子育てしていて予想外だったのが、子どものズボンがすぐ破れてしまうことです。
筆者の子どもはもうすぐ3歳の男の子です。
新しいズボンを下ろすと1か月もしないうちに膝に穴が開いてしまいます。
最短記録は即日でした。
新しいズボンをはかせたその日に転んで膝が破れました。
小さな穴ならよいだろうと思って放っておくと子どもがズボンの穴をいじって広げてしまい、どんどんと大きくなってしまいます。
周りのママ友に話しを聞くと、男の子のママは「あるある!ズボンの膝はすぐに破れちゃう」と言ってくれるのでわが家だけではないようです。
わが家では子ども服はプチプラでそろえているので、ズボンは600円から1,000円程度です。
決して高いものではないとはいえ、穴が開くたびに買い替えていては被服費が掛かりすぎてしまいます。
反対に、子どものズボンの穴をふさげばかなりの節約になるわけです。
ここでは、筆者が実践したことのあるズボンの補修テクを紹介します。
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目次
ズボンを補修するとどのくらいの節約になるのか
そもそも子どものズボンを補修することでどのくらいの節約になるのかを計算してみます。
わが家の場合には、洗濯などを考えると最低4本はズボンが必要です。
平均にはなりますが、だいたい月に2本は膝が破れます。
補修をしないと、月に2本はズボンを買い替えることになるということです。
ズボン1本が800円として、補修しないと月に1,600円の被服費が発生します。
一方で、この記事で紹介する補修テクニックを使えば、補修に掛かる費用はすべて100円以下です。
つまり補修をすることで毎月1,500円の節約になるというわけです。
そう思うと、少し手間をかけても補修する価値があると思いませんか。
補修テク1:ワッペン
穴が開いた洋服の補修の定番といえるのがワッペンです。
特にデニム風のズボンが破れた際にはワッペン補修がおすすめです。
ダイソーやセリアなどの大手100円ショップでデニム生地の膝用ワッペンが売られているからです。
はじめからアイロン接着生地になっているので非常に便利です。
膝にワッペンを置いてあて布をしたらアイロンでしっかり押し付けるだけです。
しかも、ワッペンは2枚組で販売されています。
たとえ穴が片膝だけだとしても両方の膝にワッペンをつけると、まるでもともとのデザインであるかのように見えると評判でした。
裁縫が得意なママであれば、既製品のワッペンだけではなく、好きな布で穴をふさいでもかわいいと思います。
補修テク2:裏からあて布
ワッペンを堂々とつけるのは「いくら子どものズボンとは言えダサい…」というママにおすすめするのが、この裏からあて布を貼り付けるテクニックです。
ズボンをひっくり返して裏地にアイロン接着生地を貼り付けるだけです。
補修テク1のワッペンと違って表にワッペンが出ないので、ズボンの見た目は変わりません。
アイロン接着用のボンドや両面アイロン接着芯があれば普通の布でもあて布になります。
穴が大きくなってからよりも、小さな穴が開いてしまった、もしくは膝の部分が薄くなってきて穴が開きそうだというタイミングで行うのが効果的です。
補修テク3:ダーニング
ダーニングとは刺繍の一種です。
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テレビや雑誌などで取り上げられて、ある時期に話題になりました。
ダーニングはアイロンワッペンと違って少し手間が掛かりますが、ワッペンやアイロン接着芯が必要ないので補修に掛かる単価自体は最も安くて済みます。
ニットではなくズボン生地にダーニングをほどこすなら、専用糸ではなく100円ショップで売られている刺繍糸で十分でした。
また、無地のズボンにカラフルな糸でダーニングをほどこすとでアクセントになって穴の補修とは思えないほどかわいく仕上がります。
裁縫初心者でもコツさえつかめば簡単にできるので、動画やサイトを見ながら挑戦してみてはいかがでしょうか。
ズボンを補修するひと手間で月に1,500円の節約
子どものズボンが破れるごとに買い替えるのではなく補修すると、年間約1万8,000円もの節約効果を得られます。
子ども服はプチプラのものが多いのですが、こうして計算してみるとかなりの額です。
ただし、今回紹介したテクニックはジャージ素材やアイロン掛けできない素材の服には不向きですのでご注意ください。
ひと手間かけて被服費節約にトライしてみましょう。(執筆者:金子 ゆかり)