失業保険とは、雇用保険の基本手当のことです。
給付を行うことにより、労働者が失業した場合であっても生活の心配をせずに再就職のための活動ができることを目的としています。
しかし、実際に会社を辞めようと考えている人は、失業保険はいつからどのくらい支給されるかがわからなければ、なかなか行動には起こせないと思います。
今回は、失業保険がいつからいくらどのくらいの期間受給できるのかを詳しく解説していきます。
目次
失業保険はいつからもらえる?
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失業保険をもらうためには、会社を辞めてすぐに支給されるわけではありません。
また、会社都合の退職なのか自己都合の退職なのかによっても支給されるタイミングが異なります。
失業保険をもらう手順
ハローワークで書類を提出して求職の申し込みを行う
失業者が本当に失業状態であるかどうかを確定するために7日間の待機期間がある
休職の申し込みを行ってから1~2週後に、雇用保険受給説明会に参加し1回目の失業認定日の告知を受ける
自己都合退職の場合は7日間の待機期間経過後さらに3カ月の給付制限がある
会社都合退職の場合は7日間の待機期間、自己都合退職の場合は3か月の給付制限の終了後、4週間に1回ハローワークで失業の認定を受ける必要がある
失業の認定日から約5日程度で失業保険が指定口座に振り込まれる
次の失業保険を受給するためには、4週間ごとにハローワークで失業の認定を受ける必要がある
失業保険の受給金額
失業保険の受給金額は、退職前6か月の賃金日額と退職時の年齢によって決まります。
まずは退職前の賃金日額を以下の式で求めます。
退職時の年齢ごとの受給金額は、厚生労働省のホームページの「令和元年8月1日からの基本手当日額等の適用について」を参考に求められます。
【失業保険の受給金額(基本手当日額)の上限額(令和元年8月1日現在)】
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失業保険の受給期間
自己都合退職の場合の失業保険の受給期間は、退職時の年齢に関係なく雇用保険の被保険者期間によって決定されます。
一方、会社都合退職の場合の失業保険の受給は、
・ 被保険者期間
・ 退職時の年齢
によって決定されます。
実際の受給期間については、ハローワークのホームページの「基本手当の所定給付日数」を参考に求められます。(執筆者:社会保険労務士、行政書士 小島 章彦)