資産運用に興味はあるけど、長期投資するだけのまとまったお金がなかったり、リスクが怖くて躊躇している方は大勢います。
今回はそんな方のために、1日100円我慢するだけで200万円の長期投資のメリットを享受する方法を紹介します。
コンビニでジュースを我慢するだけで、誰でも今すぐ始められますよ。
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目次
架空配当分を自ら再投資
長期投資の最大の恩恵は配当です。そして、配当の再投資による複利の力を味方につけることは、資産を築く方法としては王道中の王道と言えるでしょう。
もちろん、これを実行するためには最初の投資元本が必要です。しかし、投資元本がなくても、この長期投資のメリットを享受することはできます。その方法は再投資分の配当を自ら用意することです。
架空の投資元本の配当分を、自ら用意して再投資することによって、長期的に架空元本から得られる再配当の複利のメリットを享受することができます。
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投資対象が値上がりしなくても資産は膨れ上がる
例えば、200万円の投資元本を用意して、30年間再配当を繰り返したとしましょう。
配当は平均1.8%として、30年間投資元本の価値は全く変動しなかったと仮定します。(長期的に資産価値は上昇しやすいですが、今回は配当の話を分かりやすくするため)
200万円の年間配当は3万6,000円となり、翌年からは再投資した3万6,000円にも配当が発生します。これを繰り返すと、30年後には341万5,571円まで資産は膨れ上がります。
30年間投資対象が全く値上がりしていなくても、これだけ資産が増えることを考えれば、いかに再投資の複利の力が大きいか理解していただけると思います。
複利の効果で定期預金より圧倒的に有利
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200万円の年間配当である3万6,000円は、1日100円我慢すれば十分用意できる金額です。
翌年からは、前年まで投資した分には配当がつき、これを繰り返すことで30年後には141万5,571円まで資産を増やすことができます。
実際に自分が投資した金額は104万4,000円となり、37万1,571円が配当で得た利益になります。利回りは35.59%となり、定期預金と比べて圧倒的に有利です。
もちろん価格変動リスクはありますが、最初の投資元本として200万円を用意する必要がない(初期元本のリスクがない)ことを考えれば、魅力的な方法と言えるでしょう。
まとめ:長期投資の第一歩
今回紹介した方法は、価格変動リスクや投資対象のETFによって端数が発生するなど、完璧に実行することは困難です。その点では、数字遊びと言えるでしょう。
ただ、お小遣いの一部や、禁煙から得られる余剰金など、大きなリスクのない身近なお金で、長期投資の本質に触れることができる優れた手法です。
実際に数年経験することによって、短期的な値上がりだけを追い求める投機とは全く違った感覚を得られることでしょう。
そして、この経験が本格的な長期投資への第一歩となり、将来の資産形成に大きく役立つはずです。(執筆者:三田 亮)