7月に華々しく登場したスマホ決済サービス「7pay」(セブンペイ)でしたが、不正利用・不正チャージなどの被害が相次ぎました。
その被害は808人、3,861万5,473円(7月31日17時現在)に上ります。
そのため、9月30日をもって7payが利用できなくなります。
7pay難民を少しでも減らすべく、この記事では、7payが利用できなくなる前にやるべきこと、7payが利用できなくなってからできることを紹介しましょう。

目次
被害に遭った人はすぐに連絡しましょう
・ nanacoポイントから身に覚えのないチャージ被害に遭った
・ 自身がチャージした7pay残高を第三者に不正利用された
など、7payの不正チャージ・不正利用の被害に遭って、まだ連絡をしていない人は、7pay お客様サポートセンター緊急ダイヤル(0120-192-044、24時間年中無休)まで問い合わせてください。
被害金額の全てが補償される予定です。
9月30日をもって7payが利用停止になる

すでにチャージ・新規登録ができない7payですが、2019年9月30日(月)をもって、7payでの支払いもできなくなります。
9月30日までは7payでの支払いが可能

ただし、9月30日23時59分までは7payでの支払いが可能です。
その際、7pay残高が足りない場合は現金との併用払いもできます。
ただし、7payでの支払い金額を指定することはできず、7payの残高全額を使った上で、不足分を現金で支払うこととなります。
また、7pay残高との併用払いが可能なのは現金のみで、nanaco・クレジットカード・スマホ決済などでは併用不可ですので、注意しましょう。
7payの利用には「7iDパスワードの再設定」が必要
注意したいのが、7pay残高を使う際に「7iDパスワードの再設定」が必要な点です。
7月30日、セキュリティ強化を目的として、7pay・オムニ7・セブンイレブンアプリなどで利用できる7iDが一斉にリセットされました。
7iDを利用可能とするためには、パスワードの再設定をしなければなりません。
ここでさらに注意が必要なのが、パスワード再設定には7iDで登録した人・外部ID(Yahoo!・LINE・Google・Facebook・Twitter)で登録した人の2パターンある点です。
「7iDの会員情報を登録しないでログインしている人」が、外部IDで登録した人です。
ヤフーやグーグルのフリーメールアドレスを7iDの会員登録で使った場合は、「7iDで登録した人」ですので、くれぐれも間違えないようにしましょう。
不明点は、緊急カスタマーセンター(0120-204-014 24時間年中無休)で受け付けています。
外部IDで登録した人がパスワードを再設定する流れ
「外部IDで登録した人」の方が、再設定手続きは面倒です。
簡単に言うと、7iDの会員情報を追加登録してからパスワードの再設定をする必要があります。
なので、まずは外部IDの人がパスワードを再設定する流れを、以下で紹介しましょう。
「再設定手順はこちら」をタップ
「外部IDでアプリをご利用のお客様の再設定はこちらから」をタップ
利用している外部IDのアイコンをタップ
7iD会員情報の追加登録画面へ →「次へ」をタップ
利用規約に同意し、画面の手順に従って会員情報を入力し、「登録する」をタップ
「次へ」→「メニュー」→「会員サービス(マイページ)」をタップ
「ログイン情報(メールアドレス・7iD・パスワード)」をタップ
7iDの「設定」ボタンをタップ
「ご希望の7iDを登録する」を選択し、希望の7iDを入力して「変更する」をタップ
「引き続きパスワードの設定をする場合はこちら」をタップ
新しいパスワードを入力して「変更する」をタップして完了!
正直、かなり面倒です。
7iDの人がパスワードを再設定する流れ
「7iDでご登録の方はこちら」をタップ
あとは、パスワードの設定をすれば完了
外部IDの人よりは簡単ですね。
10月1日からは7pay残高の払い戻しが可能に
2019年10月1日(火)~2020年1月10日(金)の期間中、7pay残高の払い戻しが行われます。
9月30日までは、7pay残高の払い戻しはできません。
払い戻しの具体的な流れはあらためて発表されますので、まずは7iDのパスワードの再設定をしておくといいでしょう。
被害者はまず電話、残高利用にはパスワードの再設定、10月1日からは払い戻し

まず、7payの被害に遭った方は、電話をしてとるべき対策などを聞いておきましょう。
被害金額は全額補償される予定ですが、何か手続きがあるかもしれません。
被害に遭っていない方で7payの残高を利用したい人は、7iDのパスワードを再設定しなければなりません。
特に、外部IDで登録している人は、手続きが面倒です。
10月1日になれば7pay残高の払い戻しが可能となりますが、詳細は発表されていませんし、全額払い戻されるかもわかりません。
ですので、取れる対策は早めにとっておくのがいいでしょう。(執筆者:角野 達仁)