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【自宅に金庫】盗難や火災からお金を守る。 選び方、費用相場、設置の注意点、処分方法

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【自宅に金庫】盗難や火災からお金を守る。 選び方、費用相場、設置の注意点、処分方法

まとまった現金や実物資産を一時的にでも自宅に保管するとき、その保管場所には用心する必要があります。

筆者の友人は現金70万円を引き出し、ダイニングテーブルに置いたまま家族でランチに出かけました。

約40分後に帰宅してみると、ダイニングテーブルの上に置いた現金70万円は盗まれていました

友人は

「ほんの30分程度の外出なら、バッグに入れて持ち歩くよりもテーブルの上の方が安全」

と思ったそうです。

泥棒からみれば、30分もあればテーブルの上にポンと置いてある現金を盗むことは難しいことではなかったでしょう。

もしも同じ30分だったとしても、金庫の中に現金が入っていれば盗まれることもなかったのかもしれません。

今回は、自宅に金庫を設置するときの相場や注意点、そして処分方法までをお話しします。

自宅に金庫を置く

金庫を買うなら「初期投資」は惜しまない

金庫の相場はピンキリです。

文房具店で数千円あれば買えるような手持ち金庫から、金庫専門店でしか買えない大型の耐火金庫まで、幅広い種類と価格があります。

自宅用の金庫を選ぶときには、中に入れるものと目的に応じた大きさ・種類の金庫を選びます。

手持ち金庫では「盗難防止」にならない

一般家庭ならば、現金と通帳とハンコ、大切な書類を入れることが多いでしょう。

目的は盗難防止や火災対策ではないでしょうか。

その場合、手持ち金庫では物足りません

手持ち金庫は安価に購入できますが、軽いため泥棒でも簡単に持ち運べます

「防火金庫」は見た目よりも狭い

さらに、火災対策ならば「耐火」と書かれている金庫を選ぶ必要があります。

耐火性能を持つ金庫は、金庫の壁が厚いため見た目よりも収納スペースは狭いです。

金庫のサイズ選び間違えた

せっかく金庫を買っても、入れたいものが入らずに買い替えたり買いたしたりするようでは余計なお金がかかります。

金庫を買うときには初期投資を惜しまずに、入れたいものが十分に収納できるサイズ、そして目的に合った種類かどうかを第1優先で考えることが結果として得する買い物になるでしょう。

高機能より「重さ重視」でコストダウン

金庫を買うとき、気になることは相場でしょう。

それなりの大きさと機能を求めると、家庭に置く金庫でも数万円が相場です。

金庫を開けるときのダイヤル番号をかえたり、タッチパネル式などの高い機能を求めたりすると、価格は数十万円になることもあります。

家庭に置く金庫ならば、ダイヤル番号や画面に凝るよりも、

重量がある金庫を選ぶことで「盗みにくい金庫」としたほうが購入資金を抑えられます。

【注意点】金庫は設置場所を決定してから買う

金庫の価格は、一般的にサイズに比例し、サイズが大きくなればなるほど重さも重たくなります

重たければ重たいほど「盗みにくい金庫」にはなりますが、置き場所を選ばなくてはなりません

中に棚板が1枚ある50cm四方の耐火金庫(相場は4万円程度)が一般家庭の定番金庫ですが、重さは約55㎏です。

55㎏の金庫にモノを入れたら60㎏になります。

例えば、押し入れに設置した場合、60㎏の重さに長期間耐えられるか心配です。

とくに集合住宅の場合は、階下に人が住んでいることもあり、なにかあったら大変です。

重量のある金庫を買うときには、

予算よりも先に置き場所を決めて、管理会社に金庫の重量に耐えられる設計になっているかを確認しましょう。

必要に応じて床面の補強版を設置

そして、押し入れなど床面に強度が足りないときには、金庫と一緒に下に敷く板(別売り)を購入します。

板は、購入した金庫の大きさに応じて価格が変わります。

また、金庫の設置は素人には難しいです。

50㎏前後の金庫を設置するときには、男性2名が来て声を掛け合いながら設置します。

とくに敷板が必要な場合は、さらに設置が大変になるため、業者に設置を依頼したほうがいいでしょう。

搬入設置費用は金庫の購入とは別にお金がかかりますが、必要経費としてください。

補強板設置済みの金庫

金庫を購入するときには、金庫本体の代金だけでなく、設置場所によって敷板や搬入設置費用が必要です。

金庫を購入するために必要な総予算をできるだけ正確に把握するためには、金庫選びよりも先に「設置場所」を決めることがポイントです。

金庫は処分時にも費用がかかる

金庫は買うときだけでなく、捨てるときにもお金がかかります

重量がある耐火金庫は粗大ごみとして捨てられないことがほとんどです。

「捨てるのにお金がかかるなら、小さく分解して燃えないゴミにする」と考える人がいるかもしれませんが、金庫は簡単に分解できません。

リサイクルもフリマサイトで売るのも難しい

金庫は、金属製の壁の中にコンクリートが詰まっています。

そのため、金属のリサイクル業者に売ることも難しいです。

まだ使える金庫ならばフリマサイトで中古品として売れますが、金庫は重いため送料も高くなります

とても安い値段で金庫を回収してくれる不用品回収業者もありますが、中には回収した金庫をきちんと処分しない業者もあるようです。

買った店に相談するのが確実

金庫が不要になったときには、金庫を買った店に相談することが一番いい方法かと思います。

金庫の処分費用相場は、50㎏前後の耐火金庫で5,000円~1万5,000円(搬出作業内容によって相場は変わります)といわれています。

長い間、家の財産を守ってくれた金庫は、多少費用が掛かっても正しい処分方法で処分したいです。(執筆者:式部 順子)

《式部 順子》
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式部 順子

執筆者:美大卒 式部 順子 式部 順子

武蔵野美術大学卒。クリエイティブな発想で芸術エッセイや子育てアイデア、経験に基づいた就職転職記事まで幅広く執筆中の個性派フリーライター。身近にあるものを活用した節約術と時代の流れを読みながらの大胆な節約術を組み合わせながら日々節約を楽しんでいる。節約のモットーは「使うべきお金は使う!無駄な節約はしない!」ストレスフリーな節約術をメインに紹介。 寄稿者にメッセージを送る

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