2020年1月に世界的な決済ネットワークを提供しているVISAがPlaidを買収したことが話題になりました。
VISAは米国株の中でも注目のFinTech企業で、株価も収益も右肩上がりです。
日本でも、VISAの決済ネットワークは浸透しており身近な米国株銘柄のひとつです。
しかしPlaidは聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。
Plaidは米国では4人に1人が利用している便利な金融サービスを提供しており、VISAの傘下に入ることで相乗効果が期待できます。
本記事ではVISAが買収したPlaidとはどのような企業なのかを解説し、Plaid買収後のVISAの展開を予想します。
目次
VISAが買収したPlaidとは
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Plaidは、金融情報を便利に共有できるサービスを提供しています。
銀行口座や投資用の口座を複数もっていると、お金がどこの口座にどれだけあるかを把握するのは面倒ではないでしょうか。
例えば、私は銀行口座を複数もっていてクレジットカードも数種類持っています。
そのためお金の管理が煩雑で、たまに、
と不安になることがあります。
わざわざ残高照会をして、少し足りなそうであれば別の口座からお金を移動しないといけません。
しかしPlaidで自分の持っている金融口座をそれぞれ紐づければ、Plaidのアプリ上でお金の管理をまとめることができます。
しかもPlaidを使用することで、それぞれの自分の口座のお金を集めて支払いをすることができ、とても便利です。
Plaidは、さまざまな金融機関を結びつける配管を提供している会社とよく表現されます。
VISAがPlaidを買収するねらい
VISAがPlaidを買収するねらいは大きく分けて2つです。
・ VISAの国際ネットワークでPlaidのサービスを世界中に売りこめる
この買収により、Plaidが既に連携している米国のネットワークをVISAが使えるようになります。
決済中心だったVISAのサービスがPlaidのサービスと合わさることで、サービスの幅が広がります。
さらにVISAの国際的なネットワークをかけ合わせることで、Plaidのサービスを世界中に展開できるようになります。
ライバルのMastercardとのサービスの差別化もPlaid買収によって加速する可能性があります。
VISAはEPS・売上ともに順調に伸びている
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VISAは2020年現在、毎年売上も1株あたりの利益(EPS)も順調に伸びています。
そこにPlaidのサービスとインフラが加わることで、成長にドライブがかかるストーリーも見えてくるのではないでしょうか。
日本人にも人気銘柄のVISAですが、個別銘柄の中でも有望なストーリーを描けます。
VISAの今後の展開に期待
VISAは米国の各種金融機関をつないでいるPlaidを買収しました。
買収によってPlaidのサービスをVISAのネットワークに取り込むことでサービスの幅を広げ、国際展開ではPlaidのサービスも合わせて展開できます。
VISAは日本のネット証券でも買えて身近な銘柄のひとつです。
投資対象に検討してみてはいかがでしょうか。(執筆者:田守 正彦)