我が家の旅行の予算は、私と子ども2人分でだいたい年間5万円としています。
その予算内で楽しく旅行をするため、宿の値段や旅行中の出費などに気をつけています。
ひとつひとつは地味な節約ですが、旅行を最大限に楽しむために必要なことです。
安くても旅を楽しんでいる我が家のコツを紹介します。
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目次
工夫1:旅行するならオフシーズン
旅費を少しでも安くしたいのなら、長期に休日が続く時期や連休を避けましょう。
我が家の場合も、ゴールデンウィーク休暇やお盆休み、年末年始などを避けて旅行計画を立てています。
長期連休は家族連れなどの旅行が集中するため、ホテルや旅館などの宿泊施設は繁忙期になります。
そのため、ハイシーズン価格で通常より高めの料金設定をするところが多いです。
オフシーズンとハイシーズンで宿泊費が数万円違うということも珍しくはありません。
もし仕事の休みが調整しやすいのであれば、無理して長期連休に計画をたてず、少しずらして行くのがおすすめです。
通常の土日にするだけでも安くなるケースはあります。
工夫2:直前割をねらう
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直前になっても部屋の予約が埋まっていない場合に、宿側が予約サイトにかなり安い料金で宿泊プランを載せる「直前割」というものがあります。
宿泊施設にとっては、空室のままにしておくよりも安くしてでもお客様に入っていただいた方が稼働率が上がるというメリットがあります。
我が家では、年末年始まっただ中にも拘らず、直前割を利用して激安で宿泊できたことがあります。
直前割のデメリットは、計画的な旅行はできないということです。
キャンセルによる空室が発生するのは、キャンセル料が発生する直前の3~5日前や、宿泊日の前日、当日朝などです。
直前割を利用して予約するということは、「明日旅行にいこう!」など急な予定を組むということです。
急な旅行で多少バタバタするかもしれませんが、子どもへのサプライズプレゼントになるかもしれませんね。
工夫3:会社の福利厚生を活用する
働いている会社によっては、一般のホテルや保養所などに安く泊まれるような福利厚生があります。
みなさんは、お勤めしている会社にどのような福利厚生があるかちゃんと把握しているでしょうか。
大手福利厚生サービスでいうと、「ベネフィット・ステーション」や「リロクラブ」、「JTB Benefit」などがあります。
こういったサービスを利用せず独自の福利厚生を設けている会社もあるので、あらためて確認してみましょう。
私が以前勤めていた会社には、栃木県の那須高原にある保養所をリーズナブルな価格で利用できる制度がありました。
ただし、福利厚生は他の社員も利用できるため、時期によっては予約が込み合う可能性もあります。
工夫4:ETCが安い日・時間帯に移動する
我が家の旅行は車移動がほとんどです。
在来線や新幹線など電車での移動も楽しいですが、子どもたちの運賃も含めると結構な額になります。
また、周りに気を遣わなければならないこともあり、車での移動のほうがストレスがないからです。
車移動が多い場合には、ETCが安くなる日や時間帯をねらいましょう。
ETCには、
・ 休日割引
・ 深夜割引
などの割引制度があるのをご存じですか。
例えば、平日朝夕割引を利用すれば、平日の朝6時~9時と夕17時~20時が割引対象(事前にETCマイレージサービスへの登録が必要)です。
また、1か月の利用回数に応じて30%、50%が還元されるため、とてもおトクです。
して移動してみましょう。
平日割引の概要
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・ ETCカードごとの1か月の割引対象となる利用回数に応じた還元率を、割引対象区間の通行料金のうち最大100km相当分に適用。
・ 還元分は利用月の翌月20日にETCマイレージサービスの還元額として付与。
1か月の割引対象となる利用回数と還元率
利用回数5回~9回:通行料金のうち最大100km相当分を約30%分還元
利用回数10回以上:通行料金のうち最大100km相当分を約50%分還元
工夫5:夕食は地元のお店で食べる
少しでもコストパフォーマンスの高い旅行にしたいのなら、夕食は地元のお店で食べることをおすすめします。
ホテルや旅館で食べる夕食は、とてもおいしくて魅力的ですよね。
わざわざお店を探したり、移動したりという手間もないため、とても助かります。
ただ、子どもが小さいうちは小食や好き嫌いで1人前食べないということもあります。
我が家では、「夕食なし」プランで宿を予約するようにしています。
子どもたちが小さい頃は1人前を完食することがほとんどなく、もったいないと感じたからです。
また、地元のお店では安くておいしい料理に出会える可能性も高いです。
地元の人たちとの会話も楽しむことができ、旅の思い出が何倍にもなります。
夕食のお店を変えるだけで、数千円おトクな旅になりますよ。
節約を意識しすぎない
旅を安く楽しむために大切なのは、「節約を意識しすぎない」ということです。
余暇を楽しむための旅行です。
節約を意識するがあまり、せっかくの余暇にわびしい気持ちになってしまっては元も子もないので、楽しめる範囲で行ってください。(執筆者:幸田 桃子)