わが家の子どもは 「チャレンジタッチ」 と 「スマイルゼミ」 、それぞれを経験してきました。
それぞれにメリットを感じてきましたが、中学受験対策としてはどちらがよいのでしょうか。
タブレット学習をスタートしたいけれど、受験のことが気になる方はそれぞれの受験対策をまとめたので参考にしてください。
金額は全て消費税10%込みの表示です。
目次
通常の受講費、小学生4年生からの費用比較

受験を見据えた塾通いがスタートする、4年生からの費用を2社で比較してみました。
4年生の場合、ひと月当たりの費用はこちらです。

※料金は12か月一括払いを月割りで表示しています。
スマイルゼミ12か月一括払いの金額・消費税10%込みの費用一覧
さらに1年間の受講費を4年生から6年生まで表にしました。
塾よりも安いとはいえ、お得な年払いを選択すればそれなりにまとまった金額が必要ですし、学年が上がるにつれて費用が高くなるのは塾同様です。

スマイルゼミは、標準コースと発展コースで料金が違います。

発展コースの方は標準コースより学習量が1.5倍増え解き方の動画も増えます。
進研ゼミ12か月一括払いの金額・消費税10%税込みの費用一覧
進研ゼミは、紙の教材もタブレット教材も費用は同じです。

コース変更による料金の違いもありません。

また、4年生からは教科ごとに標準コースか挑戦コースかコースを選択することができるようです。
得意な教科は挑戦コース、基礎を固めたい教科は標準コースと習熟度に合わせて選ぶことができます。
タブレットのサポート費用も忘れずに
タブレットは子どもが扱うので、うっかり故障する可能性があります。
ですから、タブレット端末のサポートは入っていた方が安心です。
2社のタブレットサポートの費用も比べてみました。

このように、比べてみるとチャレンジタッチの方がタブレットにかかる費用が少ないことがわかります。
サポート費用や交換代もスマイルゼミのおよそ半額です。
ただ、スマイルゼミのタブレットの場合、すらすらとした書き心地でペン以外の場所が画面に触れていても文字を書けます。
「書きやすさ」にこだわっているので、その分端末の費用が高いのかもしれません。
サポートサービスを含めたタブレットにかかる費用は以下の通りです。
・チャレンジタッチ→端末代 0円 + サポート1,860円 = 1,860円
チャレンジタッチの方が1万3,078円も安いです。
タブレット端末の値段は、いずれも一定の契約期間を前提にしているので、入会してすぐ辞める場合は端末代として別料金を請求される点に注意が必要です。
サポート無しでタブレットの交換が発生した場合
サポート無しでタブレットの交換が発生した場合、それぞれ次のようなシステムになっています。
スマイルゼミあんしんサポート
スマイルゼミのタブレット代はサポートサービス無しで交換する場合4万2,790円(税込み・参考価格)です。
交換はサポート期間中の1回のみですが、新たに3,960円を払ってサポート期間の対象に入ることが可能です。

入った方が交換が発生した時の出費を減らせます。
進研ゼミ:チャレンジパッドサポートサービスの場合
チャレンジタッチのタブレット代は1万9,800円(税込み)です。
チャレンジタッチの場合も、サポートサービスに入っていた方が1万4,640円費用を抑えられます。

このサポートサービスは、使用途中で後付けはできないので、入会もしくは交換と同時に申し込んでおきましょう。
進研ゼミの中学受験コース「考える力・プラス中学受験講座」とは
進研ゼミには中学受験専用のコース「考える力・プラス中学受験講座」があり、通常の配信に追加する形で紙の教材が届きます。
タブレット学習主体の講座ではありませんが、動画解説をタブレットで視聴できます。
チャレンジタッチを受講していなくても、この中学受験講座を単体で受講が可能です。

この中学受験用の講座は2013年にスタートしたコースです。
チャレンジ受講中だった次女が受験に興味を持った小4の時(2017年)この「考える力プラス中学受験講座」を受講しました。
テキストは授業とは全く違う問題で、大人でも難しいと感じました。
しかし中学受験とはこういう世界だということが親子でわかりましたし、保護者向けの情報も多いので勉強になりました。
その後、次女の希望で塾へ切り替えましたが、進学塾の入塾テストで「考える力プラス中学受験講座」で解いた問題が出ていて、励みになったそうです。
費用は1年一括払いで8万3,352円、ひと月あたり6,946円で、4年生から6年生までの月額が変わらないのはうれしいところです。
塾の場合、高学年だと1年間で塾費用50万円前後が当たり前の世界ですからかなりコスパがよいと思います。
受講していた経験としては、学校の宿題に加え、通常のチャレンジと難しい受験講座を毎日行うのは結構大変でした。
どんなに親が計画をたてても、その通りにできないのが子どもです。
という保護者の声も多いので家庭の環境と子どものタイプによって、この教材が生かせるかどうか変わってくると思います。
スマイルゼミには中学受験コースがない
スマイルゼミは標準クラスと発展クラスの2つしかありません。
しかし発展クラスの場合、高学年になると中学入試過去問題が配信されます。

中学入試過去問題がどの程度出されるか、2020年1月現在発展クラスを受講している小6の娘のタブレットで確認したところ、数回しか確認できませんでした。
このことから、中学受験の過去問題には触れる程度で、中学受験対策に力を入れているわけではないことがわかります。