夏休み真っただ中、Go Toキャンペーンを用いた旅行を始め、久々の帰省などを計画している人も多いと思います。
しかし、コロナ禍はまだまだ続いており、大勢の人が密閉空間で利用する公共交通機関で移動するのは避けなければなりません。
政府からは帰省自粛の呼びかけがあるので、なるべく控えたいとは思っても、どうしても今年行かないといけない方たちもいます。
そのような中で、車で移動という選択をする人が増えているようです。
そこで、今回は毎年家族5人で長期休暇で関西 → 九州の帰省を車で往復している筆者が必ず準備していることを紹介していきます。
ちょっとしたコツを知っておくだけで、長距離の車移動が快適かつ低コストになります。
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目次
1. 多めの炭水化物を準備して無駄遣い防止
高速道路のSAやPAにはレストランがついているところが多く、売店などもあるので「食べ物は特に準備しなくても大丈夫」だと思っていませんか。
しかし、SAやPAで買う食べ物の多くは定価、もしくはそれ以上の価格です。
もちろん、その土地でしか食べられない物なども売られており、食事で旅情を感じるといったこともあると思いますが、食事のすべてをSA、PAで賄おうとすると結構な金額が飛んでいきます。
おにぎりやパンなど主食になるものだけでも持参しておくと節約にもなり、渋滞などで運転中に空腹になった場合にも便利です。
わが家では帰省の際に、朝昼晩家族5人分のおにぎり(お米5合分)とスティックパンなどの日持ちする炭水化物を持っていきます。
暑い時期には衛生面が気になるかと思いますが、前日の夜にラップ越しに握って、冷蔵庫でしっかりと冷やして置き、保冷剤や保冷バッグを用いれば大丈夫です。
SA、PAには電子レンジを置いてあるところも多いので、おにぎりを温めてご当地メニューのおかずをちょっと買えば、十分に楽しいお昼ご飯になります。
2. スマホの通信制限を確認:3GB以下ならその月だけプラン変更
自宅にWi-Fi環境があってスマホの通信制限を最小にしている人は多いと思いますが、車で長距離の移動ともなるとナビを始め、周辺施設の検索や渋滞情報の確認など思った以上にデータ通信量が必要です。
携帯会社のプランによっては、通信制限がかかると超えた分だけ勝手に料金を上乗せされます。
上乗せされるデータ通信量の料金は、最初に設定する場合に比べて割高です。
たとえば、ワイモバイルの場合、
・ 事前にデータ増量オプションを申し込んでおくと、月額500円で3GBのデータ通信量を増やせる
・ あらかじめ設定していた通信制限を超えて上乗せされる際には、500MBにつき500円かかる
通信制限にびくびくしながらデータ通信量を節約するよりも、「今月だけ」と割り切ってあらかじめデータ通信量を増やしておいた方が快適に旅行を楽しめて、却って節約にもなります。
3. アプリやサブスクはオフラインで活用
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動画を見せたり、アプリで遊ばせたり、と移動中の子供の暇つぶしにもってこいなのがタブレットやスマホです。
しかし、前述のように移動中の利用の場合にはデータ通信量を考慮しなければなりません。
どんなに楽しんでやっていても、途中でやめさせられると不機嫌になるのが子供です。
・ オフラインでも遊べるアプリをダウンロードしておく
などの準備をして通信量を気にしなくても済むようにしましょう。
なお、子供をタブレットやスマホで遊ばせるのに抵抗がある場合には、100均でシールブックやおもちゃなどを買いためておくのもOKです。
SA・PAにもシールブックやおもちゃはありますが、定価で500円以上しますので購入はなるべく避けたいところです。
4. 高速道路のガソリンは高い:乗る前に下道でガソリン満タンに
高速道路の途中にもGSはありますが、ガソリンの価格が1ℓ = 10~20円ほど下道よりも高いです。
なるべく高速の入口に近いGSで満タンにしてから、高速に乗るようにしましょう。
なお、タイヤの空気圧が低いと燃費が悪くなり、事故に繋がる恐れもありますので、ガソリンを入れるのと同時にタイヤの空気圧もチェックしてもらいましょう。
節約のコツは「SA・PAを使わない」&「スマホの通信量」
長距離の車移動で節約するコツは「いかにSA・PAを使わないか」と「スマホの通信量」の2点に尽きます。
事前の準備次第で移動にかかるお金がかなり違ってきますので、出発前に実践してみてください。(執筆者:3人の子を育てる主婦ライター 岩崎 はるか)