夕方や閉店間際にスーパーへ行くと、さまざま食料品が「半額」や「割引」されているのを見かけます。
また多くのスーパーには、早めに使い切ることを前提として「見切り品コーナー」に、値下げ食材が陳列されていることも多いです。
こういった半額商品や見切り品をうまく活用することは、食費の節約につながるため、見かけるとカゴへ入れる方も少なくないでしょう。
しかし「値段が安いから」というだけで購入するのは、かえって損してしまう場合もあります。
今回はスーパーの半額・見切り商品で損しないためのコツについてご紹介いたします。

目次
半額・見切り品で損しない3つのコツ
スーパーで半額商品や見切り品に出会ったら、すかさず購入してしまいがちです。
しかしいくら安いとはいっても、食材を使い切ることができなければ結果的にムダ買いへとつながってしまいます。
半額・見切り品で損することのないよう、以下のポイントを抑えて購入しましょう。
1. 生鮮食品は「食材が傷んでいないこと」をしっかりチェック
2. 冷凍保存ができる食材だけを購入する
3. あくまでも「買いすぎないこと」が大前提
1. 生鮮食品は「食材が傷んでいないこと」をしっかりチェック
お肉や魚、野菜といった生鮮食品は、時間がたつごとに酸化が進み鮮度が落ちてしまいます。
お肉や魚の場合パックに消費期限が記載されていても、要注意です。
ドリップが大量に出ていたり、変色が始まっていたりと品質が劣化しすぎているものもあるため、期限だけをチェックするのはおすすめできません。
野菜も同様、水気がでていないか、傷んでいないかをしっかりチェックする必要があります。
2. 冷凍保存ができる食材だけを購入する

半額商品や見切り品は、あくまでも「早く使い切ること」を前提として値下げされている商品がほとんどです。
そのため、保存期間を伸ばすためにも、冷凍保存ができるかどうかが購入の決め手となります。
肉や魚のほか、野菜も種類によってはフリージング可能なものも多いです。
納豆や油揚げといった一部の大豆製品も冷凍保存できます。
しかし、野菜や加工食品のなかには、冷凍によって風味や質感が変わってしまうなど、冷凍保存が向かない食材もあります。
冷凍保存可能な食材の知識を、ある程度付けておくことも大切です。
3. あくまでも「買いすぎないこと」が大前提
値段が安いと次々買い物かごへ入れてしまい、結果的に買いすぎてしまうのはありがちな失敗です。
冷凍保存できたとしても、冷蔵庫に空きがなければストック自体難しくなってしまいます。
いくら安いとはいっても、「必要以上に買いすぎないこと」が重要です。
とくに普段あまり購入することのない高いお肉などは、「いつもなかなか購入できないから」と、ついカゴに入れてしまいやすいので注意しましょう。
結果的に買いすぎてしまうと、早く消費しなければと焦り、食べすぎや作りすぎてムダ買いになることも。
半額商品や見切り品に出会ったら、冷蔵庫に保存できるか、使い切れるかどうかを考えてから購入しましょう。
半額商品・見切り品は品質と冷凍保存の可否をチェック
値段だけで考えれば、半額商品や見切り品は家計に助かるお得な商品であることに変わりありません。
購入前に鮮度をチェックし、買いすぎの注意と食材をムダなく使える保存方法を活用すれば、食費節約にかなり役立ちます。
損しないコツを抑えながら、半額商品や見切り品を上手に使うことが大切です。(執筆者:三木 千奈)