今秋には、とうとう消費税10%!という話が進んでいます。
支出はさらに膨らみ、貯金するには相応の覚悟が必要になりそうです。

実は筆者自身、貯める体制に向かうには大変苦労しました。
悩み続けてようやく見つけた、貯蓄のために心がけている5つの思考と対応策をご紹介します。
目次
1. あきらめない

貯蓄を目指す多くの人が節約に勤しむように、筆者も常に使いすぎないように心がけていました。
けれどもいざ貯金となると「所得が多くないから」とか「教育費がかさむから今は無理」とあきらめていたのです。
あるとき
という記述を見つけて、目からうろこ、考えを改めました。
と自分で自分を叱咤激励です。
人はあきらめてしまうと、情報を得ようとする意欲までがなくなります。
以来家計簿を何度もバージョンアップさせ見直し続け、少しずつですが、効果がでるようになりました。
あきらめない、それが第一歩です。
2. 我慢しない

貯金しようとするとまず、何をやめるか、またどれを安くすませるか、自制する方向に進みやすいです。
しかし筆者ががっつり検討するのは、やめるものではなく、むしろ買う物です。
購入前に、何であろうとしっかり吟味します。
常に必要な日用品や食品だけでなく、洋服、携帯、車、子どもの進路までです。
とはいえ、安いものを全否定するわけではありません。
筆者は100均も大好き、お気に入りの商品もあります。
安いから買う、高いから買わないではなく、悔いなくお金を使えるか考えます。
せっかく一生懸命働いて得た収入を使うのです。
他に低価格な代替品があったとしても、我慢してまで妥協したくないと思いませんか。
購入を決めたら、徹底的に情報を集めます。
今の世の中、物を安く手に入れる方法はいろいろあります。
ちらし、アプリ、キャンペーンなどなど。
昨年来話題のPayPayなら、5月31日まで(原資100億円が無くなれば終了)上限1,000円購入額の20%が還元されます。
さらに、ポイント還元率の高いクレジットカードで生活費の多くを決済すれば、ポイントだけで日用品を購入することもそう難しくはありません。
また、金額が大きい大学の教育費も近年では、給付型の奨学金が学内で準備されていることがあります。
どうしても欲しいから、より安く手に入れられる方法をきっちり探索します。
我慢しないかわりに、丁寧に支払います。
3. ムダは徹底的に削る

納得できれば支払いは躊躇しませんが、無駄なことには1円だって払いたくはありません。
そのため、携帯や保険などプランのある契約は定期的に、家族のライフスタイルに変更があればもれなく見直します。
何が我が家に必要かを絞り込み、とりあえず不要な物は全削除します。
その後体験してみて使い勝手が悪いと判断したなら、改めて契約を変更します。
4. 適正な数を決めて、ブレーキをかける

現代の多くの商品は、丈夫で高品質です。
洋服などは、破れたりほつれることもそうそうありません。
新しいものを買う前に、まずは手持ちの物を見直しましょう。
衣類や日用品、加えて交際費などは、タンスのこやしにならない適正な数や金額を決めておくと歯止めになります。
また食費は、安く買って金額を減らすのではなく、食べきることを意識します。
買い物に行く前、今一度在庫をチェックすることで食費にかける予算の見直しにも役立ちます。
美味しく頂くためにも、適量を把握しましょう。
5. 予算と残金を意識する

極論、何に使っても貯蓄を引いた金額で1か月暮らせれば大丈夫です。
人は毎月同じ暮らしをしているわけではありませんから、交際費の多い月や外食に出かける日があって当然です。
さらに言えば、月途中の予定外の出費も珍しくありません。
そんなとき、支出のブレーキになるのが予算です。
使いすぎたら残高からどう仕分け直すか、都度修正を繰り返します。
筆者は家計簿をつけるより、予算を見直すほうに時間を割きます。
使ってしまったら、細かな明細は気にしません。
貯金は自分の意識次第
貯金は、いつからでも自分の意識次第で思うようにはじめられます。
お金に振り回されるのはご免こうむりたいからこそ、しっかり家計と向き合ってコントロールしていきたいです。(執筆者:吉田 りょう)