ネットショッピングやキャッシュレス決済でお買い物が気楽にできるようになった今、知らず知らずのうちにお金を使いすぎてしまって請求額の多さに驚くことがあります。
お金を使いすぎている自覚はあるけど、自分で意識しているだけではなかなか改善できない…という人にオススメな4つの方法をご紹介します。
目次
1. クレジットカードはデビットカードに
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お金を使いすぎてしまう原因の1つに、クレジットカードでのお買い物があります。
特にネットショッピングではクレジットカードを登録するとクリック1つで決済が完了するため、お金を使っている意識がなく、つい使いすぎてしまいます。
また、クレジットカードは請求が来るまで1~2ヶ月のタイムラグがあるため、今月いくら使ったかの把握もしづらいです。
そこで、クレジットカードの便利さを残しつつ消費感覚を持つために、デビットカードを使うのがオススメです。
デビットカードとは、クレジットカードと同様に店舗やネットショッピングで決済に使えるカードで、支払いが後払いではなく即時払いとなるものです。
決済と同時に、紐付けられた銀行口座からその金額が引き落とされます。
使った分だけ即座に口座残高からお金が減るので、お金を使った感覚をきちんと持つ事ができ、月々の出費の管理もしやすくなります。
あるいはクレジットカードで限度額を低く設定するのも手ですが、大人数の飲み会の会計や旅行代金の支払いなど、ふとした時に限度額がネックになる事もあるので実際にはオススメできません。
カードが増えてしまうのが嫌ではなければデビットカードを作って、普段はデビットカードを使うようにすると浪費の抑制に効果的です。
2. キャッシュレス決済は用途別・前払い式がオススメ
最近ではPayPayや交通系ICカードなど、クレジットカード以外にもさまざまなキャッシュレス決済サービスがあります。
ポイント還元のために多くのキャッシュレス決済を使っていると、どれでいくら使ったのか把握しづらくなるので、1~2個に絞ると良いかもしれません。
支払い方式は
・ クレジットカードのような後払い方式
・ デビットカードのような即時払い
・ 交通系ICカードで見られる前払い方式
の3つがあります。
このうち最も浪費抑止になってお金の管理がしやすいのは、前払い方式です。
前払い方式だと決まった金額の中でやりくりする事になるので、自然と無駄な買い物をしなくなります。
例えばICカードに2万円チャージして、今月のスーパーの買い物はここからだけ支払う、などと用途を決めてしまえば支出管理も楽になります。
オートチャージを設定しているとこの方法の効果はなくなるのでご注意ください。
3. スマホに課金制限を付ける
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スマホでのショッピングやアプリ内課金をよくやってしまう、という場合はスマホ自体に課金制限を付けるのが効果的です。
iPhoneのTouch IDを設定していると指紋認証だけですぐ決済されてしまうので、浪費しやすくなってしまいます。
あえてTouch IDでの決済はオフにして、決済する際は毎回入力するようにすれば不用意な支出をしにくくなります。
また、iPhoneではアプリ内の課金を制限する機能もあります。
「設定」の機能制限画面から「App内課金」のスイッチをオフにする事で、アプリ内で課金しようとすると「購入は許可されていません」と表示されて決済できなくなります。
どうしても課金が必要な場合はこの設定を解除することになるため、そのワンステップを挟む事で浪費の抑止力になります。
4. 家族などにお金の管理を任せる
自分ではどうしても浪費を止められないという場合は最終手段として、他の人にお金の管理を任せてみるという手があります。
いわゆるお小遣い制です。
奥さんや旦那さんでなくても、母親や信頼のおける友人でも大丈夫です。
決まった金額だけ渡してもらってその金額内でやりくりしたり、クレジットカードの請求額をチェックしてもらいます。
お金のやりくりは慣れてしまえば苦労しないので、期間限定でも他人に協力してもらってやりくりの感覚を付けるのも良いかもしれません。
最近では支払いの方法が多様化してきていますが、現金でお買い物をするより消費している感覚が少ないため、お金の管理がしづらくなっています。
支出の多さに悩んでいるという方は、お金と上手につきあっていくためにぜひご紹介した方法を試してみてください。(執筆者:島村 妃奈)