消費グセは治らないのでしょうか?
私自身、子供の頃から、お金をすぐに使う癖がありました。
両親にもらったお小遣いはもちろん、親戚からもらうお年玉も、貯金できた試しがありません。
それは大人になっても変わらず、会社勤めでもらった給料も残せず、次の給料日まで、野菜でしのぐこともありました。
その結果、借金まみれになった時期もあります。
目次
浪費グセを克服する方法を考えられなかった

「目標を設定すれば克服できる」といった情報も目にしましたが、目標があってもお金を使ってしまうのが、浪費タイプです。
自分では分かっていても、自分の欲望を止められない…。
お金に余裕があるうちは良いですが、余裕がなくなっても浪費グセを克服できなければ、やがて借金まみれになるでしょう。
クレジットカードを持てる立場なら、抵抗なくキャッシングを利用したり、他にも消費者金融に手を出して、借金地獄に落ちるかもしれません。
私は完全にそのタイプでしたが、任意整理した後、本気で浪費グセを克服する努力を行いました。
その方法をこれからお話ししますね。
目標にむけて現実的に行動できないのが浪費タイプ
浪費グセを克服するには、「目標を設定すること」と先述しましたが、確かに目標設定は大切です。
・ 海外旅行するために30万円貯める
・ 結婚資金として100万円貯める
そのような金銭的な目標です。
目標設定が本気であればあるほど、浪費グセを克服しやすくなります。
しかし目標を理解しながらも、お金の誘惑に溺れやすいのが浪費タイプです。
・ パチンコや競馬のようなギャンブルでお金を使ってしまう
・ ブランド物のバッグや洋服にお金を使ってしまう
・ キャバクラやホストクラブに大金を注いでしまう
そのような欲望を自分で止めるのは難しいものです。
「止めなければいけない、自分を変えなければ」と思っても、浪費グセがあるとなかなか治りません。
その結果、自己嫌悪に陥り、「なんてダメなやつなんだろう」と自分を責めることになりかねないのです。
しかし、いくら自分を責めても、現実は変わりません。
自信をなくすだけでしょう。
それならば、どうすれば良いのか。

お金の出入りに注目することが克服の第一歩
明確な答えはありませんが、ある程度、浪費グセを克服するには、お金の出入りに注意してください。
自分がどのくらい浪費しているのか、それを知るだけでも、一定の効果を得られます。
簡易なもので構わないので、家計簿をつけることで、お金の出入りを把握できます。
私はエクセルで付けていますが、ノートでもメモでもかまいません。
まずはお金の出入りを把握して、その後に、ムダなお金を1円でも削る努力を行うと良いでしょう。
固定費の節約は効果が大きい
特に金額の大きな固定費を見直すところからはじめましょう。
・ 自動車の維持費用はどうか
・ 水道光熱費を節約できないか
・ 携帯電話はどうか
そのあたりを見直し、実際に固定費を減らすことができれば節約になります。
それでも浪費グセを克服できない場合は、あなたにとって必要な浪費なのかもしれないし、大切な使い方なのかもしれません。
そのくらいの感覚でいる方が、気持ち的にラクではないでしょうか。
「浪費グセがあるからもうダメだ」と思ってしまうと、「もうダメだから、もっとお金を使ってやろう」という意識になりかねません。
そのため、まずは家計の大きな割合を占める固定費を見直し、そのあとで浪費に目を向けるようにしてください。
私の浪費の原因は、主に飲み代
1人や友人と飲んで、気が大きくなり目に付いたものを片っ端から買っていました。
深夜のコンビニで衝動買いしたり、ネットショッピングで不要な物を大量購入したり…。
そして翌日、気付けば後悔しているというパターンが多かったです。
固定費ではありませんが、連日そのようなお金の使い方をしていては、借金街道まっしぐらです。
任意整理してわかったこと
お金の出入りを明確にして分かったのは「ムダな出費が多すぎる」ということでした。
きっかけはお酒だったので、一時は禁酒したこともありました。
しかしお酒を完全にやめてしまうと、逆にストレスが激しくなり、精神のバランスが崩れるため、今はほどほどの付き合いにしています。
それでもお金を使いすぎることがありますが、どんなに酔った日でも、その日のうちに家計簿を付けています。
頭の片隅にいつも家計簿があるため、以前よりも浪費グセを克服することができました。
完全に克服したわけではありませんが、家計簿を付けながら借金200万を完済しましたので、
だと思います。
家計簿が習慣になるまでは大変です
浪費グセがあるようでしたら、ぜひ簡単な家計簿からで良いので、付け始めて下さい。
習慣になるまでは大変ですが、身に付けばラクになりますよ。
その日のレシートを捨てずに取っておき、寝る前に見直すだけでも、一定の効果を得られるでしょう。
浪費グセを治すには、いちど冷静になって、自分の状況を確認することが第一歩です。最初はシンプルなことから始めてみてください。(執筆者:金村 甚吾)