子どもの教育費や自分たちの老後が心配で、貯金を頑張っている人は少なくないことでしょう。
心配性だという人には、いざという時に備えてしっかりと貯金をしている人が多いです。
一見するとお金が貯まりやすいように思われますが、心配性が原因で貯金を増やせないというケースもあります。
今回は、心配性の人が陥る傾向にある「貯金を増やせない3つの原因」をタイプ別に紹介します。
目次
なくなったらどうしようという不安感「生活費びんぼう」

必要なものを必要な分だけ購入することで、ムダな支出を抑えられます。
しかし、心配性の人は「買った分がなくなったらどうしよう…」という不安から必要以上に購入してしまう傾向にあります。
たとえば、1つ購入すればよい洗剤も、「次にいつ買い物に来るかわからないから」と2~3個多めに買ってしまったりります。
こうした買い置きは使わずに忘れてしまうことが多く、結果的にはムダな出費になってしまいます。
バーゲンやスーパーのセール品にも要注意
バーゲンやスーパーでセール品や特売品を見かけることはよくあります。
心配性の人は、
「次は高くなっているかも…」
といった理由で、いま買う必要のないものでも購入してしまうことがあります。
安い値段で買えるのはもちろんお得ですが、買う予定ではなかったものや必要ないものを購入するのはただのムダ買いです。
人間関係のもつれが不安「交際費びんぼう」
会社の上司・同僚、学生時代の友人など、人付き合いのよいことは豊かな人生を送るためにも大切なことです。
ただし、交際費のかけすぎは禁物です。
自分の収入から余剰金を使って無理のない範囲に交際費を抑える必要があります。
しかし、
「仕事に支障がでたら…」
といった不安から、金銭的に厳しい状況でも断らない人は多いです。
誘いをたった1度断ったからといって人間関係に支障をきたすことはありません。
もしも関係が悪化してしまうようなら、それまでの関係だと割り切ることも大切です。
いざという時に備えたい「保険びんぼう」

病気や怪我など、いざという時のために入っておくと安心なのが保険です。
不安を解消して日々安心して過ごせるように何かしらの保険に加入している人は多いと思います。
心配性の人は、あらゆるケースの不安を解消したい気持ちから、いろいろな保険に加入してしまうことがあります。
備えることは必要ですが、保険料が膨らんでしまっては本末転倒です。
貯金を増やせないどころか生活に困窮します。
保険はあくまでも備えです。
生活をしていくこと、そしてある程度の貯金を確保することが優先です。
必要なものだけに絞って、収入に無理のない範囲の保険料に抑えるようにしましょう。
コツコツ貯金をしていても、ムダな買い物をしてしまっては意味がありません。
心配性でなかなかお金が貯まらないと悩んでいる人は、買い置き・交際費・保険を見直してみてはいかがでしょうか。(執筆者:三木 千奈)