私たち日本人は、健康で文化的な最低限度の生活が保障されています。
万策尽きたら、堂々と「生活保護」を受ければいいのです
対象
年金だけで生活できない人
【達人レベル】1.6
お手軽度:★☆☆☆☆
お得度:★★★☆☆
わくわく度:★☆☆☆☆

目次
年金だけでは生活できないあなたへ
国民年金の平均月額は5万5,000円です。
なかには月に2万~3万円しかもらえない人もいます。
資産がなく、病気で働けない、このままでは生きていけない、そんな悩みを抱えている人は、迷わず生活保護を申請してほしいと思います。
あなたにはその権利があります。
生活保護は、
「働いても収入が足りない(働けない)」
「年金やほかの手当だけでは生活できない」
「親族から援助を受けられない」
人が受給することができます。
保護費は、都市部と 地方では生活コストが異なるため、6つのランクに分類されています。
また、支給される保護費は、生活扶助基準額のほか、住宅扶助、介護扶助、医療扶助など、世帯の状況によって加算額が異なります。
生活扶助基準額(例)※自治体によって異なります。

生活保護の大誤解! 持ち家も、クーラーも取られません
生活保護を受けると、「持ち家はもてない」と勘違いしている人がいますが、居住している家を売らなければならないという決まりはありません。
また、2018年からは熱中症対策として、クーラーの設置も認められています。
もちろん、スマホに冷蔵庫、洗濯機も保有できます。
【実践!】ウソやごまかしは厳禁! つらい現状を素直に伝えよう

【達人の裏技】生活保護申請を拒否する「水際作戦」は違法! 解決するための方法を教えます!
「水際作戦」という言葉をご存じでしょうか?
これは、不正受給や地元の受給者数が増えることを警戒した自治体が、さまざまな理由をつけて生活保護の申請を受理しないことで、現在、社会問題となっています。
これは明らかに違法です。
生活保護を申請することは私たちの権利ですので、もしあなたが生活保護の申請をしたいのに断られてしまっていたら、弁護士に相談し、同行してもらうことをオススメします。
同行してもらう場合、法テラス(日本司法支援センター)の援助制度を利用できますので、原則弁護士費用はかかりません。
お困りの人は、法テラス(☎0570-078-374)に相談してみてください。
本記事は以下書籍から内容を一部抜粋して掲載しております。
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