みなさんはお正月には欠かせない「福袋」を買って「得」していますか? それとも、「損」していますか?
筆者は、福袋を買って後悔する派の人間だったので、これまでの過去の反省も含め「損をする福袋の買い方」について詳しく解説いたします。
また、いつも福袋を買って「得したわ~」と言っている周囲の友人・知人にリサーチし、「お得な福袋を買うコツ」についても紹介したいと思います。
目次
「悔しい気分の勢いで買う福袋」で損した~
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お目当ての福袋を手に入れられなかった悔しさから、なんとしてでもお得な福袋を手に入れようと必死になる人は少なくありません。
けれど、福袋を販売している企業や店舗のことをよく知らないと、とくに必要のないものを手に入れてしまうことも多く、無駄な出費につながってしまいます。
たとえば、
「よく知らないブランドの福袋に入っていた洋服は通常のサイズより小さめだった」
人気のある福袋は、早い段階で完売となってしまうことも多いものです。
整理券の配布などに間に合わず、残念ながら福袋が購入できなかったときは、焦らずに「本当に福袋を買うべきか?」自分自身に問いかけてみましょう。
「流れやノリで買う福袋」で損した~
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福袋を買う予定なんてまったく立てていなかったのに、友人などに誘われ、琴の音が流れるショッピングセンターをさまよっているうちに福袋を購入してしまうパターンです。
さらに、友人などから「予約してあった福袋アタリだったわ」などとポジティブな発言を聞けば、通路の左右に並ぶ福袋が魅力的にみえてきます。
でも、あまりよく考えず、流れやノリといったお正月気分で購入した福袋は「損した」と感じることが多いです。
どうしても福袋を購入したくなった場合は、自分の好きなブランドやメーカーの、中身が見える福袋を選択するのがおすすめです。
買うだけで気分がスッキリするという人は、調味料やお菓子の詰め合わせなど、実用的で価格が安いものにすると後悔も少なくなるでしょう。
「店舗側チョイスの福袋」で損した~
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販売されている福袋のなかには、福袋専用ではない商品を店舗側がチョイスしていて、さらに中身が見えなくなっているものがあります。
これが福袋の本来の形ですが、中身が見えないものは、自分の趣味・趣向とは異なっている商品が入っている可能性があります。
また、お店の配慮で人気のある商品ばかりが詰まっている本当の福袋となればよいですが、売れ残りの商品や面白玩具などを詰めてある場合もあるので注意が必要です。
好きなブランドやメーカーの福袋でも、中身が見えないと、ショップやネットでも見たことがないような歪な形やデザインの商品が入っていることがあります。
「お得な福袋」を買うコツ
お得な福袋を買うためには、大きく分けて2つのコツがありますので、下記で詳しくみていきましょう。
1. 中身に納得してから買う
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最近では、なかに入っている商品が掲示されていたり写真が掲載されていたりと、中身を告知している福袋もたくさんあります。
こういった福袋は、消費者が事前に内容を知ってから購入を検討するため、販売する企業や店舗側は努力してできるだけお得感のある商品を準備している傾向があります。
また、自分自身も「この商品が入っているから買おう」、「お得だから買おう」と納得しているため、福袋を開けたときに「損」だと感じる可能性は低いと言えるでしょう。
2. しっかりリサーチしてから買う
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買おうと思っている福袋を販売している企業、もしくは店舗に福袋の販売実績があるかどうかを調べてみましょう。
過去の販売実績がある場合には、どういった商品が入っていて、自分が興味をそそられる商品がどれぐらい入っていたのかをリサーチします。
たとえば、ドーナツショップの2,000円の福袋に、2,000円分のドーナツ引換券とグッズが入っていたとしましょう。
ドーナツ好きなら、2,000円分のドーナツ引換券が付いているだけで元が取れます。
さらにはグッズも付いてくるというお得な福袋ですし、グッズが自分の好きなキャラクターばかりなら、それはそれでお得です。
もし、中身が見えない福袋を購入するときには、販売企業や店舗の過去2~3年の売上げをみてみるのがおすすめです。
過去の福袋の中身が高評価な企業や店舗は、ほぼほぼハズレることはないでしょうが、さらに過去2~3年の売上げが好調なら、福袋は「買い」といったところでしょう。
買わないという選択肢もある
とても魅力的な福袋、縁起を担ぐという意味でも、ひとつぐらいは購入しておきたいという人も多いようです。
けれど、みんなが買っているからといって、絶対に必要なモノというわけではありません。
福袋を買うべきか、そのお金を残しておいて自分の欲しいものを買うべきか、よく吟味してみることをおすすめします。(執筆者:山内 良子)