保険外交員のお給料はお客様から戴いた保険契約の大きさと数で決まりますので、保険外交員は毎月、どのお客様をターゲットにすれば契約につながりやすいかを必死で考えます。
その際、筆頭に上がるのが誕生日間近のお客様です。
と保険を勧められた人、多いのではないでしょうか。
実際、年齢UPのタイミングで決断するお客さまは非常に多いです。
同じ保険に入るなら保険料は安い方がよいわけで、ところがうっかり、
・ 誕生日まで1週間しかない。
などとなっても、保険料が上がらずに保険に加入できる方法が2つありますので、それをご案内します。
カギとなるのは「契約日」です。
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目次
契約日
保険に加入するためには、
・ 健康状態の審査(告知書やタブレットで質問に答える形式が多い)
・ 保険料支払い方法の手続き
等が必要で、加入申込みと健康状態の審査が済めば、どちらか遅い方の日から保障が始まります(ただし、特約を含めがんの保障は加入後91日目からです)。
一方保険料は「契約日」から発生しますが、保障が始まる日と契約日は必ずしも同じではありません。
仮に10月に申込んだとすると、契約内容によっては、10月1日に加入した人も10月31日に加入した人も契約日は11月1日になり、保険料も11月1日からになるという訳です。
従って誕生月に加入すると、保険料が1歳上の金額になるのです。
という事は、「前月の1日に加入すれば保険料が1か月分タダになる」と思った人、契約日前に入院や手術をし保険請求をする事になった場合は、遡って加入日が契約日になり保険料も支払わなければなりませんので、保険を使わなかったら1か月間保険料がタダだったと言えるにすぎません。
年齢が上がらないようにするために
ではどんな契約内容なら、手続きが完了した日と契約日になるのか?(1才年齢が上がらないようにできるのか?)ですが、誕生日前に加入申込みと健康状態の審査を完了した上で、保険料の払い方を以下のどれかにすればよいのです。
1. 月払いにしない
保険料の払い方には、口座振替やクレジットカード払い、給与引き去りなどがありますが、こちらは契約日に影響しません。
契約日に影響するのは、保険料を「月払い」、「半月払い」、「年払い」のどれにするかです。
契約日が翌月1日になるのは、月払いにした場合です。
保険料を半年払いや年払いにすれば、契約日は加入に必要な手続きが完了した日になります。
先の例で言えば、誕生日が10月31日の人は10月30日までに、保険料の払い方を半年払いか年払いにして加入手続きを完了するという事です。
保険料も半年払いや年払いの方が月払いより安くなりますので、一石二鳥です。
2. 保険料を振込む
「いきなり〇万円の出費はキツイ」そんな場合は保険料の払い方を「振込み」にしてください。
そうすれば月払いでも、加入手続きを完了した日が契約日になります。
さらに2つに共通して重要な事は、保険会社の受付けも済ませる事です。
郵送や保険会社の休業日には要注意です。
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途中変更可
保険料の払い方は途中で変更できます。
半年払いや年払いがキツイ、毎月忘れずに振込むのは面倒、となれば月払いにしたり口座振替やクレジットカード払い、給料引き去りに変更できますのでご安心ください。
値上がる保険料はわずかかもしれませんが、それが長期間となると軽視できません。
何より預金利息が付かない今のご時世、払うお金ばかりが高くなるのはバカバカしい話です。
ぜひこれらの方法で、保険料値上げを回避してください。(執筆者:金澤 けい子)