使い分けるポイントは、
です。
最初に使い分けのルールだけしっかり決めておけば、現金払い、クレジットカード払いのどちらかにこだわることなく、健全な家計管理ができます。(執筆者:花見 結衣)