生活費を節約するのに一番手っ取り早いのは「食費」です。
ひと月の食費をいくら使うのかは家庭によって差がありますが、筆者は夫婦2人、結婚式前に節約生活をしていた時に、1か月1万円以下で生活していた時がありました。
一番節約できた時は、月8,000円を実現したこともあります。
「食費1万円」と聞くとかなりハードルが高いように感じますが、いろいろと工夫をすれば達成するのも案外難しくはありません。
ここでは、筆者が実際に実践していた10のことをご紹介いたします。

目次
1. 外食をしない
食費を大幅にカットするためには、食事のすべてを自炊にすることが大切です。
たとえランチだとしても、夫婦2人で外食をしたら1,000~2,000円の出費です。
1か月の食費を1万円に抑えるとなると、週あたりの予算は2,500円ほどなので、外食は避けましょう。
2. 買い物をする時は、予算分のお金とポイントカードのみ持参
スーパーへ買い物に行くときは、食費用の財布に予算分だけのお金とポイントカード、そしてマイバッグだけを持っていきます。
お金がなければ、必要なものしか買えないので、無駄買いを防止できます。
3. カートではなく買い物かごを使う!

楽に買い物ができるので、ついカートを使ってしまいたくなりますが、そこは手持ちのカゴを選びましょう。
カートの場合、重さが感じられないので、ついたくさん買ってしまいます。
その点、手持ちのカゴなら、商品をカゴに入れると重くなるので、どれくらい商品を入れたかが感覚でわかりますし、買いすぎが抑制できます。
4. スーパーへ行ったら「見切りコーナー」へ一直線
筆者が食費1万円でやりくりしていた時は、「広告の品」や「お買い得品」には目もくれず、見切り品コーナーの食材をフル活用していました。
見切り品は、賞味期限が近いものや、すぐに消費しなければならないものが置かれているので、半額以下で購入できることが多いです。
5. 閉店間際のスーパーへ行き、「半額商品」をゲットする

スーパーにもよりますが、閉店1時間前くらいになると、その日売れ残っているお惣菜や生鮮食品に「半額」の赤札が張られます。
その商品を狙えば、1,000円でも昼間より倍の買い物ができるので、週1で通っていました。
筆者の経験上、雨や雪など悪天候の日は、客足も少ないからか半額商品が大量に購入できる確率が高いです。
6. 食材のほとんどを冷凍保存
見切り品や半額の赤札商品は、基本的にすべて冷凍保存をしてストックしておきます。
買い物へ行く手間が省けるので、その分無駄買いが防げますし、賞味期限ギリギリの食材でも保存期間を延ばすことが可能です。
7. 食卓の「彩り」を気にしない
インスタグラムやレシピ本のような、見た目もキレイな彩りの良い食事は目指しません。
彩りを気にすることで、添え物となる野菜やスパイスなどを購入しなければならないので、食費が高くなってしまうからです。
ミニトマトやバジルなど、メインではなく、彩りとして必要な食材を購入しないと割り切ることで、無駄な食費を削減できます。
8. 食材のすべてを「底値」で購入する
食費を月1万円まで抑えるには、「底値を把握すること」が近道です。
ある程度の底値が分かると、販売価格を一目見て、高いか安いかが分かるようになります。
筆者は、底値商品の多い業務スーパーを活用し、底値で購入することを徹底していました。
9. 常備菜は基本作り置き
きんぴらごぼうや切り干し大根、ひじきの煮物など、常備菜は基本的に毎日作らず作り置きします。
毎日常備菜を作るよりも、ガス代や電気代の節約にもなりますし、たくさんの食材を購入しなくて済むので食費カットにもつながります。
一度に大量に作っておいて1食分ずつ冷凍しておくと、お弁当のおかずとしても重宝するうえ、時短にもなります。
10. 食材やおかずの使い回しをする

リメイク料理を駆使できれば、食費を1万円に抑えるのもそれほど苦にはなりません。
たとえば、挽肉と野菜のそぼろを作ったら、次の日はオムライスの具材として、その翌日はコロッケの具として使うなど、1つの料理の形を変えてアレンジする。
ミートソースを作ったら、ドリア、最後はカレーにアレンジするなどを実践していました。
食費の節約になるだけでなく、手間をかけずにおいしい食事が作れますので、一石二鳥です。
購入する量を減らすのではなく安く購入するべし
筆者が食費1万円を実現したのは、あくまでも夫婦2人、結婚式前に節約生活をしていた時のことです。
あまりにも節約を優先しすぎると、体調を崩してしまいかねませんのでおすすめできません。
ですが、購入する食材量を減らすのではなく、いかに安く購入するかということが大事です。
また、食材ロスを出さずに使い切ることも大前提です。
この節約術をうまく活用すれば、子供が2人いても、1か月2万5,000円で豊かな食生活を送ることができます。(執筆者:三木 千奈)