リボ払いは毎月一定額を支払う返済方式です。
クレジットカード、消費者金融、銀行カードローンなどにあります。
定額なので利用しやすい反面、現在どのくらい借り入れがあるか分かりづらく、さらに金銭感覚が麻痺して使いすぎた結果、借金地獄に落ちるケースが見られます。
私もその一人ですが、リボ払いの借金地獄から脱出しました。
目次
現在の借り入れ状況・返済状況を把握する

まずはしっかりと現状を把握してください。
今の段階で、どこから、どのくらい借り入れがあるのか、です。
ショッピングをリボで利用しているなら、その金額も総額に加えてください。
「ショッピングは借金じゃない」という見方もありますが、リボルビング払いで利用しているという点は同じです。
次に、毎月の返済額を、もう一度しっかり把握してください。
どこに、どれだけ返済しているか、です。
借り入れが重なると、現実逃避により、借金から目を背けてしまうことがあるので、とても大切な作業です。
・ どこに、どれだけ返済しているのか
上記をもとに、「完済まであと何年かかるのか?」 が分かる借金シミュレーターを利用しましょう。
消費者金融がネット上で無料提供しているシミュレーターもあります。
今のままで現実的に返せるかどうか判断する

シミュレーターの結果を見て、現実的に返せるかどうかを判断してください。
リボ払いの金利は決して安くありません。
ショッピングで年利12~15%、キャッシングなら(利用額にもよりますが)年利15~18%が多いです。
それにも関わらず、毎月定額の支払いを続ければ、完済までの期間が長くなってしまいます。
期間を短くするには、途中で繰り上げ返済を考える必要がありますが、その余裕がなかったり、現実的に返済が厳しいという場合は、次にお話しする「任意整理」を検討してください。
任意整理で完済を目指す
リボ払いの完済が現実的でなければ、「任意整理」を考えましょう。
任意整理とは、個人再生や自己破産と違って、裁判所を通さずに和解を目指す交渉手続きです。
一般的な効果としては、利息がゼロになり、残った元本を原則36回~60回の分割払いで完済を目指します。
私も経験しましたが、任意整理後は毎月、着実に元本が減っていきました。
お話ししたように、リボ払いの金利は決して安くありませんので、利息がなくなるだけで、まったく違います。
ですから、「リボの借金地獄から抜け出したい」という場合は、任意整理も選択肢に入れましょう。
自分で任意整理を行うのは難しいので、専門家である弁護士や司法書士に相談するとよいでしょう。(執筆者:金村 甚吾)