新生活が始まる4月は、貯金を始めるのにぴったりの時期です。
ストレスなく気楽にできるコツコツ貯金なら、貯金がうまくいかなくて悩んでいる人でも少しずつ貯金を増やすことができます。
今回は、貯金がうまくいかない原因に触れながら、みんながやっているコツコツ貯金について紹介します。
自分に合った貯金方法を見つけて、コツコツ貯金を実践してみましょう。

目次
貯金がうまくいかない原因
貯金がうまくいかない場合、以下のような理由が考えられます。
・ ムダ遣いをしている自覚がない
・ 自分に合うやり方がわかっていない
旅行費用や教育資金など貯金をする目的が明確な人や、ムダ遣いをなくす意識が高い人は、貯金に成功しやすいといえます。
また、さまざまな貯金方法のなかで、自分にはどの方法がマッチしているかわかっている人ほど、コツコツためているのが特徴です。
貯金がうまくいかない人は、貯金がうまくいかない理由を考えることで、貯金を増やすためにはどのようなアクションが必要なのか考えてみましょう。
みんながやっているコツコツ貯金4選
ここでは、みんながやっているすぐに始められるコツコツ貯金を4つ紹介します。
(1) 500円玉貯金
「500円玉貯金」は、買い物や支払いをして財布のなかに500円玉があったら貯金するというものです。
空き瓶やかわいいお菓子の空き箱など、身近なものを貯金箱にしている人が多く見られます。
筆者も500円玉貯金をしています。
最初は買い物でたまたま500円玉が出たら貯金していたのですが、続けるうちに楽しくなって500円玉でおつりがもらえるように計算して買い物をするようになりました。
週に2回程度500円玉貯金ができたとして、1か月で4,000円、1年で4万8,000円ほどたまる計算です。
買い物の頻度にもよりますが、無理なくコツコツためたい人におすすめの方法です。
(2) 小銭貯金

「小銭貯金」は、財布のなかにある100円以下の硬貨を貯金に回す方法です。
週2回程度50円ずつ預金する場合、1か月で400円、1年間で4,800円ほどたまります。
「500円玉貯金」と同様に、買い物の頻度などによって貯金額は変わりますが、ストレスなく貯金が続けられるでしょう。
袋分けで家計管理をしている人なら、項目ごとに残った端数を小銭貯金に回すのもおすすめです。
(3) 先取り貯金
「先取り貯金」は、貯金したい金額をまず確保してしまうという方法です。
「残ったお金を貯金に回す」ことが苦手な人は、最初に「存在しないお金」として貯金に回してしまいましょう。
月1万円を貯金すれば、1年間で12万円ためられます。
金額は自分で決められるので、無理のない範囲で設定することがコツコツ続けるコツです。
確実に貯金を増やしたい人にとって、効果が大きい貯金方法といえるでしょう。
(4) つもり貯金
「安かったけれど定価で買ったつもり」
など、お得だった買い物や支払いに対して本来支払うべきだった金額を貯金に回す方法です。
・ カード払いで買い物をしたら、現金払いのつもりで同額貯金
・ クーポンを使ったから、得したぶんを貯金
1週間に500円程度のつもり貯金をする場合、1か月で2,000円、1年間で2万4,000円ほどためられる計算です。
年代別貯蓄相場をチェック
総務省の統計によると、2018年の2人以上世帯の年代別貯蓄現在高は以下のようになっています。

40歳未満や40~49歳未満は、貯蓄相場が平均よりも少なく、住宅や土地購入などの負債が多い年代でもあります。
まとまった貯金を増やしにくい時期は、コツコツ貯金を取り入れながら無理せず貯蓄を増やしましょう。
貯金は収入と支出のバランスが大事
貯金を成功させるためには、
「目的を明確にする」
ことを意識して、コツコツ続けることが大切です。
みんながやっているコツコツ貯金を試して、自分に合ったやりやすい方法を見つけましょう。(執筆者:成田 ミキ)