年が明けて新しい年になり、「今年こそは、貯金や節約をするぞ」といった目標を掲げる人も多いのではないでしょうか。
今回は、節約初心者の人にもおすすめの、「縁起を担ぐことを意識しながらお金を貯める方法」をご紹介したいと思います。
日本に昔から伝わる「お金を使うとよい日」や「不要な出費をするとよくない日」などを知って、楽しく節約や貯金をしてみませんか。
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目次
縁起を担ぎながらお金を貯める方法とは
昔から日本には「縁起を担ぐ」という風習があり、日にちごとの吉凶についても、古代中国から伝わった「六曜」が用いられてきました。
現在でも、
「仏滅」
「寅の日」
「一粒万倍日」など
耳にする機会も多いのではないでしょうか。
今回紹介する「縁起を担ぐことを意識しながらお金を貯める方法」とは、「六曜」にちなみ、
・ お金を使うことがNGとされる日には、お金を下ろしたり買い物をしたりしない
という簡単なルールのうえで、節約と貯金をおこないます。
1か月のうち、「お金を使うとよい」とされている日は意外と少ないので、縁起を気にかけて行動すると「お金を下ろす機会や買い物をする日を制限することにもつながる」のです。
寅の日
お財布を購入するとよいとも言われる寅の日は、「金運招来日」と言い、「お金を招きよせてくれる吉日」であるとされています。
また、「出て行ったものがすぐに戻ってくる日」とも言われているため、お買い物や宝くじの購入はこの日がおすすめのようです。
この日は、
・ お金を使う
・ お金を支払う
といった、お金にまつわる行動はどれも「吉」とされています。
結婚式やイベントデーなどお金を使う予定が寅の日以外にあるときは、必要だと思われる金額を計算して、ひと月に2~3回ある「寅の日」に準備しておくというのもおすすめです。
一粒万倍日
「一粒万倍日」は、「一粒の籾(モミ)は、万倍にも実る稲穂になる」という意味を持つ日で、「自分自身のおこないも万倍になる日」とも言われています。
たとえば、新しいことをはじめることは種をまいたことと同じになるようで、万倍の稲穂(利益や収穫)が期待できるとされています。
逆に、この日に借金をすると自分でまいた借金の種が万倍になり、この日に物を借りると、物を借りるときのような苦労が万倍になると言われているため要注意です。
また、不要なものを買ったり無駄な出費をしたりすると、こちらも万倍となって返ってくるようなので注意しておきましょう。
ただ、お金を使うことや新しいものを買う日としてはよい日です。
ですから、無駄な出費や不要なものを買わないよう気をつけながら、普段から狙っていたものを手に入れるのもよいかもしれません。
巳の日
この日に、「お金に関するお願いごとをすると叶いやすい」と言われている縁起のよい日で、60日に一度のタイミングでやってきます。
銀行口座を開設したり、新しい財布を購入したり、新しい財布を使い始めたりするとよいとされている日です。
また、お金を使うのもよい日とされています。
天赦日
1年間に5~6回しかこないものの、万物の罪を天が赦(ゆる)す日と言われ、「最上の大吉日」とされています。
お金を使うことや新しい財布を使いはじめるとよい日だと言われているほか、この日に何かをはじめると「成功する」とも言われている日です。
「不成就日」に気をつけよう
「不成就日」とは、おこないすべてが「凶」となる日と言われ、お金を下ろしたり使ったりすることもよくないと言われています。
これまでに紹介したお金にまつわる縁起のよい日、「寅の日」、「一粒万倍日」、「巳の日」、「天赦日」ですが、この「不成就日」と重なると、効果が半減するとも言われているためチェックしておきましょう。
なかでも、それほど強力な力を持たないとされる「一粒万倍日」は「不成就日」と重なることも多く、重なった場合には「お金に関すること」はおこなわないほうがよいとされています。
今日がどのような日かを知るために
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これまでに出てきた縁起のよい日は、インターネットで「いい日 2020年」、「六曜 2020年」などと入れると簡単に検索することができますし、カレンダーなども販売されています。
媒体によっては、「いい日」だけを記載してあるものもあるので、凶日や悪い日などを気にし過ぎてしまうという人におすすめです。
本日紹介した縁起のよい日だけでなく、「大安」や「仏滅」、「友引」など今日がどういった日にあたるのかを知っておくことで、お祝いや企業への訪問などがしやすくなる場合もあるでしょう。
縁起を担ぐことを意識しながらお金を貯めよう
今回紹介したように、お金を下ろしたり使ったりするのに「良い」とされる日は、不成就日が重なる日を除いて1か月に数回あります。
縁起を担ぐことを意識しながら、この「お金によい日」だけお金を下ろしたり使ったりすることを心がけると、いつもよりもお金を下ろす回数や買い物に出かける回数を減らすことができます。
また、新しいものを購入する日を決めておくと衝動買いを減らすことにつながりますし、考えてから買うようになるのでおすすめです。(執筆者:山内 良子)