冬になるとニットやアウターなど、かわいいアイテムがたくさんあります。
おしゃれな人が着ているような、もこもこの白いニットや、すてきなアウターを着て、ファッションを楽しみたいと思っていても、子供がいるとどうしても汚れが気になってなかなか着る勇気が出ないものです。
汚れてしまった時のクリーニング代を考えると、つい自宅で洗えるトレーナーなどのカジュアルアイテムを選んでしまいます。
ニットやアウターはクリーニングに出すと1,000円近くかかるものもあるので、なかなかクリーニングに出すこともできません。
ついつい着るのをためらってしまうものですが、実は正しい洗い方を知っていれば自宅でクリーニングできます。
今回は、クリーニング店にいかなくても、自宅でできる簡単クリーニングテクニックを紹介します。
この方法を知っていれば、ニットやアウターを気軽に洗濯することができるので、冬のおしゃれをもっと楽しめます。
おうち洗いができない素材もあります。十分確認のうえ、心配な時は控えてください。
目次
洗濯表示をしっかり読む

自宅クリーニングをする際に、必ずチェックしておかなくてはいけないのが洗濯表示です。
洗濯表示とは、洋服の左側についているタグに書いてあるものです。
洗濯表示には洗濯方法だけではなく、干し方も書いてあります。
文字ではなくイラストで表記されているので、洗濯表示のイラストの意味をきちんと理解しておきましょう。
洗濯洗剤の選び方のポイントにもなります。
洗濯表示の意味は、「消費者庁のホームページ」、「経済産業省のホームページ」に詳しくのっています。
ただし、全部を覚えるのは非常に大変なので、たった1つのポイントを押さえておきましょう。
タグの1番左側に表示されている、洗い方です。
ここが×斜線になっていなければ、家庭用の洗濯機でも洗えます。
のです。
洗い方を間違えると型崩れや縮みの原因にもなるので、正しく洗うことが大切です。
自宅でクリーニングするときには、洗濯機は
・ドライクリーニングモード
など、設定をきちんと選択しましょう。
また、洗剤はおしゃれ着洗い用の専用洗剤を使いましょう。
毛玉予防や、型崩れの予防にもなります。
たたんだ状態で洗濯ネットに入れて、できるだけダメージを受けないようにして洗いましょう。

干し方次第で型崩れ予防
おうちクリーニングで重要なのが干し方です。
干し方次第で型崩れが防止できます。
特にニットは干し方がとても大切です。
濡れた状態でハンガーにかけて干してしまうと、重さで伸びてしまったり、肩にハンガーの跡が残ってしまったります。
平干しが理想的ですが、平干しには広いスペースが必要となるので一般家庭においては現実的ではありません。
そこで、おすすめしたいのが、
です。
たたみ方にもコツがあります。
汚れが目立つ衿元や袖をしっかり洗えるように外に出すようにしてたたみます。

洗う時に
にもつながります。
我が家では洗濯ピンチの上の部分にたたんだまま平置きにしています。
通常の洗濯物をピンチに干して、上の部分でおしゃれ着を干しておくことができるので、スペースが最小限ですみます。

洗濯ピンチのタイプによっては、上に物をおけないものもあります。
そのような場合には、
そこに、洗濯したおしゃれ着をたたんだ状態で置いておくだけで、平干しができます。
乾いたバスタオルで水分を吸収してくれるので、室内干しにも適した方法です。
アイロンがけは丁寧に

ワイシャツやスラックスなどを自宅で洗濯した場合には、アイロンがけが重要です。
アイロンのかけ方によって仕上がりに大きな差が出るので、アイロンがけは丁寧にしましょう。
センタープレスの入っているパンツや、シャツのタック部分などは、もとの形状に合わせてアイロンがけをすることが大切です。
また生地によってアイロンの温度も変える必要があります。
てかりやすい生地には「あて布」をして熱が直接伝わらないようにすると生地が傷みにくくなります。
月1万円のクリーニング代を節約
近所のクリーニング店では、ワイシャツが1枚130円、スーツなどのセンタープレスの入ったパンツは500円以上かかります。
セーターは600円程、コート類に関しては2,000円程かかるものもあります。
我が家では、主人が毎日スーツで仕事に行きます。
ジャケットはあまり着用しないようですが、それでも1週間にワイシャツは5枚、パンツも2~3本クリーニングに出すので、1週間のクリーニング代だけでも2,000円以上かかります。
1か月となると、クリーニングだけで約1万円です。
少しの手間で、この金額を節約できると思うと面倒なアイロン掛け作業もなんとかがんばれそうです。
慣れてくれば、それほど大変な作業でもありません。
衣替えのシーズンには、晴れた日を狙ってセーターやコートなど、おしゃれ着をまとめて自宅でクリーニングしてみてはいかがでしょうか。
気持ちがすっきりするうえに、クリーニング代の大幅節約にもなります。(執筆者:花嶋 紅遥)