貯金を全くした事がないという方はいらっしゃらないかもしれません。
何かの目標に向けた貯金を新たに始める事は度々あるのではないでしょうか。
しかし、
「最初しかモチベーションが続かない」
「あれこれ考えるのが面倒になってしまう」
といった事から、貯金がうまくいかない事も多々あります。
今回の記事では、そんな問題に対処するために、貯金を始める時に筆者が実際に行っている3つのステップをご紹介します。
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目次
目標金額と期間を決め、月々の貯金額を割り出す
「月の目標が達成できなくて辞めてしまう」問題の対応として、最初に今回始める貯金の目的と、目標金額をしっかり定めます。
この時、目標金額と貯金期間が現実的な設定である事が最重要です。
目的が定まっていれば自ずと必要な金額が算出されるので、その金額を貯金期間(月数)で割って、月にいくら貯めれば達成できるのかを確認します。
ただし突発的な出費にも対応できるよう、筆者の場合は目標より2か月早く貯まる計算として
ようにしています。
貯金期間ギリギリで割ってしまうと、予想外の出費や収入減で月の目標が達成できなかった時に一気にモチベーションが低下してしまうためです。
そういった月が2回くらいはあっても良いように、余裕を持たせています。
また、割り出した金額を眺めてみて、今の収入・支出の状況から考えてあり得ない金額であれば、目標金額や期間を考え直す必要があります。
今の生活スタイルが大きく変わってしまうくらい切り詰めないと達成できないような設定にしてしまうと、目標達成できない月が続き断念します。
その設定に無理があるかどうかの判断は個人の感覚になってしまいますが、筆者の場合は休日に副業をしたり、外食や娯楽を抑えたりする程度で済むことであれば無理はないレベルだと考えています。
この、目標金額と期間を決めて月々の無理のない貯金目標を設定する作業が、当たり前とも言えますが最も大事な最初の一歩になります。
できる限り「頭金」を作る
「最初しかモチベーションが続かない」問題の対応として、逆に最初のモチベーションを利用した「頭金」を作るようにしています。
貯金をするぞ、と決めた時が最もモチベーションが高い状態なので、その時にできる限り多くの貯金を作っておきますく。
具体的には、副業やアルバイトを多く入れたり、食費を切り詰めたり、持ち物を売るなどしてできる限り多くのお金を作ります。
この方法は長くは続かないので1~2か月で十分ですが、最もやる気がある時に月々の目標金額に関わらず多めに貯金しておく事で、その後モチベーションが下がった時にも余裕を持つことができます。
やる気が落ちてきた時に頭金の分を引いた残額を残りの月数で割り直しても良いですし、まだ気持ちに余裕があればもともとの月の目標貯金額を維持しても、どちらでも大丈夫です。
やる気が最初より落ちてしまうのはどうしようもない事なので、最初のやる気を利用して序盤にしっかり貯めておくのがオススメです。
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自動的に貯まる仕組みを整える
最後に「あれこれ考えるのが面倒になってしまう」問題に対しては、何も考えなくてもお金が貯まっていくような仕組みを最初に整えておく事が有効です。
手元に余ったお金を貯めていく方法では貯まりにくいので、最初に貯金用の口座を作って、給料から自動的に一定額が移るように設定します。
また、副業などプラスアルファの収入は全てその貯金用口座を入金先として登録します。
その貯金用口座の通帳やキャッシュカードは信頼できる人に預けたり、簡単には手の届かない所にしまっておくのも良い手です。
節約の方法を考えるのは面倒ですが、例えば食費は平日は500円以内、休日は2,000円以内など使える金額を定めてその中で生活できるようにマイルールを設定していけば、そのうち慣れてきます。
マイルールは「無理がないこと」、「面倒ではないこと」が最重要なので、なるべくほったらかしでできるような設定が肝心です。
最初の仕組みづくりが大切
貯金には最初の仕組みづくりが最も重要です。
貯金をしようと思い立ったその時の行動によって、貯金が成功するかどうかが決まるといっても過言ではありません。
普段の生活パターンを振り返って無理のない計画をよく考え、自分にピッタリな目標設定や仕組みづくりをしてみてください。(執筆者:島村 妃奈)