キャッシュレス決済によるポイント還元が始まり、普段のお買い物でもさまざまなポイントがたまるようになりました。
一方でたまったポイントの使い方が分からないと、活用できずにそのままになってしまうケースもあります。
そこで今回の記事では、たまったポイントの使い方についてご紹介します。
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目次
ポイントはため続けずにすぐ使う
ポイントの有効活用で重要なのが、たまったポイントをなるべく早く使う事です。
「ある程度たまったら使おう」、「しっかり調べて一番還元率の高い方法を見つけてから使おう」と考えていると、使う機会がないままたまりっぱなしになってしまう事もあります。
使わないまま有効期限が過ぎてしまうリスクもあるかもしれません。
小さい単位でもポイントはどんどん使っていく方が有効に消費できます。
使い勝手が悪いときは他のポイントに移行
よくあるケースとして、ポイントの使い勝手が悪くて結局使えないままになっているという場合があります。
指定の品物に交換できるけどその品物が欲しくない、お店に行かないと使えない、などといったケースです。
その場合は無理に品物を選ばず、商品券や他のポイントに換えるのがオススメです。
最近ではいろいろなポイントサービス同士が提携しており、例えば多くのクレジットカードやANA、マツモトキヨシなどのポイントは楽天ポイントへ移行することが可能ですし、JALのマイレージやLINEポイントはPontaポイントに交換することが可能です。
特にクレジットカードのポイントは持て余している事も多いので、生活でよく使えるような他のポイントに交換した方が有効活用できるかもしれません。
楽天ポイントはお買い物、投資、ふるさと納税、旅行に
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「たまりやすさナンバーワン」を謳う楽天ポイントは、実際にクレジットカードなど楽天のサービスを利用しているとどんどんたまっていきます。
楽天ポイントの使い道として最も多いのは楽天市場でのお買い物をする時にポイントで支払うという方法ではないでしょうか。
しかし、「普段楽天市場で買い物をしないので、ポイントも使わないままたまっているだけ」というケースも耳にします。
楽天市場でのお買い物をしない場合は、楽天証券での投資、楽天トラベルでの決済、ふるさと納税をポイントで支払うといった方法がオススメです。
投資や納税に使うと懐を痛めずに資産運用&節税できますし、楽天トラベルは安く泊まれるキャンペーンをうまく利用した上でポイントで決済すれば、旅行のお得感がアップします。
また、楽天Payを利用すればたまったポイントを生活支出で気軽に使うことができるのでオススメです。
スマホ決済のポイントはそのままチャージ
近年登場したQRコードやバーコード決済などのスマホでできるキャッシュレス決済については、還元されたポイントはそのまま残高に反映されるかワンクリックでチャージできる事がほとんどなので、そのままキャッシュレス決済に使うのがベストです。
JREポイントはSuicaにチャージ
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JREポイントはSuicaへのチャージやビューカードの利用でたまるほか、2019年10月からは在来線の運賃でもポイントがたまるようになりました。
たまったJREポイントの使い道はSuicaへのチャージ、Suicaグリーン券への交換、ショッピングモールサイトでの利用、指定商品への交換があります。
欲しい商品を目標にしてポイントをためるのもアリですが、実用性を考えるとSuicaに随時チャージして使うのが有用です。
Suicaへのポイントのチャージはビューカードであれば駅のVIEW ALTTEでできますが、それ以外の場合は専用サイトで予約した上で駅の券売機を使う必要があるので少し手間がかかります。
Pontaポイントはローソンの他にも旅行費や美容院、外食代にも
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ローソンや高島屋、ビックカメラやトモズ、ライフなどさまざまな場所でためることができるPontaポイント。
生活圏にローソンがある人であれば、Pontaポイントでの決済やLoppiでのお得な商品券(お試し引換券)との交換などで気軽に利用できます。
なかなか使う機会がないという場合には、ホットペッパービューティーでの美容院の予約やホットペッパーグルメでの飲食店での予約時にポイントで支払うと効率的に消費できます。
その他じゃらんでの宿泊予約やJALでの航空券予約にも使えるので、一気にポイントを使い切ることができます。
Tポイント → マルエツプチのお買い物券
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TポイントはTSUTAYAの他にもファミリーマートでのお買い物やマルエツグループ、ENEOSでの光熱費支払い、ソフトバンク、ヤマト運輸、SBI証券など生活のさまざまな場面でためることができます。
使い道としてはそのまま「1ポイント=1円」として決済に使うのがベーシックな使い方です。
それ以外にもウエルシアでは毎月20日はTポイントの価値が1.5倍、つまり「1ポイント=1.5円」として使う事ができ、スーパーのマルエツでは「475ポイント=500円」としてお買い物券に交換することもできます。
また、SBI証券での投資への利用やYahoo!公金支払いでの利用もオススメです。
家電量販店でたまったポイントは次回のお買い物に
ビックカメラやヨドバシカメラなど家電量販店では買い物が高額なこともあり、ポイントがたまりやすい傾向にあります。
使い道は次回の同じ家電量販店でのお買い物に充てるのがオススメですが、家電を買うことはあまりないので、忘れてしまうことも多いかもしれません。
その場合は提携サービスのポイントへ移行すると忘れずに使えて便利です。
例えばビックカメラのビックポイントであればSuicaへのチャージやJALのマイレージへの移行ができますし、ヤマダ電機のポイントはネット通販のベルメゾンのポイントやANAのマイレージへの交換が可能です。
中には交換レートが悪い場合があるので家電量販店でのお買い物に使うのがベストですが、使わないまま忘れ去ってしまうよりは交換して使ってしまう方が効率的です。
ポイントは無駄なく使いましょう
キャッシュレス決済の流行もあり、さまざまなポイントサービスへの意識が高まっています。
ポイント還元率が重要視されがちですが、使い勝手の良さも実は非常に大事な所です。
せっかくたくさんポイントを集めても、ためるだけでは意味がありません。
特に期間限定ポイントであれば失効してしまうのはもったいないので、どんどん消費できるように、これらの方法をぜひ活用してみてください。(執筆者:島村 妃奈)