この記事の最新更新日:2020年9月10日
数あるクレジットカードの中でも、人気のカードと言えば楽天カードです。
おそらく私を含め、多くの方が利用されているのではないでしょうか。
そんな楽天カードには「ゴールド」と「プレミアム」という上のグレードが存在します。
最上級のプレミアムカードは年会費が1万1,000円とやや高く、その特典内容も普通の方にとってあまり魅力的とは言えません。
一方、ゴールドカードは年会費2,200円とかなり安いうえ、ライフスタイルによっては通常の楽天カードから切り替えることで大きく得をする場合があります。
今回はこの楽天ゴールドカードについて解説します。
・ どういう人が通常の楽天カードから切り替えると得をするの?
このような疑問にお答えします。
目次
楽天ゴールドカードを持つメリット
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楽天ゴールドカードには、通常の楽天カードにはないメリットがたくさんあります。
2. ETCカードが無料付帯
3. 空港のラウンジが年2回まで無料
4. トラベルデスク利用可能
5. 利用可能限度額が200万円までアップする
6. 見た目がかっこいい
一方、デメリットはたった1つ。
年会費が2,200円かかることだけです。
上記の6つのメリットで年会費2,200円以上の得ができるかどうかが切り替えのポイントです。
メリットを1つずつ見ていきましょう。
1. 楽天市場の利用時ポイント還元率がアップする
楽天ゴールドカードを使って楽天市場で買い物をすると、通常の楽天カードよりも還元率がアップします。
通常の楽天カードは、楽天市場での買い物で100円につき3ポイント(基本ポイント含む)が付与されます。
一方、楽天ゴールドカードは100円につき5ポイント(基本ポイント含む)付与され、通常の楽天カードに比べて2円分多くのポイントがもらえます。
2. ETCカードが無料付帯
通常の楽天カードは年会費無料ですが、ETCカードの発行には年間550円かかります。
つまりETCカードを発行すると、楽天カードは年会費が550円になってしまうんです。
一方で楽天ゴールドカードは年会費2,200円ですが、ETCカードが無料付帯します。
普段の生活でETCを使う方なら、ゴールドカードに切り替えてETCカードを無料発行するだけで550円得します。
この場合、通常の楽天カードとの年会費の差額は1,650円まで縮まります。
3. 空港のラウンジが年2回まで無料
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楽天ゴールドカードを持っていると、国内主要空港のラウンジと一部海外のラウンジを年2回まで無料で使用できます。
使用できる空港は
・ ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港
・ 韓国の仁川国際空港ラウンジ
です。
年2回までしか使えませんが、旅行でたまに飛行機を使う、という方にはちょうどいいのではないでしょうか。
4. トラベルデスク利用可能
ゴールドカードを持っていれば、世界中の38拠点でトラベルデスクが使えます。
・ 現地情報紹介
・ レストランなどの予約や手配
海外旅行に行く方にとって、言葉の通じない海外で、日本語で相談できるトラベルデスクの存在は非常に心強いですね。
5. 利用可能限度額が200万円までアップする
通常の楽天カードの利用限度額は最高100万円ですが、ゴールドカードは200万円までアップします。
これでなにか得をする、という事は少ないかもしれませんが、いざというときは限度額は多い方が安心ですね。
6. 見た目がかっこいい
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これは筆者の個人的な意見ですが、楽天ゴールドカードはゴールドというだけあり、カード自体が少しピンクがかった金色でかっこいいです。
通常の楽天カードとは明らかに色が違います。
筆者のように、「ゴールドカード」という響きに憧れを持っている方もいるのではないでしょうか。
楽天ゴールドカードは他のゴールドカードと違い、厳しい審査もほとんどなく、普通の人が普通に持つことができるゴールドカードです。
