メルカリでは購入前に「サイズ感を教えてください」と質問されるケースは多いです。
安易に自分が着用したときのサイズ感を答えてしまうと、後に悪い評価へとつながるトラブルに発展する危険性があります。
とは言え、実際に着ていた中古品なら「わかりません」と答えるわけにはいきません。
では一体どう回答すればトラブルを避けられるのでしょうか。
メルカリ取引実績500件オーバーの筆者の経験をもとに、売上減につなげないうまい対処法をご紹介しますので、質問を受けた際の参考にしてください。

目次
安易に回答はNG
サイズは「S」「M」などあらかじめ決まった回答があり、出品時に設定するので質問されるケースはありません。
しかし「サイズ感」はSやMなどのサイズとは違い、着たときにタイトに感じるか、オーバーサイズに感じるかなど、着た人の感じ方が主軸となるものです。
当然、身長や体重、体形によって感じ方は変わるため、自分が感じたサイズ感と、購入者が着たときのサイズ感には差が出ます。
最悪の場合は「思ったよりも小さかった」などの理由で悪い評価をつけられる可能性があります。
実際、筆者の知り合いはサイズ感による悪い評価をつけられた経験があるので見逃せないトラブルです。
ではどのように対処をすれば悪い評価を避けられるのか、筆者の経験をもとにウマイ対処法を紹介します。
1. 「サイズ感」は個人差があるからと答えない
最適な方法は「サイズ感は個人差があるから」との理由で回答しないというものです。
たとえ同じ体重・身長の相手だったとしても、肩幅や腕周りのサイズは違うので、トップスのサイズ感は違います。
パンツやスカートも、ウエストやヒップのサイズに差があるので一概には言えません。
わざわざ自分の身長や体重以外のサイズを測るのは非常に手間です。
かと言って自分のサイズ感を伝えるのはクレームにつながる可能性があるので、「体形によって着心地は変わり、個人差がありますのでお答えできません」と返答するのがベスト。
「あくまで私の場合ですが」とサイズ感を伝えてしまうと、「私の場合は」と伝えたのを無視して、「聞いていたサイズ感と違います」と言われるかもしれません。
サイズ感を答えなければこのようなトラブルは起きないので、最適な方法と言えるのです。
2. 公式サイトのサイズ表を載せておく
ウエストや着丈など細かいサイズは、公式サイトのサイズ表に記載してある場合もあります。
細かいサイズがわかれば、購入者は自分の体形と比較できるので、出品者のサイズ感よりも正確にサイズ感を調べられるはずです。
出品するアイテムの公式サイトにサイズ表があれば、商品画像の最後に入れておいてください。
そのうえで、
と商品説明に記載しておけば、サイズ感に関する質問・トラブルは避けられるので参考にしてください。

3. サイズ感が気になる人には購入を控えてもらう
まれに「サイズ感はお答えしかねます」と答えても、「出品者のサイズ感で良いので教えて欲しい」と引き下がってくれない人もいます。
このような場合、仕方なく自分のサイズ感を答えるのは、やはり悪い評価をつけられる可能性があるので控えるべきです。
悪い評価は1度でもついてしまうと、出品した商品が売れにくくなる原因になります。
素早く商品を売り切り、売上金獲得につなげるにはできる限り悪い評価を避けるよう対処をしなければなりません。
では、どう対処すれば良いのか。
無難な返答は
です。
これでは売れないと思うかもしれません。
しかし今すぐ売って悪い評価がずっとついたままになるよりは、サイズ感を気にしない人に買ってもらうまで待つほうがダメージは少なくなります。
値下げをしたり、再出品をしたりと、早く売るテコ入れはありますから、しつこく聞いてくる人に売らなければ今すぐ売れないわけではありません。
メルカリでのお小遣い稼ぎを継続していきたいなら、目先の利益ではなく長期的にメリットがある方法を選ぶようにしてください。
4. 自分で採寸するのも避けたほうが良い
サイズ感を教えてもらえないとわかると、今度はメジャーなどで採寸したデータを教えて欲しいと交渉してくる人もいますが、これもできれば避けるべきです。
たとえば着丈を採寸するとき、ウエストのゴムの上部からなのか、それともゴムの部分を除いた部分から測るのか迷いませんか。
出品者はゴムの上部と思って採寸したのに、購入者はゴムの部分を省くと考えていたとしたら、着丈の長さに差が出るため、クレームにつながる可能性が生まれてしまいます。
その道のプロであれば、正しい採寸方法を知っているかもしれませんが、素人の採寸は誤差が出たり人によってサイズに差が出たりするので、安易に測らないほうが無難です。
サイズ感はざっくりで許されるわけではない
サイズ感はあくまでも「出品者が着たときの感じ方」なので正確な答えはありません。
しかしだからと言って、ざっくりとした答えで許されるかと言えばそうではないのです。
正しい答えはなくても、購入者のイメージとは違う着心地の商品が届けば、悪い評価をつけられる可能性はあります。
悪い評価からの売上金ダウンを防ぐには、サイズ感に関する質問は答えないなど、トラブルを防ぐためにできる対策は全て実行しておくのが鍵です。(執筆者:メルカリ取引500回以上 石神 里恵)