我が家の子どもたちは牛乳が大好きです。
食事の時には、必ず牛乳を飲みます。
朝ごはんやおやつのあとには、飲むヨーグルトやジュースも飲みます。
値段も安いこともあって、牛乳パックタイプの飲み物を購入することが多いのですが、飲む量が多いので、週末1日家でのんびり過ごしていると、あっという間にシンクには空になった牛乳パックが山盛りになってしまいます。

山盛りの牛乳パックをどうにか使いたいと考え、調べて試した、わが家で大活躍している使い方を紹介します。
紙よりも厚くしっかりしていて、防水加工がされているので、使い勝手は抜群です。

目次
お肉やお魚を切るときの「まな板」
我が家で1番活用している方法が、「まな板代わり」です。
魚やお肉などの生ものを切るときに、まな板をその都度洗って消毒していましたが、本当に面倒くさく、一生懸命洗って消毒しても生臭さが残ってしまったり、汚れや菌が気になったりしてまな板を使い分けていた時期もありました。
魚の処理をするときには新聞紙を敷いて切れば、そのまま捨てられるし汚れも少ないという情報を得て、新聞紙を使ってみましたが、私のやり方が悪かったのか、新聞紙では魚と一緒に新聞紙も切れてまな板もしっかり汚れてしまう状態でした。
私の牛乳パックまな板活用法
捨てる時のように開いた牛乳パックを、まな板の上に置いたら、その上で食材を切っていきます。
魚やお肉などの切りにくいものでも、牛乳パックは丈夫なので新聞紙のように切れてしまうことはほとんどありません。
さらに、血や汁が出てしまっても、牛乳パックの内側の加工のおかげで染みることなく作業を続けられます。
使い終わった牛乳パックは汚れているので、資源ごみとしては出せないので、そのまま可燃ごみとして捨てます。
捨て方は自治体によって多少異なるので、自治体の指示に従って処理をしてください。
まな板はほとんど汚れていないので、他の食器類と一緒に洗うだけです。
何度も洗う洗剤台と水道代のコストカットにもなります。

デコレーションして「小物入れ」
ハロウィンの日に娘が保育園から大事そうに抱えて持って帰ってきたもの、それが牛乳パックで作られた小物入れでした。
牛乳パックを好みの高さでカットして、周りに折り紙や画用紙をはって好きなデザインにするだけです。
保育園では、ハロウィンのお菓子入れにしていたので、両サイドにパンチで穴をあけてリボンを通していました。
リボンを通すだけで、持ち手ができるので小さな子でも持ち運びがラクです。
この小物入れの良いところは、内側が加工されているので、汚れが付きにくく、紙自体も厚手で丈夫なので子どもが少し乱暴に扱っても簡単には破けないというところです。
クリスマスやひな祭りなどにもアレンジが効きそうなアイテムです。
布を張り付けてインテリアの雰囲気と合わせて作れば、お部屋の小物入れとしても活用できます。
高さも自分の好きな高さにカットできるので、タンスの中に入れれば靴下や下着の区切りにも使えます。
長年、下着の仕切りケースを100円ショップなどで購入していましたが、不織布タイプのものよりも強度があるのでおすすめです。
さらに、汚れが気になったら気軽に捨てて、また新しく作ることができるのも魅力です。
小さく切って「ゴムベラ」
揚げ物をした後のフライパンや、カレーやシチューを作った後のお鍋など、汚れがしっかりついてしまっていると、1度洗っただけでは油っぽさが残ってしまったり、汚れを落としきれなかったりします。
また、油や汚れをそのまま洗ってしまうと、排水口の汚れの原因にもなります。
長年流し続けた油分は、排水管の中で固まってしまって、水漏れや逆流などの大きなトラブルの原因にもなります。
排水管の修理となると、数万円かかることもあり、さらに周りに水漏れがあると、家具や家電に被害が生じることもあります。
油を直接流さないことで、排水管の油分の付着を軽減できます。
油や汚れが目立つ場合には、洗う前にゴムベラやキッチンペーパーなどで汚れをふき取ってから洗うようにしましょう。
といっても、ゴムベラを使ったらゴムベラも油をふき取って洗わなくてはいけないし、キッチンペーパーを使ったら、それこそ大量のごみが出てしまいます。
そんな時に便利なのが、牛乳パックをカットしたものです。

軽く洗って乾かした牛乳パックを好きな大きさにカットします。
小物入れを作った残りの部分でも大丈夫です。
このカットした牛乳パックをゴムベラのように、油や汚れを取るのに使っています。
厚さもあり、適度にしなるので、お鍋の曲線もぴったりフィットしてゴムベラ同様の使い心地です。
ゴムベラのように使えますが、使った後はそのままごみ箱へ捨てるだけで良いので洗い物も少なくて済みます。
肝心なお鍋やフライパンは、しっかり油や汚れを取り除けているので、最初に少し熱めのお湯で流したら、洗剤を使って洗えばきれいになります。
何度も洗わなくてよいので、水道代も洗剤代も節約になります。
アイデア次第で活用の幅が広がります
厚くて丈夫、撥水加工もしてある牛乳パックは、アイデア次第でいろいろなシーンに使うこともできます。
たくさん集めればイスも作れるぐらい強度のあるものなので、わが家のように大量にたまるご家庭はチャレンジしてみるもの面白いと思います。(執筆者:花嶋 紅遥)