長い目で見ても米国の経済成長は右肩上がりなので、ETF(上場投資信託)を購入するのであれば米国ETFがよいでしょう。
バンガード社の米国ETFは、ウォーレン・バフェット氏がすすめているということもあり、日本だけではなく世界的にも人気です。
今回は、今後の米国経済の動向とバンガード社のETFについて解説します。

目次
なぜ米国の株式市場なのか
米国の経済成長率は右肩上がりであり、同時に米国の主要インデックスであるS&P500も右肩上がりというのが主な理由です。
これらのトレンドから、米国株式市場はETFの長期投資などに向いていると判断できます。
米国経済の動向
次に、米国経済の動向について詳しく解説していきます。
国レベルでの取り組み
最近の米国経済は勢いのある中国経済に追い越されつつあると言われています。
事実、AI(人工知能)や通信技術などの先端技術におけるいくつかの分野ではすでに中国が米国を抜いています。
では、米国は技術面やGDPに関して中国に完全に抜かれてしまうのでしょうか。
米国自体、やはり焦っているようです。
例えば、通信技術の5Gは中国が先端を走っていますが、世界的な普及はこれからです。
しかし、そのような段階でも米国はすでに国を挙げてさらに次の先端通信技術6Gの技術開発を始めています。
この技術は、私たちの生活というよりもIoT(Internet of Things:製造現場などにおけるネットを介した統合システム)やAI(人工知能)などの分野に変革をもたらすことが期待されています。
6Gは、2030年頃に利用可能になると予測されています。
米国企業の今後の動向
アマゾンやアップルのような米国の大手企業は常に新しい分野や製品を開拓しようとしています。
一方、ベンチャー企業への投資も盛んで、AIやブロックチェーンに関連した新しいベンチャー企業がサンフランシスコなどでたくさん起業されています。
この中で将来、GAFAに匹敵する大企業に成長するベンチャー企業が出てくるでしょう。
以上のことから、米国経済は今後も堅調に伸びていくだろうと予測できます。
米国ETFならバンガード社がおすすめ
米国株に気軽に投資する方法として、よくETFがすすめられています。
中でもバンガード社のETFが人気で、実際にパフォーマンスがよいのです。
選ぶとしたら、S&P500や米国株式市場全体に投資しているETFがよいでしょう。
ETF情報は直接取得がよい理由

バンガード社のETFは日本の証券会社を介して購入することができ、各証券会社のホームページでバンガード社のETFに関する情報を閲覧できます。
しかし、実際にバンガード社のホームページにアクセスして自分で直接情報を確認することをおすすめします。
正しい投資戦略を立てるために、
・より詳しい情報が載っている場合がある
というのが理由です。
同バンガード社は米国の会社なのですが、日本法人が日本語のホームページを公開していますので安心してください。
バンガード社ホームページの便利機能
意外にも便利な機能が提供されており、複数のETFを同時に比較できます。
比較するべき主な項目は
・分配金
・価格の推移
などです。

購入後も米国経済ニュースを定期的にチェック
米国ETF購入後は、米国経済や先端技術のニュースを定期的にチェックすることをおすすめします。
クオリティは国内メディアよりも欧米のメディアの方が高いので、可能であれば英語のニュースを読むのがよいでしょう。
業界の動向次第で、別の種類の米国ETFに乗り換えるということも考えられます。(執筆者:小田 茂和)