6月半ばよりやっと学校再開となりましたが、あっという間に夏休みが近づいています。
休校の影響による授業時間確保のため、自治体や学校により、夏休みの期間はバラバラです。
あまりにも、いろんなことがバラバラなので、保護者は戸惑いを隠せません。
そのため、今年は例年以上に子どもの学習につき不安を感じているご家庭も多いと予想します。
そして同時に迫るのが経済的不安です。
そんな不安の声に応え、無料教材を公開してくれる通信教材があります。
今回は、Z会・ベネッセの無料教材をご紹介します。
夏休みならではの講座もありますので、参考にしてください。
目次
Z会小学生
Z会は、新型コロナウイルスの影響で、「外に出かけて体験を積む」機会が減りがちな分、自宅での体験を増やす取り組みを発表しました。
利用期間:7月10日(金)~公開期限未定
「けいけんがくしゅう」体験教材提供サービスです。
小学校1年生・2年生向けに発表されていますが、中身を見ると3年生以上でも十分楽しく取り組み学びになる内容です。
Z会「けいけんがくしゅう」の3つのメリット
2. 子どもが自分で読んで一緒に取り組める
3. 大人も子どもも楽しい
小学生向けにもかかわらず、大人が見ても「やってみたい」と思える内容です。
また、楽しいだけでなく、学びやその後の興味にしっかりとつながる工夫がされています。
内容を一部ご紹介します。
1年生:ふしぎな すみながし
水の性質を利用して、いろんな楽しい「けいけんがくしゅう」につなげます。
子どもは水が大好きなので、どの子もきっと夢中になることでしょう。
水玉観察から、水と墨汁を使っての工作に移ります。
最後には作品が完成するので、達成感が味わえるのもメリットです。
理科と図画工作が一緒になったような教材で、親子で一緒に取り組めば、半日は十分楽しめます。
さらに、保護者への注意点も細かく書かれているので、先に読んでおくとうまく進められます。
参照:Z会
2年生:かんたん とうふ作り
内容としては、大豆からできている食べ物を知り、とうふを作ります。
3年生以上も十分楽しめますし、学年が上がると学びの深度も深まるので、小学生であれば学年を問わずおすすめです。
大人でも驚きと興味がわいてきます。
作った後、食べられる楽しみがあるので、「調理実習」に似た感覚を味わえます。
とうふ作りをきっかけに、食材や料理への関心が広がるような設定です。
「今日はとうふ作りをしたから、明日はおみそ汁を作ろうか」といった声もかけやすく、夏休みに新しい興味の扉が開くかもしれません。
ベネッセ「進研ゼミ」の「漢字・計算ドリル」
進研ゼミは、小学校全学年の「漢字・計算ドリル」を無償提供しています。

サイトを進むと「コンテンツのご利用には、会員番号とパスワードが必要です」と書かれていますが、そのまま進めます。
進研ゼミ無償提供教材の3つのメリット
2. 月ごとに分かれており、進むのが楽しい
3. プリント1枚の量が各学年最適で取り組みやすい
さすがは長年の実績を誇る進研ゼミです。
特に、漢字の教科書対応は、自宅で教科書を見ながら復習できるところが素晴らしいと感じました。
うまく進めば、2学期に向けた予習も可能です。

こちらの無償教材で、お子さんのやる気がアップしたら、進研ゼミが合っているというサインです。
本講座の申し込みを検討しても良いかもしれません。
ベネッセ「進研ゼミ」の「春の総復習ドリル」
今年は3月に新型コロナウイルスに関連する休校措置があり、3月分の学習を終えられないまま各学年が終了しました。
そこで、3学期の学習への不安に応えるべく、進研ゼミでは「3学期の総復習」のPDF版を無償提供しています。

2学期以降、遅れずに授業に取り組むためにも、こうした無償教材で総復習できれば安心です。
春に取り組めなかったお子さんも、夏休みを利用してやってみることをおすすめします。
良質な通信教材に無料で触れられるチャンス
日本を代表する通信教材2社が、大胆に提供する無償教材をご紹介しました。
今までは「お試し1回分」などしかなかった、こうした良質な通信教材に、大量に触れるチャンスです。
各社の教材を解き、興味がわいたら資料請求するのも良いです。
新型コロナウイルスの影響で遅れてしまった分を、楽しく取り戻すために、ぜひご活用ください。(執筆者:安藤 環)