クレジットカードに詳しい方の前では胸を張って言えませんが、クレジットに詳しくない友人をびっくりさせるくらいはできます。
楽天ゴールドカードに切り替えて得をする方
以下の条件に当てはまる方は、通常の楽天カードから、楽天ゴールドカードへの切り替えをおすすめします。
楽天市場で年間11万円以上買い物する方
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楽天市場で「年間11万円以上」買い物をする方は絶対に切り替えてください。
楽天市場で楽天ゴールドカードを使用して買い物をすると、通常の楽天カードに比べて、100円につき2円分楽天スーパーポイントが多くつきます。
ゴールドカードの年会費は2,200円。
楽天ゴールドカードを使って楽天市場で11万円分買い物をすると、通常の楽天カードよりも2,200ポイント多くポイントが付きます。
つまりちょうど年会費の元が取れます。
11万円を12か月で割ると、1か月あたり約9,000円。
これくらいなら楽天市場で買い物をしている人もいるのではないでしょうか。
さらに、普段ETCカードを使う方なら550円のETCカードが無料付帯しますので、実質年会費は1650円。
この場合、楽天市場で年間8万2,500円以上買い物をすれば、年会費の元が取れます。
さらに、11万円(もしくは8万2,500円)以上の買い物については、買い物をすればするほど通常の楽天カードとのポイント差がついていき、よりポイントで得をするようになります。
年間1~2回ほど旅行に行く人
楽天ゴールドカードは年間2回まで空港のラウンジを無料で利用できます。
楽天ゴールドカードで入れるカードラウンジは、特典なしで利用しようとすると通常1,000円前後の使用料がかかります。
このラウンジを1回でも利用すれば年会費の半分近い元が取れ、2回利用すればほぼ年会費の元が取れます。
元を取ったら、あとは楽天市場で買い物をすればするほど通常の楽天カードよりも多くのポイントが付き、お得になります。
年に1~2回ほど飛行機で旅行に行く機会がある方は、楽天カードから楽天ゴールドカードに切り替えましょう。
特に海外旅行に行く方は、先述したトラベルデスクの存在もありますので、より切り替えるメリットが大きくなります。
ちょっとカッコつけたい方
またまた個人的な理由で申し訳ないのですが、やっぱりかっこいいです。
やはり「ゴールドカード」は少し特別な響きがありますね。
ちょっと偉くなったような、誇らしい気持ちになります。
わずか年会費2,200円でカードの色が変わり、自尊心がちょっと満たされる、と考えたら安いのではないでしょうか。
楽天ゴールドカードの基本情報
ここからは楽天ゴールドカードの基本情報や審査について解説します。
細かな内容になりますが、楽天ゴールドカードについてより詳しく知りたいという方はぜひ目を通してみてください。
まず、楽天カードの主な種類には
「楽天ゴールドカード」
「楽天プレミアムカード」
の3種類があります。
「楽天カード」、「楽天ゴールド」「楽天プレミアム」の順で特典が豪華になり、使用限度額もアップしますがそれに伴って年会費も高くなります。
今回紹介している楽天ゴールドカードの特徴は以下の通りです。
・ 年会費 2,200円
・ 選択できるブランド Visa/Master card
・ 対象年齢 20歳以上
・ ポイント還元率 1%(楽天市場利用は通常ポイントと合わせて5%)
・ 利用可能額 最高200万円
・ 海外旅行傷害保険 最高2,000万円
・ ETCカード付帯
・ 国内主要空港、一部海外空港ラウンジ利用可能
通常の楽天カードとゴールドカードの違いを表にしました。
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通常の楽天カードに対し、ゴールドカードの大きな違いは以下の通りです。
・ ゴールドカードは年会費が2,200円かかる
・ 楽天市場で利用すると還元率が5%にアップする
・ ETCカードが無料付帯する
・ ブランドはVisaかmaster cardしか選べない
切り替えの主なポイントのついては、先述したように「楽天市場で年間11万円使うかどうか」です。
なお、楽天ゴールドカードの発行、もしくは通常の楽天カードから楽天ゴールドカードに切り替えるためには楽天カードの審査にパスする必要があります。
楽天ゴールドカードの審査は厳しい?
