昔からお掃除アイテムとして使われている雑巾は、キッチンのお掃除には不向きです。
繰り返し使うと油汚れが繊維の奥までしみこんで取れなくなり、お掃除したはずがかえって油汚れをなすりつけてしまいます。
そこでおすすめなのが、使い捨てができる100均キッチンクリーナーです。
実際に使ってみると雑巾よりも油汚れが落ちやすく、非常に満足できるアイテムです。
今回は、主婦歴28年の筆者が100均キッチンクリーナーのメリット・デメリットについてお伝えするほか、筆者おすすめのキッチンクリーナーもご紹介します。
目次
100均キッチンクリーナーのメリット
100均キッチンクリーナーの最大のメリットはコスパの良さです。
・ 1枚あたりの値段は3.6~5.4円
でキッチンがきれいになります。
1日あたりの使用量はだいたい1~2枚ですから、1か月毎日欠かさず2枚使用しても108円~162円の安さです。
このコスパのよさはさすが100均です。
また、ほどよい厚みがある大きな不織布でお掃除しやすいことや、自然由来の重曹やクエン酸、セスキ炭酸ソーダなどがしみこんでいるのも推しポイントです。
台所の油汚れに強いだけでなく環境や体への影響にも配慮されている点で高く評価できます。
100均キッチンクリーナーのデメリットと注意点
最大のデメリットは、不織布がプラスチック素材である点です。
地域によってはプラスチックごみの処分が難しい場合もあるので、廃棄の際に注意が必要です。
自然由来の洗剤成分でも皮膚トラブルの可能性はあるため、ご使用の際は手袋を着用したほうが無難です。
多少ゴミが増えますが…
100均キッチンクリーナーの多くは大判サイズであり、1回に1~2枚の使用で済みます。
また、折りたたんで小さくできるので、それほど大きなデメリットではありません。
1. キッチンクリーナー(ダイソー)

数ある中から1つ選ぶなら、さまざまな用途で使える「オレンジ入り万能クリーナー」がおすすめです。
オレンジ万能クリーナーは木製品以外のキッチン掃除全般に使えます。
大判タイプで使いやすく、油汚れや水垢、食材や調味料の汚れもきれいに落ちます。
筆者は主に調理台やシンクまわりの掃除に使いますが、レンジまわりの油汚れを落とす効果もあります。
オレンジオイルの香りがさわやかで、使用感も上々です。
ただ、こびりついた頑固な油汚れの掃除には、後述する「油汚れクリーナー」がおすすめです。
2. 油汚れクリーナー(ダイソー)

筆者が現在最も重宝しているのがこちらの製品です。
研磨剤が入っていないのでガラストップのレンジにも使えます。
不織布に油汚れに強いセスキ炭酸ソーダがしみこんでおり、軽くふくだけで油汚れがよく落ちます。
筆者はガスレンジまわりの掃除のほか、調理した後フライパンの油汚れを落とす場合にも使います。
そうすることにより排水口によけいな油を流さずに済み、年1回排水溝の掃除もラクになります。
大判サイズなので1枚で十分汚れは落ちますが、固く絞ったマイクロファイバークロスで水拭きするとさらにきれいになります。
3. レンジ・冷蔵庫クリーナー(ダイソー)

電子レンジ・冷蔵庫用のクリーナーも厚手の大判で使いやすいです。
筆者はキッチン家電全般の掃除に使っていますが、汚れ落ちは非常に良好です。
電子レンジ内にこびりついた頑固な汚れもきれいに落ちます。
また、アルコール配合で高い殺菌効果が期待できます。
ただ、クリーナーに含まれるアルコールの割合が高いので、人によっては気分が悪くなったりアレルギーが出たりする可能性がありますので、注意が必要です。
また、調理家電は食べ物に直接触れる部分もありますので、念のため水拭きしてアルコール成分を取り除いた方がよいでしょう。
100均キッチンクリーナーはコスパがよく掃除時間の短縮にもなる
使いやすくて非常に汚れ落ちがよい100均キッチンクリーナーは非常にコスパがよく有能な台所掃除アイテムです。
長年台所掃除をしてきた筆者もおすすめできます。
また、雑巾のようにいちいち手洗いせずに済む分掃除の時間が短縮でき、面倒なキッチンの掃除が気楽にできる心理的効果もあります。
ぜひ試しに使ってみてはいかがでしょうか。(執筆者:大岩 楓)