年末年始は何かと楽しみが多いシーズンですが、つい気がゆるんでお金を使い過ぎてしまうシーズンでもあります。
予算以上の「年末年始の出費」は1年間の支出計画だけでなく、新年早々の家計にも大きな打撃となります。
そのため、
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
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目次
年明け早々に家計が崩れる原因
年末年始の間、無計画にお金を使い過ぎてしまうと、1月の家計計画が年明け早々に崩れてしまいます。
特に、年末年始で利用したクレジットカードなどのキャッシュレス決済には注意が必要です。
後日請求される請求額が「年末年始で使ったおおよその金額」ですが、家計が崩れてしまったために一括で支払えないという状況に陥ることもあるでしょう。
つまり、1月の家計費を年末年始で使いこんでしまうことになるので、お正月が過ぎた途端に生活が苦しくなってしまうのです。
そんな状況にならないためにも、ご紹介する2つのポイントをしっかり押さえておきましょう。
年末年始の使い過ぎを効率的に防げます。
ポイント1:年末年始の予算を事前に決めておく
お正月が過ぎてから、出費がかさんでいたことに気付いて青ざめた経験をした方も多いではないでしょうか。
年末の買い出しや初詣、お年玉、年始の初売りなどお金を使う機会が多く、ついお金を使ってしまいがちです。
そんなお金の使い過ぎを防止するためには、毎月の家計費とは別に、「年末年始の予算は事前に決めておくこと」です。
年末年始の予算を項目ごとに細かく決めておくことはせず、あくまで「ざっくりと」予算を組むことがポイントです。
そうすることで、毎月の家計にしわ寄せが生じることなく、年末年始に安心してお金を使えます。
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ポイント2:お金を使ったら必ず記録して予算残高を確認
通常の家計簿と同様で「お金を使ったら、必ずその日のうちに記録し、予算残高を確認すること」です。
使える予算がいくら残っているのかをタイムリーに把握しているだけで、年末年始にありがちな「縁起担ぎの買い物」をすることはなくなります。
年末年始の散財をグッと抑えられるはずです。
また、年末年始の予算と支出データは翌年の年末年始の家計予算を組む時のベースになるので、ぜひ大切に保管するようにしましょう。
もし年始早々に予算を使い果たしていても、1月の家計に手を出すことは絶対にしないようにしましょう。
これまで貯めてきた貯金で補てんするなど1年間の家計のスタートが大幅に狂ってしまうと、1年間の家計に対するモチベーションが大幅に下がってしまいます。
家計管理は、健全な状態で継続することが大前提です。
年末年始の間はあらかじめ決めた予算以上の出費にならないように、常に心を引き締めることが心掛けて過ごしましょう。
年末年始の過ごし方で1年間の支出が変わります
日頃は仕事や家事、育児に追われて忙しく過ごしている分、年末年始はゆっくり休みながら過ごしたいものです。
しかし、家計においては、気のゆるみによる年末年始の使い過ぎが月々の家計の命取りにもなりかねません。
1年の支出額が大きく変わる年末年始は、楽しみながらも日頃以上に支出を冷静に管理することを心掛けながら過ごしてみましょう。
きっと予算内で年末年始を十分に楽しめるはずです。(執筆者:花見 結衣)