老後資金には2,000万円以上必要だということが話題になりましたが、老後資金を捻出するために投資を始める人が増えています。
投資と一口に言っても、株式投資や投資信託、不動産投資などいろいろとあります。
サラリーマンの場合は、専業トレーダーや大家のように集中して投資を行うことは難しいので副業として投資していくことになります。
そう考えるとやはり株式投資より不動産投資の方がサラリーマンの副業に向いています。
今回はその理由についてお話しいたします。
目次
株式投資とは

株式投資は、上場株式を購入して価格の上昇や配当金によって利益を得る投資です。
証券会社に口座を作れば誰でも簡単に売買することが出来るので、手軽に始められ、投資を始めるに当たって最初に株式投資を選ばれる人が多いです。
しかし、株式投資は、ハイリスク・ハイリターンの投資と言われるように、世界の経済状況や会社の業績、不祥事などによって大きく価格が変動します。
そのため、日中仕事のあるサラリーマンは、大きな変動があっても身動きが取れず大きな損をしてしまうケースがあります。
老後の資金として安定した収益を得るには非常に不安定な投資と言えます。
不動産投資とは
不動産投資は、賃貸用に物件を購入し、家賃収入を得て収益を得る投資です。
株式投資に比べると初期費用が数百万円単位で必要になり、融資を受けることができるかなどハードルは高めです。
しかし、不動産投資は株式投資などに比べると外的要因を受けにくく、家賃が大きく変動することもないので、安定した収入が期待できます。
そのためミドルリスク・ミドルリターンの投資と言われています。
投資にはどうしてもリスクがある
老後資金を作ると考えた場合、安定して着実に資産を増やしていく必要があります。
投資で資産を減らしてしまうようでは元も子もありません。
そう考えるとハイリスク・ハイリターンの株式投資は、片手間でやるにはリスクが高い投資と言えます。
不動産投資も株式投資ほどではありませんがリスクはあります。
不動産投資が副業に向いている理由
不動産投資は、短期的に収益を上げるよりも長期的に安定した収益を上げることを目的としているので、老後資金など資産を着実に増やすのに適しています。
そして、不動産投資が副業に向いている最大の理由は、アウトソーシングができることです。
となりますので、貸主として、入居者と家賃の受取やクレーム対応が発生します。
しかし、それを家賃保証会社や管理会社にアウトソーシングすることで費用は掛かりますがすべて任せることができます。

筆者の場合
私も物件を持っていますが、区分マンションの場合だと家賃は家賃保証会社が集金代行してくれ、クレーム対応は管理会社が対応してくれます。
やることと言えば退去時に、管理会社から退去時の原状回復工事をどうするか、家賃設定はどうするか提案があるのでそれを判断するくらいです。
株式投資では自分で判断して売買もしないといけないので、株価が大きく下がった時には仕事が手につかないといったことにもなりかねません。
その点不動産投資の場合は、アウトソーシングができるので管理会社に任せてしまえばほとんどすることはありません。
副業として投資を考えるなら不動産投資がおすすめです。(執筆者:山口 智也)