そう言われてしまえば、ぐうの音もでない…、夫の無駄遣いに目をつむっていませんか?
接待や趣味も、何らかのかたちで仕事へとつながるなら、必要経費と捉えられます。
しかし、それも行きすぎてしまえば、妻としては不安になるものです。
今回は夫の無駄遣い防止はもう不可能、と思っている方への内容です。
無駄遣いをやめてくれない夫、もしくは、無駄遣いをやめたいと思っているご自身にも効果的な「無駄遣いを止める方法」をご紹介します。

目次
夫の無駄遣いを止めるのに説得は効果なし「別の方法」を探そう
夫に無駄遣いをやめてほしいと思っている方、やめて欲しければ話術テクニックを駆使して説得をしましょう。
しかし、言ってやめてくれるなら、苦労はないです。
無駄遣いは、お金を使う側からすれば「無駄遣い」とは思っていないものです。
そのため、いくら言葉で説得をしたところで「必要だから使ってるんだ」と返ってくるのがオチです。
耳で理解をしてもらえないのなら、目で理解をしてもらいましょう。
そして無駄遣いをしたくてもできない環境づくりをし、外掘りを固めていくのが、夫の無駄遣い防止に有効です。
(1) こまめな通帳記帳をする
「目で理解してもらう」方法のひとつとして有効なのがこまめな通帳記帳です。
頻繁に通帳記帳をすることで、どれだけお金が減るのか、忘れていた出費を確認させられます。
夫は自分で稼いだお金が、どこでどのように使われているのか、きちんと把握しているでしょうか。
頭の中では家賃、光熱費、食事、保険程度のおおざっぱな引き落とししか予想していない可能性もあります。
そのため、家計にまだ余裕がある、と勘違いをしてしまうのかもしれません。
通帳記帳は通帳だけあれば良いので、キャッシュカードや印鑑を持っていない妻でも記帳は可能です。
実際、どれだけ家計が火の車なのかをわかりやすく示す有効な手段だといえます。
(2) 近い将来を見せる
今はよくても子供が大きくなった5年後の家計はどうなるのか、現状の行き着く先を見せるのも大切です。
この方法の大きな目的は、「無駄遣いの一番の被害者は、妻ではなく子供」ということを見せつけるものです。
ハナから聞く耳を持ってくれないなら、ファイナンシャルプランナーに相談し、プロの目から見た厳しい未来を示してもらうのも効果的です。
いかに現状が厳しいかを知ってもらいましょう。
(3) デビットカードに切り替える

「おこづかい制にして」の意見を聞いてくれない夫の場合、デビットカードが有効です。
デビットカードとは、いわゆる銀行口座に直結したお財布のようなものです。
使用した瞬間に銀行口座からお金が引き落とされるため、クレジットカードのように懐にお金がないのに、物が買えてしまう心配がありません。
結局のところおこづかい制と変わらないのですが、おこづかい制よりも束縛感がなく、夫も受け入れやすい無駄遣い防止方法です。
「今、海外では現金やカード払いより、デビットカードの方が一般的なのよ」というワードをプラスすれば、夫も納得しやすいのではないでしょうか。
デビットカード口座には、ひと月に使える「お小遣い分」の金額だけを入れておきましょう。
(4) クレジットカードは使用メールが届く設定をする
デビットカードを嫌がりクレジットカードを使い続ける場合、カード利用時に妻のスマホにメールが来る設定にしておきましょう。
本来、メールサービスは不正利用のためのサービスであり、日本では一般的ではありません。
そのため、メールサービスを提供しているクレジットカード会社はまだ少ないです。
もし、夫のカードがメールサービスを提供している会社なら、すぐに申し込むと良いでしょう。
監視の目を光らせる、という意味もありますが、
という状況は、幾分かカードを使いづらくさせます。
(5) 自動振込を使う
無駄遣いばかりで貯金をしてくれないなら、強制的に貯金を実行するのもアリです。
夫の口座の自動振込を申し込み、強制的に預金口座へ貯金をしてしまいましょう。
我が家はこれを実践してから、月に5万づつ貯蓄ができるようになりました。
浪費でお金が使えなくなったのではなく、貯金という有意義な目的で無駄遣いが強制的に抑止されるため、夫側も文句をつけにくいメリットがあります。
癖づいた無駄遣いをやめさせよう!
無駄遣いは「クセ」になります。
無駄遣いが「クセ」になり人格の一部となってしまうと、説得だけでは止めるのは難しいでしょう。
将来を考えれば、無駄遣いを力づくで止めさせることも必要です。
説得に応じてくれない場合、上記の方法を試してみてください。(執筆者:遠藤 舞衣)