重曹やクエン酸でのエコ掃除がはやっています。
「市販のカビ取り剤とどちらが落ちるの?」という疑問を持ったことはありませんか。
比較検証の結果を踏まえて、低コストで使い勝手の良いカビ取り剤をおすすめします。

目次
検証に使ったカビ取り剤価格表

市販漂白剤は優秀、きれいにカビが落ちます
検証手順
ラップを外した後、目地をブラシで20回ずつこすって、水をかけ水分をふき取ります。
(1) 粉末酸素系漂白剤は、水少々を入れて練ります。カビの目地に塗り込み上からラップをかけます。
(2) 塩素系漂白剤をカビの目地にかけ、ティッシュを貼り付け、その上から再度漂白剤をスプレーしてラップをかけます。
(3) 重曹は少量の水で練っておき、クエン酸小さじ1を水200cに溶かしスプレーボトルに入れ、クエン酸スプレーを作ります。カビの目地に重曹を塗り上からクエン酸スプレーをかけて、ラップをかけます。
検証結果
(※左の縦ラインが検証前、右のやや白いラインが検証後の目地です)



すっきり落ちたのは、市販漂白剤2件の1時間経過
重曹 + クエン酸の1時間はもともとの汚れが激しかったので、再度2時間で確認してみました。
しかし、漂白剤の2件に比べてすっきり感がない結果となりました。
酸素系漂白剤は練る手間、塗り込む手間がかかる、価格的に塩素系漂白剤の方がお手軽です。
この検証では、カビ落ち、使い勝手の良さで、市販塩素系漂白剤がカビ取りとしては優秀だという結果になりました。
おまけの発見
そして、思わぬところから低コストのカビ取り剤が判明しました。
カビを確保するために掃除をさぼっていたので、検証材料をかたづけながら、タイル磨きしていた時のことです。
残っていたクエン酸スプレーを使ってみたところ、目地のオレンジ色のカビがスルスル落ちて白くなっていきました。
つけおきなしで、スプレーしてすぐにブラシでこすります。
浅い黒カビも取れます。これは、普段の掃除に超おすすめです。重曹は不要です。
一袋持っておくと便利です
これまでの検証の結果から、頑固な黒カビは、検証で優秀だった塩素系漂白剤をポイント使いして、ガッツリ掃除の日に落としましょう。
そして日々の掃除には、エコなクエン酸スプレーを使いましょう。
【注意】クエン酸スプレーと塩素系漂白剤(カビキラーなど)は絶対に一緒に使わないでください。
危険な有毒ガスが発生する可能性がある「まぜるな危険」に当たります。
クエン酸は価格も安く、一袋購入すると長く使えます。
キッチンのシンクの掃除にも役立ちますので、クエン酸スプレーを作って常備しておくと便利ですね。(執筆者:佐倉 美弥)