2019年はキャッシュレス決済、とりわけスマホ決済元年と言われています。
これを機にスマホ決済デビューしたいお子さんもいるかもしれませんが、親からしたら
と思っているのではないでしょうか?

この記事では、お子さんがスマホ決済をする際に気になる
・ 使いやすさ
・ 使い過ぎ防止
・ セキュリティ
の3つの観点から、
・ 楽天ペイ
・ Origami Pay(オリガミペイ)
・ LINE Pay(ラインペイ)
・ PayPay(ペイペイ)
という5種類の主要なスマホ決済を徹底比較したいと思います。

目次
使いやすさNo,1「LINE Pay」

まずはお子さんでも簡単に使えるか、支払い方法の種類が豊富かについて見ていくと、総合的に最も優れているのは「LINE Pay」といえます。
支払い方法の種類が多いのはもちろんですが「請求書払い」ができるのが大きな特徴です。
ネット通販を利用して即時決済しても、商品が届かないのを心配する方もいます。
請求書払いを選択すれば商品が届いてから支払えるので安心です。
また友達同士で割り勘ができるのも、LINE Payの大きな特徴です。
Apple Payは支払い方法こそ少ないものの、タッチするだけで支払いが完了しますし、ポイントカードなどをアプリ内に収納ができるので、紛失のリスクも高くありません。
使い過ぎ対策では「PayPay」が最も効果的!

スマホ決済だとお金を支払っている感覚に乏しくなり、お子さんのお金の使い過ぎが心配になりますが、使い過ぎ対策が最も効果的なのは「PayPay」です。
PayPayでは、キャンペーンの際に不正利用があったために、その対策として利用限度額に大幅な制限を設けました。
クレジットカード決済の場合、24時間で2万円、30日で5万円を上限としていますので、不正利用対策が結果的に使い過ぎ対策にもなった格好です。
Origami Payは1回100万円と上限は高いので使い過ぎが心配ですが、紐づけにしておく銀行口座の残高を少なくすれば残高以上の利用ができないため、デビットカードのような感じです。
LINE Payの場合はチャージ上限ですが、本人確認がない場合にはチャージ上限が10万円に制限されます。
セキュリティは「Apple Pay」と「LINE Pay」が充実!


不正利用防止など、セキュリティ全般で最も充実しているのは「Apple Pay」です。
Apple Payでの決済時に、端末固有の番号と独自の取引コードを使用するため、端末やAppleのサーバーにもクレジットカード番号は一切残りませんし、Apple Pay内にも本人を特定できるような決済情報を保存しません。
万が一、iPhoneやApple watchが紛失・盗難の被害に遭っても、「iPhoneを探す」を使えば端末を紛失モードに切り替えることで、Apple Payの使用を一時停止することが可能です。
また、Apple IDにサインインして端末内の情報を遠隔消去すればApple Payのデータが削除されるので、不正利用もできません。
Apple PayとPayPay以外の3種類のスマホ決済では、クレジットカード会員のデータを安全に取り扱うためのカード会社のセキュリティ基準「PCI DSS」に準拠しています。
LINE Payでは、情報セキュリティの国際規格である「ISO/IEC 27001」も取得しており、加えて第三者による不正利用があった際には10万円/1事故を上限に補償してくれるサービスがあります。
子供に持たせるならば「LINE Pay」か「Apple Pay」がおすすめ!

・ 使いやすさ
・ 使い過ぎ防止
・ セキュリティ
の3つの観点から、子供に持たせるべきスマホ決済を分析したところ、「LINE Pay」か「Apple Pay」が総じて高評価でした。
PayPayは使い過ぎ防止には効果的ですが、セキュリティ面で心もとないです。
Origami Payは若干使いにくい感がありますし、楽天ペイは使い過ぎに目を光らせる必要があります。
お子さんがスマホ決済を導入する際には、「使いやすさ」、「使い過ぎ防止」、「セキュリティ」以外にも、使えるお店やポイント還元、キャンペーンやサポート体制などさまざまな観点がありますので、総合的に判断して選ぶようにしましょう。(執筆者:角野 達仁)