株主優待でいただける食品として挙げられるのが、企業の自社製品やカタログギフト内の商品などでしょうか。
自社製品ではその企業の新製品や看板商品をいただくことが多く、カタログギフトでは普段自腹では購入しないような逸品を楽しめるので、株主優待品のなかでも食品は人気のジャンルではないかと思います。
今回は、最近筆者がいただいた株主優待の食品をご紹介します。

株価他数値は、9/27(金)終値時点でのYahoo!ファイナンスの株価より算出しております。
なお、株式購入の際は、最低購入金額の他に証券会社の手数料が別途かかります。
目次
1. 調味料をはじめとした看板商品の詰合せ「味の素」

「味の素(2802)」は調味料事業では国内最大手の企業であり、調味料をはじめとした加工食品等の食品事業や各種アミノ酸事業などを世界的に展開しています。
企業名にもなっているうま味調味料「味の素」や洋風スープの素「コンソメ」など、毎日の料理に重宝している方も多いのではないでしょうか。
また「Cook Do」などのメニュー別調味料は、一発で味が決まるので便利ですね。
2019年3月期に筆者がいただいた「味の素」株主優待品(100株保有)の内容は、
コンソメ(洋風だしの素)
クノールカップスープ
ブレンデイカフェオレ(スティックタイプ)
アミノバイタル(ゼリー飲料)
の5点でした。
特定メニューの素の場合、調理する機会に悩むうち使いそびれてしまうこともあるのですが、ほんだし、コンソメは和風・洋風の料理に広く使えるので、主婦としてはありがたい優待品です。
また普段は意識していませんでしたが、クノールやAGFなども味の素ブランドなのですね。

味の素(2802)
・ 株価 2,055.5円
・ 最低購入金額 20万5,550円(100株)
・ PER 22.53 PBR 1.86
・ 権利確定月 3月末
・ 配当 32.00円/年
・ 配当利回り 1.56%
株主優待
(2) 自社グループ商品複数の選択肢の中から選択
100株以上 (1) 1千円相当
1,000株以上 継続保有 3年未満:(1) 3千円相当 3年以上:(2) 6千円相当
2. 都道府県別のグルメカタログから中華惣菜を選んでみた「KDDI」

「KDDI(9433)」はご存じのとおり携帯大手キャリア「au」を擁する企業です。
株主優待として、年1回、保有株数に応じて自社で展開する通販サイト「Wowma!」で扱う商品のカタログギフトを進呈しています。
当サイトでも以前ご紹介しましたが、肉・魚介類・お米・スイーツ類・飲料・乾物など各都道府県より1品ずつセレクトされた内容充実のグルメカタログです。
そして、2019年3月期のグルメカタログにて筆者が選んだのが「中華バラエティセット(神奈川県)」。
横浜中華街の中華食材店の商品で、その内容は、小籠包2袋、エビにらまん2袋、水餃子1袋の各冷凍食品計5袋です。
どの商品も皮がしっかりとしていて食べ応えがあり、大変おいしくいただきました。
筆者の失敗としては、小籠包の調理を電子レンジで行ったため若干皮がかたくなってしまったこと…手抜きせずに蒸せばもっとおいしくいただけたのにと後悔しました。

KDDI(9433)
・ 株価 2,849.5円
・ 最低購入金額 28万4,950円(100株)
・ PER 10.79 PBR 1.60
・ 権利確定月 3月末
・ 配当 110.00円/年
・ 配当利回り 3.86%
株主優待
100株以上 5年未満:3千円 5年以上:5千円
1,000株以上 5年未満:5千円 5年以上:1万円
3. 冷凍食品セットのボリュームがすごい「イートアンド」

「イートアンド(2882)」は中華料理チェーン「大阪王将」を展開する企業で、最近では同ブランドの冷凍食品もスーパーなどでよくみかけます。
株主優待は年2回ですが、3月期は食事優待券や自社商品セットからの選択式、9月期は食事優待券のみ進呈、と若干内容が異なります。
2019年3月期に筆者が選んだ株主優待品は「冷凍食品ゴージャスセット」、大阪王将ブランドの冷凍食品詰合せです。
その内容は、餃子類3品、小籠包、チャーハン、鳥から揚げ、なすとひき肉はさみあげ、の計7品というボリュームたっぷりのもので、冷凍庫に保管スペースを作るのが一苦労でした。
その分「優待もらった」という満足度は最高潮に達しますので、おすすめです。
いただいた商品のなかで目を引いたのが看板商品の餃子で、そのまま焼くだけで羽根つき餃子ができるというもの。
フタも水もいらないというのが画期的であり、筆者もチャレンジしてみましたが、焼き目の見極めに若干迷ったものの羽根つき餃子をおいしくいただくことができました。

イートアンド(2882)
・ 株価 1,695円
・ 最低購入金額 16万9,500円(100株)
・ PER 48.50 PBR 2.37
・ 権利確定月 3月末・9月末
・ 配当 10.00円/年
・ 配当利回り 0.59%
株主優待
100株以上 3千円相当
500株以上 9千円相当
1,000株以上 1万8千円相当
お食事券(9月末)
100株以上 2千円相当
4. 並みいる逸品のなかからアイスクリームセットを選択!JFLA

「JFLAホールディングス(3069)」は、飲食フランチャイズチェーンの持株会社であり「牛角」「とりでん」などのブランドを全国展開している企業です。
当サイトでも以前ご紹介した通り、株主優待として、年2回、麺類・パン・魚介類・肉類・惣菜・スイーツ・酒類などを網羅したグルメカタログから、保有株数に応じて商品をえらぶことができます。
2019年3月期のグルメカタログにて筆者が選んだのが、系列の熊本県の企業がつくる「バニラアイスとデザートセット」。
内容は塩バターどら焼き、プリン、バニラアイスの詰め合わせで、なかでもバニライアスは2L入りの大容量!こちらも冷凍庫の保管スペース確保に骨を折りました。
昔懐かしいベーシックなプリン、甘味・塩味の加減が絶妙などら焼き、そして飽きのこないあっさり味のアイスクリーム、どちらもおいしくいただきました。

JFLAホールディングス(3069)
・ 株価 400円
・ 最低購入金額 4万円(100株)
・ PER 104.71 PBR 1.68
・ 権利確定月 3月末・9月末
・ 配当 4.00円/年
・ 配当利回り 1.00%
株主優待
(自社グループ会社が提供する高級食材、飲料、および高級レストラン食事券等のプレミアム商品等を掲載)
500株以上 3千円相当の中から1点
1,000株以上 3千円相当の中から2点、もしくは 6千円相当の中から1点
2,000株以上 1万5千円相当の中から選択
上記でご紹介した「KDDI」や「JFLAホールディングス」などの、内容が充実したカタログギフトとなると注文する商品を一つに絞るのにも頭を悩ませてしまいます(うれしい作業ですが)。
この際、家族名義で同じ企業の株をもち、欲しい商品を2つ、3つと選べるようにするのも「手」でしょうか。
株価その他の情報は変更される場合があります。
ご自身でご確認の上、自己責任で投資いただきますようお願いいたします。(執筆者:吉井 裕子)