四季のある日本に住む以上、避けては通れないのが梅雨の時期です。
雨の日が増えると、どうしても空気がジメジメして、部屋中が湿気てしまいます。
湿気を取り除く方法としては除湿器が効果的ですが、購入費用も電気代もかさみます。
新型コロナウイルスの影響で、何かと出費が増えている今、除湿対策もできるだけお金をかけずに済ませたいものです。
そこで今回は、節約しながらできる湿気対策について紹介します。

目次
今すぐ、節約しながらできる湿気対策5選
身近なものを利用して、今すぐ実践できる方法もたくさんありますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 木炭を置く
木炭や竹炭は、ニオイ取りとして活用されることが多いですが、実は湿気取りとしても優秀です。
木炭や竹炭の表面に空いている小さな穴が、湿気を吸収してくれるため、
さらに、木炭や竹炭は天日干しをして乾燥させれば、半永久的に使えるのでコスパも良いです。
湿気取りとして使う際は、できるだけ湿気を吸い取りやすいように、木炭どうしが重ならないように置きましょう。
竹製のカゴやかわいい紙袋に入れておくと、見た目もおしゃれなのでおすすめです。
2. 重曹を置く
竹炭や木炭のほか、置くだけで除湿ができるアイテムとして重曹も重宝します。
重曹は、料理に使うほか、掃除にも使える便利なものですが、湿気を吸い取る効果もあるので、除湿剤代わりとしても活用できます。
湿気取りとして重曹を置く際は、瓶や小さな皿に入れて、除湿したい場所に置くだけなのでとても手軽です。
水を含む空気は重く、下の方にたまりやすいため、重曹も床など低い位置に置いた方が、除湿効果も高くなります。
除湿剤として使い終わったあとは、掃除に活用できるので、捨てずにとっておきましょう!

3. 洗濯用の粉洗剤を置く
衣類の洗濯用に使う「粉洗剤」も、重曹同様、湿気を吸い取る効果があります。
粉洗剤は重曹と違って、せっけんの良い匂いがしますし、商品によってお花などいろいろな香りが付いているものもあります。
除湿剤としてだけでなく、芳香剤のような役割もしてくれるのは粉洗剤ならではのメリットです。
粉洗剤を除湿剤として使う際は、固まってきたら交換の目安です。
固まった粉洗剤は、そのまま衣類の洗濯として再利用できるのでムダがありません。
4. 丸めた新聞紙を置く
新聞紙は、通常の紙とは違い、表面にコーティングが施されていないため、吸水性が高いという特徴があります。
そのため、湿気取りとしても十分効果を発揮します。
除湿剤として使うのは、読み終わった新聞でOKです。
新聞紙の表面が大きいほど、除湿効果も高くなるので、
クローゼットやたんすの除湿に使う場合は、新聞紙を丸めて隅っこに置いておきましょう。
新聞紙は形状を好きなように変えられるので、場所を選ばずに除湿ができることが大きなメリットです。
5. 珪藻土アイテムを置く
バスマットやコースターなど、珪藻土を使った商品は数多くあります。
珪藻土は、吸水力と消臭力が優れていることから、湿気取りとして有効なアイテムです。
そのため、布製のアイテムを使うよりも、珪藻土のアイテムをより多く使った方が、室内の湿度も抑えられます。
珪藻土が話題になった当初は、バスマット1枚でも3,000円以上とやや高めでしたが、現在は値段も手ごろになりました。
100円ショップで購入できる商品も多いので、そろえられるものから購入してみることをおすすめします。
また、珪藻土は乾燥させれば繰り返し使えるので、長期的にみるとコスパも優秀です。

節約しながら快適な梅雨を過ごそう
湿気対策は、どうしてもお金がかかります。
3個入り150円程度で購入できる除湿剤を用意しても、全部屋に置くとなるとそれなりの出費がかかり、水がたまったら定期的に交換する必要があります。
身近にあるもので除湿し、お金をかけずに快適な梅雨を過ごしましょう。(執筆者:三木 千奈)