浪費グセがあると苦労します。
「節約した方が良い」と分かっていても、ついついお金を使ってしまいます。
次の給料日までギリギリの生活です。
給料が出ても、無計画に使うため、金欠状態が続く。
そうなると、金銭的な負のサイクルから抜け出せません。
さらに借金を重ねれば、家計は火の車です。
そんな浪費タイプでもできる節約術についてお伝えします。

目次
私も誘惑に弱い浪費タイプでした
実は私も、子供の頃から浪費グセがありました。
貰ったお小遣いを、その日のうちに使い切る性格でした。
小銭をもらえば小銭で買えるもの、お札をもらえばお札で買えるものを買っていました。
それは大人になっても変わらず、若い頃はいつもお金に困っていました。
浪費グセを克服できた大きなきっかけは多重債務でしたが、意識的に節約術も試みました。
そうは言っても、もともとが浪費タイプですから、誘惑に弱い性格です。
節約思考で冷静になる
欲しいものがあれば、つい買ってしまう、買った後に後悔する。
そのような日々でしたが、ある日ふと、こう思ったのです。
一般的な節約思考として、「買う前に3回考える」があります。
もしくは「本当に欲しいかどうか1週間考える」という方法もあります。
そのくらい時間を置けば冷静になれる、自分にとって必要なモノかどうか分かる、という考え方です。
確かに、時間を置けば冷静になれるでしょう。
わずかな時間から我慢しよう

しかし、冷静になる前にお金を使っているのが浪費タイプです。
「あぁ、またお金を使ってしまった。不要なものを買ってしまった…」
そう思って頭を抱えます。
そんな浪費タイプでも、ほんのわずかな時間なら我慢できます。
「あれが欲しい、これが欲しい」と思い、「いまなら買える、財布にお金が入っている」と思っても、10分だけ待ってください。
あなたが浪費するシチュエーションで、お金を使う前に、少しだけ時間を取ってください。
10分が厳しいなら、まずは3分でも5分でも良いです。
そして、「本当に欲しいのか」と自分に問いかけてください。
欲しいものからいったん離れるのも効果的
私はネットで衝動買いすることが多かったのですが、ショッピングサイトで商品をカートに入れた後、いったんスマホを置いたり、パソコン前から離れていました。
物理的に時間を空けながら、「本当に欲しいものかどうか」と問いかけることで、これから買うモノについて考えることができます。
最初の内は、10分時間を空けても、欲望のまま購入してしまうかもしれません。
しかし、考える癖を付けることで、徐々に浪費への耐性が生まれます。
それが浪費タイプにもできる節約術の第1歩です。
ぜひ実践していただければと思います。(執筆者:金村 甚吾)