習い事は学習塾3つを入れて7つを経験してきましたが、3姉妹全員が3年ずつ通ったのがスイミングです。
スイミングはあまりお金がかからないというイメージだったのですが、入会時だけでなく、通年想定外の出費がありました。
水泳くらいはさせたい、とお考えの方は入会を決める前にこの記事を読んで欲しいと思います。

目次
入会キャンペーンをチェックして初期費用を節約
水泳教室は入会時にまとまったお金がかかります。
月会費2か月分と年会費やカード発行手数料等です。
クラブによって違いますが、以前通っていたA社を参考に表にしました。

当時と税率が違うので、この表は税抜き価格です。
さらに、タオル・ゴーグルは自分で準備が必要です。
クラブ側としても、4月から入会してもらいたいので春は入会キャンペーンを盛大に行っていることが多いです。
入会キャンペーンは、通常支払う会費やユニフォーム類が無料になるので狙って入会したほうがお得です。
体験は必ず参加して諸々チェックしておく

4月にスタートしよう、と思えば春休みに体験をすればよいと考えます。
しかし複数の教室を比較したい場合は、今から動きましょう。
入会する時は「体験してそのまま入会」という入会キャンペーン枠を使うのがお得ですが、それより以前の体験だけの場合は無料だったり、格安で参加させてくれる場合が多いです。
見学だけならいつでもOKの場所もあるでしょう。
実際に体験すると、親も子もいろいろわかります。
指導する先生や、レッスン中の雰囲気、家からの経路や時間など毎週通うことを前提にチェックしてください。
知り合いに通っている人がいたら、ぜひ話を聞いてみましょう。
時々、生徒数が多すぎて現在募集をとっていない年齢やコースがある場合もあります。
「ここに通わせようと思っていたのに」とがっかりしないで済むように事前チェックは早目にしましょう。
月額だけじゃない場合もある 「特別講座」に要注意
大手スポーツクラブは、毎週のレッスン以外のイベントにも力を入れていることがあります。
「夏休みの強化合宿」といった、レベルアップのためのイベントはもちろん「キャンプに行こう」、「苺狩りバスツアー」等楽しそうなイベントをたくさん準備してくれるわけです。
もちろん、そのイベントにはお金が別途かかります。
施設内にポスターが貼ってあるので「お母さん行きたい」と言われてしまうこともありました。
これらは申し込み制なので、行かなければ出費が増えることはありません。
良い経験ですし、タイミングが合えば参加させてあげても良いと思います。
定期的に写真を買わされる
ある日、娘が袋に入った写真を持ち帰りました。
水中やレッスン風景の写真なのですが、購入したい写真の代金だけを入れて、不要な写真は返すというシステムです。
詳しい値段を忘れてしまったのですが500~700円と高額だったので最初見た時はびっくりしました。
これもまた「買わなければいい」類のものなのですが、水の中の写真なんて普段撮れませんし、つい買ってしまうのです。
しかし定期的にこの写真を持って帰るので「年に一回程度、写りが気に入ったら買う」ことにしました。
スイミングに3年通った驚きの総額
さて、娘3人をスイミング教室2か所に通わせて結果いくら払ったか。
今回計算したら驚きの総額がでました。税抜き、用品はおよその値段です。

3人合わせて総額96万220円です。
当時8%の消費税でも100万は超えてしまいます。
三女は入会キャンペーンを利用して、カード発行費や年会費1回分は無料になりました。
学習塾は高学年になればなるほど1年でスイミング3年間分を軽く超える費用がかかります。
中学受験を考えている方は幼児期のスイミングが後々家計を圧迫しないかどうか、はじめる前に計算してみてください。
スイミング2か所に通って比較したそれぞれのメリット・デメリット一覧
姉2人は大手スポーツクラブのスイミングA、末っ子は家から近いスイミングBに通いました。
名前は伏せますが、それぞれの特徴を比較しましたのでスイミング教室を選ぶ時の参考になると思います。

進級テスト後の親へのフォロー電話はどちらともありました。
3年目の当初は3人それぞれに泳げていたので指導力の差は感じませんでした。
しかし、通っている最中のモチベーションは指導方法で差が出るかと思います。
どちらが良いかはお子さんのタイプによるでしょう。
共通のデメリットとして、スイミングは病気をもらいやすいということが挙げられます。
集団の中にいれば、病気を移されるリスクが高くなるので当然なのですが、病院通いも増えるのでここは少し大変でした。
また、立地では商業施設が多い場所のスイミングBの方が、待ち時間にちょっと買い物に行けるので時間を有効に使えて便利でした。
逆にいえば、買い物好きでつい買ってしまう方は商業施設の少ない立地のスイミングのほうが節約につながるかもしれません。
今だからわかる節約ポイント

水筒やおやつ代
幼児期に通うと他のきょうだい分も飲み物とおやつが必要でしたが、小学校に上がってからは通っている子ども1人分で良くなりました。
終わって疲れた子どもがぐずると、親も疲れてしまい、全員で買い食いをして出費を増やしていました。
入会時期
最初は子どもが園生活に慣れてから始めようと思っていたのでキャンペーンを利用せず、上2人のスタート時は結果高くつきました。
習い事は「目的」を明確にする
三姉妹の仕上がり具合をみると、週に1回のレッスンだと定着がゆっくりです。
やはり何かを身に付けさせるには、週2回のペースが必要だと感じました。
幼児期に週2回は体力的に無理でしたので、小学2年生から週2回コースで2年間やれば会費の節約になったかなと思います。
しかし、もし才能があれば選手コースでどんどん泳いでほしい、という希望があるなら幼児期スタートが良いかもしれません。
幼児期の習い事は、目的を明確にしてからスタートしましょう。
月謝を掛け算するだけでも、2~3年後の総額がだいたい出ますので、ぜひ電卓を叩いてみてください。(執筆者:田中 よしえ)