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一般的にクレジットカードを発行する際には、通常のカードにもゴールドカードにも必ず審査があります。
この審査に落ちるとクレジットカードを発行してもらえせん。
通常の楽天カードでも審査はありますが、審査基準は「ブラックリストに入っていないか」を確認する程度の非常に緩い審査です。
会社員はもちろん、自営業やパート・アルバイト、主婦の方でもほとんどの場合審査に落ちることはありません。
ただし楽天ゴールドカードになると通常の楽天カードに比べ、年収や職業(雇用形態)、勤続年数の確認といった審査基準が厳しくなります。
ちなみに、楽天ゴールドカードの最低限の申し込み基準は以下のようになっています。
・ 安定した収入があること
気になるのが2つ目の「安定した収入があること」で、これがいわゆる「年収〇〇万円以上」や「勤続年数」の審査に関係してきます。
楽天ゴールドカードの審査は各社クレジットカード会社の上位カード審査の中では「非常に緩い」と言っていいでしょう。
正確な審査基準は楽天側にしかわかりませんが、審査基準の1番のネックになる「安定した収入であること」もそこまでハードルは高くありません。
例えば筆者が楽天カードから楽天ゴールドカードに切り替えたとき、当時勤めていた会社の年収は250万円程度、勤続年数は4年程度でした。
それでも何の問題もなく審査に通ったことから、
・ 滞納等をせずきちんと支払っている履歴がある
・ ある程度(しかも結構低め)の年収がある
このくらいで通りそうです。
自営業の知人もゴールドカードの切り替えは普通にできたので、正社員かどうかもあまり関係ないようです。
とはいえ、100%通るわけではありません。
審査に通らないか、通りにくくなる場合
・ 年収が著しく低い
・ クレジットヒストリー(クレジット利用履歴)がない
1つ目のいわゆるブラックリストの場合、ゴールドカードはもちろん通常のクレジットカードの審査にも通りません。
年収は先述した通り、当時生活ギリギリレベルの年収だった筆者でも通ったことから、よほど低くない限り問題ないでしょう。
クレジットヒストリー(クレヒス)とは、今までのクレジットの利用実績の事です。
例えば今まで楽天カードを使っていれば「楽天カードを使っている」というクレヒスとともに「問題なく使用しているか」、「滞納していないかどうか」といった履歴も残ります。
延滞などの履歴があれば当然審査にはマイナスですが、クレジットの利用実績がまったくない場合もカード会社の審査にはマイナスとなります。
それでも通常のクレジットカードであれば特に問題になりませんが、ゴールドとなるとクレヒスがない点は大きく不利になるかもしれません。
あくまでも筆者の主観ですが、確かに今までクレジットカードを使ったことがない人がいきなりゴールドカードを発行をしたい、と申し込んできたら怪しい気がします。
審査が有利になるポイント
・ 通常の楽天カードの利用実績があり、楽天カードからの切り替え
・ インビテーション(招待)が届く
今まで通常の楽天カードを利用していて、支払いの滞納等がなければ健全なクレヒスが残ります。
楽天側としては優良顧客ですので、ゴールドの審査には通りやすくなるのは間違いないでしょう。
インビテーション(楽天側から送られてくるゴールドカードへの切替の招待)に関しては届くと有利だそうです。
ただしインビテーションが届いて、楽天カードからの切り替えでも審査に落ちた人もいるので100%ではないようです。
以上が楽天ゴールドカード審査のポイントです。
いずれにしても、楽天ゴールドカードは過去に滞納等の問題さえ起こしていなければ、誰でも審査に通る可能性があるカードです。
楽天ゴールドカードに切り替えて得をする人は意外に多い
楽天ゴールドカードは楽天ポイントの還元率がアップしたり、ラウンジが使えるようになったりと通常の楽天カードにはないメリットがあります。
・ 年に1~2回旅行に行って空港ラウンジを利用する方
・ 海外旅行に行く方
このような方は通常の楽天カードから、楽天ゴールドカードへの切り替えをおすすめします。
楽天ゴールドカードは発行審査もそこまで厳しくなく、楽天カードをある程度きちんと使っていれば切り替え可能です。
見た目もかっこいいですし、上記の条件に当てはまる方は切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。(執筆者:菊池 貴弘)