普段から電気代の節約に力を入れているものの、
「冷蔵庫の開閉が多い!」
など、家族の行動についついイライラしてしまうこともあるのではないでしょうか。
ストレスなく電気代節約を目指すためには、まずは家族の省エネ意識を高めることがポイントです。
今回は、電気代節約に効果が期待できる工夫と、お子さんに省エネを知ってもらうためにおすすめのアニメーションを紹介します。
目次
生活の一工夫で夏は涼しく冬は暖かく
夏場は、朝の早い時間は外の空気を室内に取り入れて、換気をしながら室温をクールダウンさせましょう。
風の入り口を小さくし、出口を大きく開けることで、風の通りがスムーズになります。
「室内室外温度計」があれば、一目で外と室内の気温がわかるため効率的です。
また、熱を室内に入れないためには、
・ すだれやブラインド
・ 遮熱カーテンやグリーンカーテン
・ 打ち水
などの方法も有効です。

一方、冬場は、室内の温かい空気をできるだけ逃がさない工夫を心がけましょう。
カーテンは断熱性の床までの長さにし、窓からの冷気をシャットアウトしつつ部屋の暖かさを保つのがおすすめです。
日中は太陽の暖かい光を取り入れて、日が落ちる前にカーテンを閉めるようにしましょう。
また、一人一人が寒さ対策として、
・ カーディガンや半てんなどで重ね着をする
・ 部屋のドアはこまめに閉める
などを心がけることも効果的です。
夏・冬それぞれの省エネのコツ
省エネと一口にいっても、取り組み方は季節によって異なります。
猛暑や寒さが厳しい冬を快適に過ごすためには、季節に合った省エネのコツを知っておくことがポイントです。
省エネのコツ:夏
夏は、以下の点を心がけてみましょう。
・ エアコンフィルターはこまめに掃除する
・ 室外機に水をかけたり日が当たらない工夫をする
・ 涼しさを感じる素材の服を選ぶ
エアコンフィルターに汚れが溜まると冷気が室内に流れにくくなるだけでなく、ほこりやカビを室内に舞わせてしまいます。
涼しさと快適さを維持するためにも、カバーを外してフィルターの汚れ具合を確認してみましょう。
室外機に水をかける際は、内部にサビが発生しないように気をつけましょう。
服の素材は、通気性に優れたリネン、吸水性や発汗性に優れたレーヨン、生地がやわらかく発散性が高い綿コットンなどを選ぶのがおすすめです。
参考:「enepi -エネピ-」【保存版】暑い夏を省エネで乗り切るための10の方法
省エネのコツ:冬
一方、冬は以下のような工夫が効果的です。

・ 食器を洗うときの湯温は冷たくない程度にする
・ 家族団らんの時間を増やして使わない部屋は暖房を切る
・ 便座は放熱を防ぐためにふたを閉める
筆者は手荒れをしてしまうため、綿手袋とゴム手袋をして食器を洗っているのですが、水が冷たい冬でも手がかじかむことなく食器を洗えています。
ただし、油汚れはウエスで拭ってからお湯を使用しています。
同じ部屋で過ごす時間を増やすことに関しては、子どもたちが成長するにつれて、1つの部屋で一緒に過ごす時間は減ってきました。
お子さんが大きくなってからは、それぞれの部屋の温度設定を20℃目安にするなどの工夫が必要です。
参考サイト:冬の省エネ作戦(エコファミリー版チェックシート)
アニメーションで子どもにも省エネを伝えよう!
「トイレのふたを閉めてね」
と子どもに伝えても、なかなか理解してくれないと悩んでいる方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、横浜市が紹介しているアニメーションによる省エネのお話です。
「消しゴムはんこアニメーション」では、地球温暖化によって地球が困っていることやエネルギーを使う量を減らすことで地球を助けることができるという内容を、小さいお子さんにもわかるようにシンプルに伝えています。
省エネの必要性やメリットをイメージできれば、知識が深まるだけでなく節電意識も高められて一石二鳥です。
子どもと一緒に楽しく電気代のコストカットをしよう!
節約は自分だけで取り組むよりも家族みんなで行ったほうが効果的です。
地球温暖化や省エネの話を交えながら、節約の意義について家族で再確認しましょう。
ちょっとした一工夫で省エネと節電につながることも多いため、季節に合った取り組みを始めることがポイントです。
ただし、夏の猛暑や冬の寒い時期は、エアコンや暖房器具がないと命にかかわることもあります。
体調や年齢などを考慮し、体の負担になる無理な節約をしないように気をつけましょう。(執筆者:成田 ミキ)