近年、日本の自然災害リスクが浮き彫りになっています。
その一方でアジアには自然災害リスクが小さい国もあります。
そのひとつがシンガポールです。
というアイデアは、10年以上前から海外投資家の間では知られた方法のひとつです。
本記事では、不動産のリスク分散先の1つとしてシンガポールREITを紹介します。
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目次
S-REITに簡単に投資できるLIOP
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シンガポールのREIT市場に投資をする最も簡単な方法は、シンガポールのREIT ETFを買うことです。
「ライオンフィリップS-REIT ETF」(LIOP)はシンガポールのREITに投資できるETFです。
SBI証券、楽天証券であればシンガポール株の取り扱いがあるためシンガポール株と同じ感覚で取引できます。
LIOPの配当利回りは2019年10月現在3.8%で、
を目指しています。
日本の自然災害リスクは無視できない状況
日本は自然災害リスクの高い国です。
2019年の9月、10月には大型の台風の影響で関東地区も大きな被害を受けました。
インフラ関係者や自衛隊、医療関係者などの尽力によって被害の拡大を防いでいるとはいえ、多くの方が被災されました。
被災された地域の中には私が昔住んでいたところもあったため、とてもひとごととは思えません。
日本で不動産を保有するのであれば、自然災害リスクを前提としなければなりません。
香港のカントリーリスクも顕在化
アジアの金融ハブとしてシンガポールとよく比較される香港は、現在、大規模なデモもあり政治的なリスクが目立ちます。
香港返還後の状況や香港の投資資金がシンガポールに流れていることを考えると、シンガポールは今のところ政治的に安定しているのです。
現時点では、シンガポールはアジアの中で相対的にカントリーリスクが低い国と言えるでしょう。
自然災害リスクの低いシンガポールREITの魅力
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シンガポールは昔から地政学的に台風や地震がほとんどない自然災害リスクの低い国として知られています。
自然災害リスクが低いことは不動産投資にはプラス材料です。
また、
できます。
目先のシンガポール不動産市況もしばらくは下げていましたが、底打ちしたという市場関係者の見方もあります。
シンガポールREITでリスク分散
近年、日本の自然災害リスクが顕在化しています。
日本の不動産以外にも不動産アセットをもつことでリスク分散が可能です。
シンガポールのREITは分散投資の選択肢のひとつです。
SBI証券や楽天証券では「ライオンフィリップS-REIT ETF」の取り扱いもあるためシンガポール不動産に間接的に投資が可能です。(執筆者:田守 正彦)