フリマといえば、最近はフリマアプリのほうが話題になりますが、地域のショッピングセンターなどで実際に行われているものもあります。
「こんなものまで?」というくらい、いろいろなものが格安で売られていて、見ているだけでも楽しいし、品物を手に取って見定められるのもいいところです。
そんなフリマでしっかり得をするために、筆者が心掛けている3つを紹介します。
目次
1. フリマ出店者は玉石混交
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リアルフリマの良さはブラブラ見て回った中から掘り出し物が見つかること。
出店者は
・ 家庭の不用品を手放したい一般の方
・ 趣味で作ったハンドメイド品を売りたい方
・ 卸関係のプロの方
までいろいろです。
まずは「フリマ=市販より安いものが買える」とは限らないことを念頭に置きましょう。
例えば、「バッグ市販価格2,900円のところを1,000円」という商品がありました。
でもそれらのバッグはショッピングモールなどでも同じように「バッグ市販価格2,900円のところを1,000円」で売られているのを見たことがあるものでした。
つまり、元から1,000円です。
もちろん、気に入れば買えばいいのですが、「フリマで安く買った」というお得感はありません。
業者さんなので、今日売れなくてもまた他の場所や日時で売れればいいという雰囲気があり、値引きもほとんどありません。
掘り出し物を見つけるためには、誰がどんな意図で売っているかを考えるといいかもしれません。
「今日持ってきたものを持ち帰りたくない」というような不用品処分を目的にした一般の方などは、大幅な値引き交渉にも応じてくれやすいです。
2. 目利きには情報が不可欠
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リアルフリマでの目利きは、ブランド品や骨董品などの真偽や品質を見定めるのとは違います。
「その商品は自分にとって本当に価値があるのか」
を見定めることです。
先ほどのように、どこでも同じ値段で売っているものを、さも値下げをしたかのように売っている場合もあります。
「今」買わなくていいのに「安くなっているから」と購入して、同じものが常設店舗で同価格やもっと安価で売られているのを見るのは結構ショックです。
また、ジャニーズ系のアイドルグッズが格安でいろいろと販売されている会場もありました。
あるアイドルの絆創膏は10枚50円。
お店の方が「ネットでは高く売られているそうですよ」というので、スマホで調べてみると、フリマアプリで新品未開封品が1,000円で売られていました。
え?200倍?
10セットも買えばいいお小遣い稼ぎになったのかもしれません。
でも転売目的で購入し販売するには「古物商許可」が必要なので、筆者はやめておきました。
無許可で古物商と同じことをすると
です。「知りませんでした」では通りません。
小遣い稼ぎのうまい話には注意したいものです。
自分の不用品を売るだけなら古物商許可は不要です。
知らなくて損をしたり、無意識のうちに犯罪に関わったりしないよう、日々、あらゆる面での情報収集を心掛けたいです。
3. ムダなものをつい買わないために、商品の利用度をしっかりイメージする
リアルフリマのデメリットは、安さに釣られて普段なら買わないような微妙なモノに手を出しやすいです。
今回、筆者が危なかったのは、「賽銭箱型の貯金箱」(100円)、子どものヘアゴム(100円)、ミニオンのヘッドレスト(100円)。
娘がミニオン好きなのでヘッドレストには特に惹かれました。
そして、元々100円のものを「2つで100円でもいいよ」との声にグラッっとしました。
しかし……3日後には子ども部屋の隅に追いやられている様子が簡単に想像できたので、買うのはやめました。
あとで「何でこれを買ったっけ?」と思わないためにも、帰ってからの家の中での活用法をイメージするのは大切なことです。
他にも雑誌の付録ばかりを300円で売っている業者さんがいました。
筆者はサザビーのモノグラム柄のバックにかなり惹かれましたが、結局エコバックになるだけかなと思って、こちらも買いませんでした。
無駄なものを買わない精神
リアルフリマには罠があります。
本当に気に入った、利用価値のあるものだけを買うためにも「わぁ、これいいなぁ」と思ったら、お財布を開くまでに一呼吸おくことをおすすめします。
フリマアプリも楽しいですが、リアルフリマでの「もう一声!」や「これ、おまけになりませんか?」という値引き交渉も楽しいです。
今回の筆者の掘り出し物は、ポンパレにて2,280円で売られていたキーケースです。
メルカリでは600円~1,500円でしたが、新品未開封品を50円で手に入れました。
みなさんもぜひ掘り出し物を見つけてください。(執筆者:那波 りよ)