2020年5月11日、楽天銀行デビットカードにMastercardブランドが誕生しました。
これにより、楽天銀行デビットカードにVisa・Mastercard・JCBと、3つの国際ブランドがそろった形です。
この記事では、3つの国際ブランドを徹底比較することで、カード選びの参考になればと思っています。
目次
楽天銀行デビットカード(Visa・Mastercard・JCB)の共通点

まずは、3つの国際ブランドに共通していることを紹介しましょう。
年会費無料
ベーシックカードには年会費がかかりません。
最近のデビットカードは年会費無料の流れになっていて、三菱UFJ銀行デビットカード(Visa)も年会費無料になります。
ポイント還元率1%
楽天銀行デビットカードを100円利用すると、1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まります。
還元率は1%で、これはデビットカードの中でも高還元率です。
貯まったポイントは1ポイント「1ポイント=1円」のレートで、デビットカードの支払いにも利用できます。
タッチ決済に対応

楽天銀行デビットカードは、名称こそ異なるものの全ての国際ブランドでタッチ決済に対応しています。
タッチするだけでお支払いが完了し、スムーズです。
楽天でお得
どの楽天銀行デビットカードも、楽天のサービスで利用するとお得です。
毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日は、楽天市場の商品を楽天銀行デビットカードで購入するだけでポイントが5倍になります。
1,000円もらえるキャンペーン実施中

2020年6月30日までの期間中、新規入会の上でキャンペーンにエントリーして、期間中に合計5,000円以上利用すると、現金1,000円がもれなくもらえます。
対象カードは、以下の4枚です。
・ 楽天銀行デビットカード(JCB)
・ 楽天銀行デビットカード(Mastercard)
・ 楽天銀行ベーシックデビットカード(Visa)
ただし、対象となるデビットカードから他の種類の対象となるデビットカードへ切替した場合、キャンペーン対象外です。
また、国内外のATMを使った現金の引き出しは、合計金額にカウントされません。
楽天銀行デビットカード(Visa・Mastercard・JCB)の違いを徹底比較
ここからは、3つの国際ブランドの違いを徹底比較しましょう。
Visaには上位カードがある

Visaにのみ、ベーシックカードの上位カードがあります。
ゴールドカード・シルバーカードで、その違いは以下の通りです。

名前はVisaゴールド優待特典ですが、シルバーカードも対象で、主に以下のような特典があります。
・ 空港宅配が1個500円
・ 海外Wi-Fiレンタルが40%オフ
・ レンタカーが15%オフ
JCBのみ楽天ペイへの登録が不可能
楽天が提供するスマホ決済「楽天ペイ」では、利用金額の引き落とし方法としてデビットカードも選択できます。
相乗効果で、一気にポイントを貯めたいものです。
ただし、登録可能な楽天デビットカードの国際ブランドはVisa・Mastercardのみで、JCBは登録できません。
Mastercardは50円もらえるキャンペーンも

1,000円もらえるキャンペーンとは別に、Mastercardブランドでは50円もらえるキャンペーンも行っています。
2020年6月10日までに、口座開設と同時に楽天銀行デビットカード(Mastercard)を申し込んで発行すると、50円がプレゼントされます。
50円という金額はともかく、別途キャンペーンが行われているのは魅力的です。
JCBのみカードデザインが2種類

JCBのみ、通常デザインに加えて「お買いものパンダデザイン」があります。
シンプルなデザインの楽天銀行デビットカードにあって、かわいさを求めるならJCB一択です。
デザインは異なっても、もちろん機能は変わりありません。
JCBのみ「ANA JCB プリペイドカード」へのチャージで二重取り可能

「ANA JCB プリペイドカード」は、利用金額の0.5%分のマイルかキャッシュバックを受けられるカードです。
ANA JCB プリペイドカードに楽天銀行デビットカードからチャージして、楽天スーパーポイントを獲得できればポイント二重取りとなります。
楽天スーパーポイントはANAマイルに移行可能なので、ANAマイラーに人気のプリカです。
ただし、現在のところ二重取りが可能な楽天銀行デビットカードは、JCBブランドしかありません。
もっとも、公式には「電子マネー・プリペイドカードへのチャージでポイントが付かない」となっているので、この状態がいつまで続くかは分かりません。
JCBは現地通貨引き出しの利便性に劣る

3つの国際ブランドとも、海外ATMを使った現地通貨引き出しが可能です。
ただし、Visa・Mastercardと比較して、対応ATMがさほど多くないJCBの利便性は若干劣ります。
JCBブランドは、「JCBマーク」が付いた海外ATMしか利用できません。
2019年12月22日以前に発行されたJCBブランドには、Mastercardブランドの「Cirrus」マーク付きのカードが発行されていました。
これでしたら、Cirrusマークが付いている海外ATMでも利用可能ですが、現在発行のJCBブランドにはCirrusマークが付いていません。
国際ブランドごとに基準レートが異なる
海外でショッピングや現地通貨引き出しをした際、それがいくらの日本円として引き落とされるかは、それぞれの国際ブランドの基準レートによって異なります。
参考までに、2020年5月11日現在のレートで100米ドルを利用した際の日本円は、以下のようになります。
・ Mastercard:1万772円
・ JCB:1万705円
VisaとMastercardでは、1%程度のレートの違いがあります。
ただし、基準レートは日によって異なり、どの国際ブランドが最も優遇レートかも同じではありません。
Mastercardが最もレートが良く、次いでJCB、Visaの順とも言われています。
バリエーション豊富なVisa・海外で使いたいMastercard・ポイント重視のJCB
今回は、3つの国際ブランドを擁する楽天銀行デビットカードを紹介し、徹底比較しました。
基本スペックは変わらず、デビットカードの中では高スペックなので、デビットカードの中では有力候補なのは間違いありません。
ただし、3つの国際ブランドで微妙な違いがあることも分かりました。
ゴールドやシルバーなど上位カードが欲しい人は、Visa一択です。
JCBは、プリカを絡めてより高還元を狙いたい人に良いでしょう。
新登場のMastercardにはこれといった特徴がありませんが、海外では使いやすいです。(執筆者:角野 達仁)
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