鶏ハムは節約料理の最高峰です。
作り方を紹介しているサイトや本も多くあります。
それでも
・ 作るのに手間がかかりそう
・ 結局どうやって食べたらいいかわからない
なんて思っていませんか。
ここでは管理栄養士の筆者が鶏ハムのコスパがよい理由、鶏ハムの作り方、鶏ハムのアレンジ法をお伝えします。
この記事を読むと料理のレパートリーを広げつつも節約できるようになります。

目次
鶏ハムがコスパがよい理由
鶏ハムを作るために必要な材料はたった3つです。
・ 塩
・ 砂糖
鶏ムネ肉はあなたもご存じのとおり節約食材界のトップランナーです。
ほかの肉と比べてもダントツの安さだということがわかります。
鶏モモ肉:135円/100g
豚モモ肉:191円/100g
牛モモ肉:302円/100g
さらにパフォーマンスのよさが表れるのが栄養価です。
鶏ムネ肉は低脂質高タンパクな食材として知られいます。
ほかの肉と比べてもその差は歴然です。
鶏モモ肉:タンパク質16.6g 脂質14.2g
豚モモ肉:タンパク質20.5g 脂質10.2g
牛モモ肉:タンパク質19.5g 脂質13.3g
参照:食品データベース
このことから鶏ムネ肉はほかの肉と比べて圧倒的に安いにもかかわらず、効率的に栄養をとるのに適した食材、高コスパ食材といえます。
そしてほぼ鶏ムネ肉だけでできる鶏ハムはコスパのよい料理ということになるのです。
鶏ハムの作り方
それでは具体的な鶏ハムの作り方をお伝えします。
調理時間は1日と30分かかりますが、手間はかかりません。
基本的に放っておくだけでできてしまいます。
今回は鶏ハム2本分の作り方を紹介します。
2本も3本も手間はたいして変わりませんので、家族の人数に合わせて作ってみてください。
鶏ムネ肉:2枚
塩:小さじ1
砂糖:小さじ1
作り方
1. 鶏ムネ肉をポリ袋に入れる。もちろん保存用袋でもいいでしょう。
2. ※耐熱のものを使ってください。(今回はアイラップを使用しています)
3. ポリ袋の中に塩と砂糖をくわえる

4. 袋の中の空気を抜き、口をゆるくねじり、鶏ムネ肉全体に調味料がなじむようにもむ

5. ポリ袋の口をしっかり結び冷蔵庫で一晩休ませる
6. お湯を沸かす。
7. 調理台の上にラップを大きめに広げる。
8. 冷蔵庫から出した鶏ムネ肉を1枚ラップの上に広げる。
この時、厚みの薄い方を手前におく。

9. ラップを持ち上げながら肉を巻く
10. ラップの両端をくるくるとねじり、両端を結ぶ

11. もう1枚の鶏ムネ肉も同じようにラップで巻く
12. ラップで巻いた鶏ムネ肉を新しいポリ袋に入れる

13. 鶏ムネ肉を指で押してみて生の状態の弾力を確認する
14. 鶏ムネ肉をポリ袋ごと炊飯器に入れる
15. 炊飯器にお湯をはる

16. 炊飯器のフタをして保温モードにセットする
17. 30分たったら鶏ムネ肉の位置を変え、肉どうしが接していた部分がお湯に触れるようにする
18. さらに15分たったら炊飯器から鶏ムネ肉を取り出す

19. 指で押してみて生の時とは違う弾力を感じればできあがり
20. 指で押してみてクニャッと柔らかさを感じたら、炊飯器にもどし5分ごとに様子を見る
21. あら熱がとれたらラップをはずし、適当に切る
鶏ハムのアレンジ法
鶏ハムはしっとりプリプリで、そのまま食べてもサンドイッチにはさんでもおいしく食べられます。
さらに使い回しができて便利な料理でもあるのです。
筆者おすすめのアレンジ方法を紹介します。
【アレンジ1】ドレッシーな前菜

テリーヌやパテを用意するより手軽です。
【アレンジ2】ラーメンのトッピング

焼き豚やチャーシューよりお得です。
【アレンジ3】鶏ハムおにぎり

スパムよりも安上がりです。
鶏ハムをレパートリーにくわえて食費を節約しよう
鶏ハムの材料である鶏ムネ肉が価格も栄養価も抜群によく、鶏ハムを作るのには手間がかからず、使い回し範囲が広いということをお伝えしました。
レパートリーに鶏ハムをくわえて食費を節約しましょう。(執筆者:栄養士・管理栄養士 小原 水月)