スーパーでは当たり前の値引き、コンビニでは一般的ではありません。
セブンイレブンも、惣菜やおにぎりの値引きは行わず、期限が来ると廃棄処分にしていました。
ただし、それでは時代に逆行しているということで、セブンイレブンでも実質的な値引きを解禁します。
今回は、その内容を、注意点とともに紹介しましょう。
目次
【5/11より】期限間近の商品をnanacoで買うと5%還元

2020年5月11日より、全国のセブンイレブンで販売期限の迫った商品をnanacoで買うと、通常のポイント還元に加えて税別価格の5%分のnanacoポイントがボーナスポイントとして還元されます。
これまで地域限定で実証実験を行ってきましたが、満を持しての全国展開です。
ボーナスポイントは即時、還元されます。
ポイント還元の概要
対象となるジャンルは、以下の通りです。
・ 調理パン … サンドイッチ・ロールなど
・ 麺類その他 … レンジ麺・パスタなど
・ デリカテッセン … 惣菜・サラダなど
・ スイーツ … チルドデザートなど
・ ペストリー・パン … オリジナルの菓子パン・惣菜パンなど
販売期限の5時間前から5%還元を開始しますが、チルド弁当などの一部商品は販売期限の9時間前からとなります。
値引時間がある程度読めるのは、うれしいことです。
対象商品を購入した際のレシートは、以下の通りです。

対象商品には、金額の右側に「◎」印が付いています。
ボーナスポイントは通常のポイント還元とは別に、「内ボーナスポイント」として表記されています。
5%還元を受けるための注意点
ただし、5%還元を受ける際には以下のことに注意してください。
対象商品は意外と少ない
対象商品は、紹介したように6ジャンルのみです。
しかも、パンはセブンイレブンオリジナル限定で、ヤマザキパンなどは対象とならないようです。
6ジャンル以外は対象とはなりません。
店員さんが気づかない可能性あり

対象商品を買っても、店員さんが操作してくれない可能性があります。
テスト販売段階では、シールとポイント5%還元のバーコードが同じ面にありました。
しかし、店員さんがそれを知らずに裏側にある通常のバーコードを読み取ってしまう、ということが多かったようです。
全国展開の際には、いまのところ5%還元のバーコードはないようです。
そうなると、表面のシールに気づいてレジ操作してくれるかがポイントとなりそうですので、もし気づいていないようでしたら「5%還元ですよね?」と言ってあげると親切かもしれません。
5%還元のインパクトが弱い

ローソンの値引きは、もっと大盤振る舞いです。
筆者が実際に11時ごろにローソンで購入した商品は、「130円が65円」と、なんと半額でした。
しかも、ローソンオリジナル商品ではない商品です。
これ以外にも、夜に行ったときには唐揚げが半額になっていました。
これと比べてしまうと、5%還元はインパクトとして弱いです。
nanaco払いしか還元されない
今回の5%還元は、nanacoポイントで還元されるため、nanaco払いしか対象となりません。
一方のローソンは、支払い方法を問わず現金でももちろんOKです。
nanaco支払いしか認めていないセブンイレブンは、言葉は悪いですが若干ケチくさいですね。
廃棄ロス削減に貢献して得しよう
セブンイレブンでも、期限切れ間近な商品の実質的な値引きが解禁されます。
5%還元と若干物足りなさは感じますが、通常のポイント還元と合わせれば還元率は6%です。
廃棄ロスが少なくなればお店も助かるので、nanacoを持って来店し、5%還元を受けて廃棄ロスを削減しましょう。(執筆中:角野 達仁)